大切なお孫さんの初節句おめでとうございます。
男の子の健やかな成長を願う大切な行事、おじいちゃんおばあちゃんとして、できる限りのことはしてあげたいと思われるのではないでしょうか。
今回は、私の実家と義実家が実際にしてくれた初節句のお祝い体験談も混ぜて、祖父母からの初節句のお祝いについてお話していきますね。
初節句の男の子へのお祝いを祖父母からする場合
初節句を迎えるにあたって、兜やこいのぼりを準備する役割は、地域によって異なります。
私の実家や義実家が暮らす地域では、男の子の初節句の飾りは、男親の実家から贈られるのが一般的なんですね。
そして、それ以外の飾り(こいのぼり)などは、女親の実家から贈られることになっています。
私は、自分の息子、私の兄弟の息子、主人の兄弟の息子の計3回、端午の初節句を見て来ましたが、3回とも初節句のお祝いはバラバラでした。
私の息子の初節句
両家にとって初めての男の孫だったので、私たち夫婦も、両家の親もみんなが初体験。
☆兜飾り☆
私の意向で、主人が使っていた兜飾りを譲ってもらう
☆こいのぼり☆
住宅事情と片付けの手間から、実母と相談して買わない事に決定。
その代わりに、名前旗(1万円程度)を購入してもらう。
初節句のお祝いには、両家揃って、我が家で食事会を開きました。
お節句の飾りとは別に、お祝い金として両家から5万円づつ頂きました。
お節句のお飾りを贈る場合には、お祝い金はいらないとよく聞きますが・・・我が家の場合、五月人形などお節句のお飾りに費用がかからなかったため、現金でお祝いを包んでくれたそうです。
長女のときは、立派な雛人形(15万円程度)など購入してもらったので、お祝い金はなかったのですが、正直言うと、現金でのお祝いは、とても嬉しいです。
私の兄弟の息子の初節句
私の子供達は、娘も息子もお節句の飾りや人形は、しっかりもらいました。
ただ、1階の押し入れの上段は、お節句の飾りと人形でギュウギュウなんです・・・。
祖父母達がかわいい孫の為と、力を入れてくれたのは嬉しいのですが、収納場所が取られるという事態に。
その体験が活かされたのが、私の兄弟の息子の初節句。
2回目の初節句とあって、うちの息子のとき程の興奮ではないにしろ、お節句の飾りをどうするか、両親は悩んでいました。
が、兄弟夫婦の自宅が狭いことから、飾るにしろ、収納するにしろ、お飾りで場所を取られるのは避けたい・・・ということで、端午のお飾りは収納もコンパクトな小さい兜飾りのみを購入しました。
後日、初節句の食事会で、祖父母からのお祝い金として5万円を包んでいましたよ。
私達家族は、贈り物はなく、一万円をお祝い金として包みました。
主人の兄弟の初節句
義理兄弟の息子の初節句は、両家とも兜や鯉のぼりなどの節句用品は購入せず、現金をお祝いとして贈ったそうです。
義実家は10万円包みましたが、義兄弟の妻実家がいくら包んだのかは分からずですが・・。
義兄弟夫婦と意見がなかなか揃わず、自分たちで好きなお飾りを購入しなさいと伝えたそうです。
同じ祖父母でも、孫によって対応に差がありますよね。
一般的には、お飾りを贈るのは旦那の実家、妻の実家とか・・・
一般的なお祝いの金額は~とか・・・
色々意見はあると思いますが、娘さんまたは息子さん夫婦にとって、都合のいい選択肢を選ぶと、喜ばれる初節句のお祝いを贈ることができるんじゃないかなと思います。
初節句の男の子へのお祝い金額
お節句のお飾りを息子(娘)夫婦で購入する場合
- お節句の人形の平均的な金額(3万円~5万円)をお祝い金として贈る
- ある程度、高額なものでも買えるように10万円程度を包む
- 先にお飾りを決めてもらい、購入金額を両家で折半
などの方法があります。
初節句のお祝いに出向かれ食事をご一緒される場合
お節句人形を贈る場合、金銭でのお祝いは必要ないとよく言われます。
けれど、なるべく息子(娘)夫婦の負担を減らしてあげたい場合、初節句の仕出し膳を取ったり、外でお食事の場を設けたりするようなら、食事会の実費に見合う額をお祝いとして包んであげれば、お子さん夫婦の負担を減らせます。
お昼の食事会なら1万円~2万円程度だと充分な金額です。
お孫さんへの投資として
お孫さんになにか必要な時に使えるように、また気楽な気持ちでお孫さんに何か買ってあげてという気持ちで、お祝い金を贈るのも一つです。
1万円位だと、お洋服やおもちゃなどが充分に買える金額です。
相手の実家で初節句のお祝いを購入する場合
節句の慣習とはいえ、お相手のご実家にだけ大きい負担をかけさせてしまうことが、気にかかる方もいらっしゃるかもしれません。
相手の負担された額と同額程度、用意するというのはなかなか難しいし、お相手のご実家が選ばれた品物を値踏みするようで、はばかられます。
3万円~5万円程度のお祝い金だと、多すぎず、少なすぎず、初節句のお飾りを買える充分な金額といえます。
初節句の後も七五三や入園入学とお祝い事は続いていきますよね。
最初に高額なお祝いのお金を設定してしまうと、後々大変になってしまいます。
お祝いを贈る時期
端午の節句のお飾りは、3月上旬には売り出しが始まります。
また、4月上旬くらいまでには、端午の節句の飾り付けを済ませます。
お節句人形を購入する、もしくは若夫婦が自分達で購入する場合には、遅くとも4月上旬位までには、お祝いを贈ると、初節句の準備が間に合います。
