車で寸又峡に行くなら、静岡県道77号線川根寸又峡線を使い、金谷駅から車で1時間30分ほどです。
駐車場は何カ所かあり、最大で800台停められるパーキングもあります。
気を付けてほしいのが、県道77号線がとても狭いということ。
大型の観光バスが対向車線に来ると、すれ違うのも一苦労です。
車の運転に自信が無い方は、電車やバスを使うことも考えてみるといいですよ。
この記事では、
- 車でのアクセス方法・所要時間・空いている時間帯
- 車と電車のメリット・デメリットを比較
- 途中から電車を使う場合の駐車場所
- 電車・バスを使った行き方・所要時間
- 電車・バスの料金
について紹介しています。
寸又峡の車のアクセス方法
車で行く場合、静岡県道77号線川根寸又峡線を使い、寸又峡温泉まで行くことができます。
寸又峡温泉には大小いくつかの駐車場があるので、閑散としている時期なら、どこでも駐車可能です。
大きい駐車場は800台収容できますよ。

仮に電車の出発地と同じ大井川線の金谷駅から出発したとして、スムーズにいけば約1時間30分ほどで寸又峡温泉まで辿りつけます。
電車とバス利用だと約2時間前後かかるので、渋滞などがなければ、車の方が早く寸又峡温泉に辿りつけますね。
車の場合、かかる費用は駐車場代(混雑時期)とガソリン代が必要になります。
寸又峡への行き方は電車と車どっちが便利?
電車と車どっちの方がいいのか、メリットとデメリットをまとめてみました。
車のメリット
- 自分達のペースで移動できる
- 電車やバスより移動時間が短い
- 乗り継ぎなど待ち時間を気にしなくていい
- ガソリン代と駐車場代のみ
車のデメリット
-
- ゴールデンウィーク、夏休み、紅葉時期の渋滞がものすごい
- 県道77号線がとにかく細くて運転が大変
電車のメリット
-
-
- ゆったり電車にのりながら景観を楽しめる
- SL乗車を体験できる(SLに乗る場合)
- アプト式列車を体験できる
- よほどのことがなければ、時間どおりに目的地に着く
-
電車のデメリット
-
- 紅葉などの混雑時期はなかなかSLの予約が取れない
- 時間がかかる
- 乗車賃が高い(周遊きっぷでも大人一人4400円)
- 電車に乗ってしまうと、外の電車の写真がなかなか撮れない
せっかく行くなら、日本国内でここだけしか乗れないアプト式列車は体験してみたいところですよね。
そしてゆっくり列車の旅を楽しみたい。
県道77号線はとても狭くて、運転初心者の私では難しいです。
一車線か!っていうくらい細い場所があるので、対向車が来ると大変なのです。
特にトラックや観光バスなどの大型車両なんかが来た日には慣れない道でひたすらバックしたり、脇すれすれに走ったり、運転に自信がない私にはとうてい無理な場所です。
私は、寸又峡へ車で行く一番のデメリットはこの道の狭さだと思っています。
紅葉の時期なんて、長い渋滞発生しますしね。
閑散としている時期なら、車で行くのは楽ちんだと思います。
また、紅葉時期などは1日1万人とも言われ、『夢の吊り橋』は1時間以上待つこともあります。
混雑時期に車で行くなら、早朝の方が空いています。
狭い道が苦手なら、電車の利用も便利
車で来て電車を利用する場合、大井川線の新金谷駅まで来れば、車を駐車することができます。
その方が、金谷駅から乗るより、電車賃が少しだけど安くなります。
往復だと6000円(大人)近くかかってしまいますが、大井川鉄道ではとってもお得なフリー切符があります。
大井川周遊きっぷは2日間有効、大井川線、南アルプスあぷとライン、寸又峡線バスに乗り降り自由で、4400円(大人)(子供は2200円)なので、たとえ日帰りでも1000円以上お得です。
寸又峡への行き方電車なら
電車での行き方
↓
千頭駅
↓
南アルプスあぷとラインに乗り換え
↓
奥泉駅
という経緯で行くのですが、
- 金谷駅から千頭駅まで約1時間10分、
- 千頭駅から奥泉駅まで約30分
程の時間が、かかります。
だいたい1時間40分程度の乗車で、寸又峡まで辿りつけます。
この他に乗り継ぎの時間があるので片道2時間弱といったところでしょうか。
- 大井川線で千頭駅に向かうのは1日12本(1時間半~2時間おき)
- 南アルプスあぷとラインは1時間6本(9時台を始発に、14時台が最終)
本数はかなり少ないですが、だいたい乗り継ぎは上手く行きます。(SLの場合、30分程度待つ可能性もあります)
最寄り駅から寸又峡まではバスで行く
最寄り駅から寸又峡までは駅からバスになるのですが、バスは2通りあります。
- 千頭駅(大井川線)から寸又峡線バスに乗って寸又峡温泉バス亭まで行く方法
- 奥泉駅南(アルプスあぷとライン)から寸又峡線バスに乗って寸又峡温泉バス亭まで行く方法
千頭駅からバスで行くのが早い
千頭駅から南アルプスあぷとラインに乗り換えなくても、寸又峡温泉のバス停まで行けるんです。
奥泉駅からバスに乗る方法だと
- 千頭駅から奥泉駅まで約30分
- 奥泉駅から寸又峡温泉バス亭まで30分
合計で約1時間かかる計算になります。
けれど、千頭駅からバスにのる方法だと
千頭駅から奥泉駅まではバスでなんと10分。
南アルプスあぷとラインより20分も早く駅に着くんですよね~。
- 金谷駅→千頭駅→バスで寸又峡温泉バス亭コース→乗車時間は約1時間50分
- 金谷駅→奥泉駅→バスで寸又峡温泉バス亭コース→乗車時間は約2時間10分
これに乗り継ぎ時間がプラスされます。
アプト式列車は大井川上流部・奥大井の渓谷をゆっくりと進み、外の景色や急こう配の運行を楽しむ観光列車なので、時間がかかるんですね。
せっかくなのでアプト式列車体験するのも楽しいですが、早く寸又峡に行きたい方は、千頭駅から寸又峡線バスを利用するのがいいです。
寸又峡線バスのバスの運行は1時間~1時間30分に1本の割合なので、バスの時間は要チェックです。
金谷駅から寸又峡までの運賃
まず電車の乗車賃が
- 金谷駅→千頭駅まで1810円(大人)
- 千頭駅→奥泉駅410円(大人)
合計で片道2、220円(大人)かかります。
ここに寸又峡線バスの運賃が加算されます。
- 千頭駅→寸又峡温泉バス亭までは840円
- 奥泉駅→寸又峡温泉バス亭までは640円
金谷駅からの片道運賃を合計すると
- 千頭駅から寸又峡バス利用の場合→片道2650円
- 奥泉駅から寸又峡バス利用の場合→片道2860円
かかります。
こうやってみてみると、アプト式列車に乗って奥泉駅まで行く方が時間もお金も多めにかかるということが分かりますよね。
SL特急料金は別料金
SL特急料金は別途かかります。
SLを利用したい場合は、
- 予約が必要
- SL特急料金800円(大人)が加算(トーマス号・ジェームズ号は1280円)
- 本数が少ない
- 乗車予定日の10日前からキャンセル料が発生
この4点に注意が必要です。
また紅葉の時期などハイシーズンの時期は土日祝日限定で、お座敷列車(畳にちゃぶ台)や展望車(ソファ席)という変わった列車に乗ることもできますよ。
車が渋滞していたり、電車が遅れたりして、SLの出発時間に間に合わなかった場合ですが、もし帰りのSLの席に空きがあれば、行きは普通列車に乗って帰りをSLにしてもらうことも可能みたいです。
もし出発時間に間に合わなかったら、新金谷駅前のロコプラザで相談するといいですよ。
寸又峡への車と電車の行き方まとめ
どちらもメリット、デメリットはあるのだけれど、滅多に行かないなら、体験優先で電車に乗ってみるのもいいと思います。
時間がない、自分のペースで移動したいなら、やはり車はべストですよね。
私の運転では77号線の細い道は無理なんですけどね、運転は主人にお任せなので、私は助手席でのんびり構えてるだけなので楽です(笑)。
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