購入場所にもよりますが、端午の節句のお飾りを購入してから、手元に届くまでに日数を要するお店もあります。
また、人気のあるお飾りは早く売り切れてしまうこともあります。
お節句の人形を購入するなら、3月中に行動を起こすと、余裕をもってお飾りを選べますよ。
初節句の男の子のお祝いにプレゼントを贈るなら
お孫さんの初節句に、相手のご両親が節句飾りを購入する、または現金以外で何か初節句の男の子のお祝いとして形に残るものを贈りたいということでしたら、男の子の節句をお祝いするための飾りは他にもたくさんありますよ。
名前旗
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お孫さんの名前を入れた旗飾りです。
デザインも大きさも様々で、家紋を入れられるタイプもあります。棚の上など限られたスペースに置ける大きさのものなら、場所を取らずに済みますよね。
ちなみに我が家の場合は、母方の実家からこの名前旗をもらい、父方から頂いた兜の横に置いてます。
多少場所は取られますが、とても立派な見栄えになりますよ。
兜のサイズに合わせた大きさのものを選ぶと、並べて置けていいですよ。
室内用こいのぼり
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最近の住宅事情などで、大きな鯉のぼりを飾らない家も増えてきています。
代わりに室内に飾れる可愛い鯉のぼりが、たくさんあるんですよ。
武者人形(五月人形)
五月人形として有名なのは、やはり兜や鎧武者ですがその他にも
①武者人形、若大将・子供若大将飾り、童人形など人型(ひとがた)を模したもの
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最近では子供が好きなキャラクターをモチーフにしたものもあります。
また、大きさも様々でコンパクトなものは場所を問わず置けますので、部屋の雰囲気づくりにもよろしいと思います。
我が家の話になりますが、我が家は有名なキャラクターをモチーフにした五月人形を購入してもらいました。
両手に収まるコンパクトなサイズなので、毎年玄関の棚の上に飾って、端午の節句の雰囲気を来客の方にも楽しんでもらっています。
②つるし飾り
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ちりめん細工の布製でできた、こいのぼりや兜、でんでん太鼓、いぬ張子などを模した色とりどりの小物が吊るされた飾りです。
出世、金運、健康などがそれぞれの小物に込められた縁起のいい飾りです。
こちらも大きさは様々で、場所を選ばないコンパクトなものもたくさんあります。
見た目も華やかなので、お部屋のインテリアとしてもステキですよ。
また最近では手作りのキットも販売されているので、手芸がお好きな方でしたら、おじいちゃん、おばあちゃんの想いのこもったステキなプレゼントになると思いますよ。
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我が家には女の子もおりまして、桃の節句の際には主人の実家からつるし雛を頂きました。
雛人形とつるし雛を飾ると、一気にリビングは桃の節句の雰囲気に包まれています。
節句の衣装
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赤ちゃんが脱ぎ着しやすいように袴風のロンパースや、陣羽織等があります。
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デザインや柄はたくさんあり、昔話のキャラクターをイメージした可愛らしいものもあります。
最近は色んな衣装がある写真館で記念撮影をする方が多いですが、もしその予定がないなら、こちらの衣装を用意して、みんなで記念撮影されるのも、思い出が増えていいのではないでしょうか。
贈り物をする際のポイント
- 家の間取りなどによって、置き場所、収納場所は限られます。 置き場所がなく飾れない、収納できずに片付けができないでは意味がなくなってしまいます。
- 飾りの好みも人によって様々です。
- 勝手に決めて贈ってしまうのは、せっかくの気持ちや想いが台無しになってしまう可能性があるので、絶対におすすめできません。
- 喜んで受け取ってもらうため、また末永く愛用してもらうため、お子さんご夫婦の意見をきちんと伺った上で、ご自身の考えを伝え、お互いに納得のいく形を取ると、とても喜んでもらえると思います。
もしも残念ながら、節句に関わる飾りをお子さん夫婦が必要とされない場合は、何か他に欲しいものや希望があるか聞いてみるといいと思います。
形に残るもので欲しいものがないなら、その分をお祝い金として包んで渡すのもひとつではないでしょうか。
あとで必要なときにお孫さんのために使ってもらえたら嬉しいですよね。
初節句に祖父母がお祝いできることのまとめ
地域のしきたりや伝統もあるけれど・・・4回初節句(1回は娘の分)を見て感じたことは、子供の家庭によって嬉しいお祝いは違うということ。
両家と子供夫婦みんなが笑顔で、お孫さんの成長を祝ってあげられたらいいですよね。
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