小学校の卒業式に袴を着ることになった場合、袴の準備や小道具、着付、ヘアセットまで準備することは多く、費用も結構かかります。
卒業式に袴を着る際に、かかる費用や必要なもの、準備すべきことなどまとめたので、よろしかったら参考になさってくださいね。
小学校卒業式の袴の費用
小学校の卒業式に袴を着て臨む場合、最低限、必要なものとして
- 袴
- 振袖
- 肌着
- 長襦袢(ながじゅばん)
- 重ね衿(えり)
- 袴帯
- 履きもの
- 足袋
- バッグ
- 着付小物
- 髪飾り
など、最低11点は準備する必要があります。
袴の着付は着物ほど難しくはないけれど、どうしてもスーツや洋服を用意するよりは、準備するものが多くなりますね。
袴や振袖は、レンタルと購入の2つの方法があります。
袴→数千円~
着物→1万円台~
長襦袢→3,000円位~
その他小物類のセット→4,000円位~
草履→2,000円位~
ブーツ→3,000円位~
巾着→2,000円位~
髪飾り→2,000円位~
トータルで30,000円はかかると見ておいた方がいいですね。
その他に、着付やヘアセットを頼む場合は、10,000円程度のプラスになります。
単品で購入するよりは、セットで購入した方が安く抑えられる場合もあります。
▼4点セット
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袴、着物、長襦袢、袴帯が付いているセットです。
この他、3点セットや5点セットなどセット内容が異なる商品もたくさん出ています。
セット内容は必ずチェックしてくださいね。
もし手元にあるものと被ってしまうと、もったいないですよね。
反対にいざ着付!という段階で、足りないものがあったと気付いても、あとの祭りなので、必ずセット内容は確認した方がいいです。
単品もセットも値段は様々です。
値段が安い場合は、素材がポリエステルであったり、柄がプリントだったり、生地がしっかりしていないこともあります。
素材にもこだわりたいなら、お値段もググっとあがります。
袴と着物のレンタル→8,000台位~
小物も含めてすべてレンタル→一万円台~
安いプランだとフルレンタルで一万円前半~ありますが、やはり素材にもこだわりたい場合は、値段もあがります。
レンタルの場合、20,000円前後で見ておくと安心かと思います。
小学生は成長の途中なので、次に利用することが難しいということでレンタルする人も多いですね。
また、小学生に人気のブランドの袴は、レンタルだと購入金額の半分程で利用できることもあるのが魅力的です。
レンタルは着物を扱うお店で借りるほか、写真スタジオでも写真撮影とセットで借りることもできます。
どちらにせよ、人気のデザインやセットは早くに予約されてしまうので、なるべく早めに予約に伺うのがいいですよ。
▼なるべく手間をかけずに準備したい、漏れがないか心配という方は、全て揃っているフルセットなどを利用すると便利ですよ。
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▼ブランドのデザイン袴もレンタルだとお手頃に着られます。
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パターンとしては、
- 袴と着物をそれぞれ単体で購入またはレンタル
- 袴と着物セットを購入またはレンタル
- 袴と着物プラス小物までトータルで購入またはレンタル
が主流です。
単品で揃えると、全て自分の好きなように揃えられる半面、色を合わせたり、購入の手間があります。
セットで購入またはレンタルだと、一度または数回で必要なものを揃える手間が少なくて済みます。
袴の着付に必要なもの
着付の小物
袴の着付に必要な小物がいくつかあります。
- 帯板
- 伊達締
- 腰ひも
- コ―リンベルト
- 衿芯
この5つの小物が袴の着付には必要となりますが、購入する場合、着付セットとして数千円程度で販売されています。
フルセットを購入または利用すると、着付に必要な小物も全て付いてくるので便利ですよ。
他に兄弟姉妹がいない、小学校の卒業式以外は使う予定がない、という場合は、小物がセットになっている商品を選ぶのも一つだと思います。
長襦袢と下着
長襦袢は小物セットに付属している場合もあるので、購入の際に確認してくださいね。
単品で購入する場合は、2~3,000円程度で購入することがあります。
また下着は着物用のスリップなども販売していますし、手持ちの物でも構いません。
3月といえど、体育館は肌寒いでしょうから、慣れない袴姿で風邪をひかないよう、暖かい下着を着せてあげてくださいね。
袴帯と重ね衿
袴帯は千円台~、重ね衿は数百円~購入することができます。
袴帯は、袴から数センチ程度見えるように着付けられる帯で、差し色としても重要な役割を持つため、袴帯の色でセンスも問われたりします。
また重ね衿は、着物襟から少し覗かせる衿で、こちらも様々な色や柄などのバリエーションがあります。
どちらもお好みで色や模様を選ぶことができるのですが、選んだ袴帯や重ね衿によって、全体的な印象もがらりと変わります。
こういった色合わせ等があまり得意じゃないという場合などは、単品で購入するより、セットになっているものを利用するのもありです。
履きもの
袴に合わせて、草履またはブーツを履きます。
草履を履く場合には、足に足袋を履きますが、足袋は厚みがあるため、足袋で上履きはキツくて履きづらいんです。
草履に合わせると袴の丈が長くなるため、上履きを履くと袴の裾が床に摺ってしまったり、踏んづけて転んでしまうなんてこともあります。
当日、雨が降ることも想定すると履きなれていない草履は濡れやすく、歩きづらいという難点もあります。
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草履やブーツが付いてくるセットもありますよ。
ブーツの場合は、オプションで別料金が発生することもあるので、よく確認してみてくださいね。
足袋または靴下
草履を履くかブーツを履くかで変わってきます。
袴をセットでレンタルまたは購入すると、足袋が無料でついてくるセットも結構ありますよ。
足袋は、購入またはレンタルが決まって、足袋が付いているかどうか確認してから準備しましょう。
巾着
巾着は必ずなければいけないものではありません。
巾着を持っていると、手元が華やかにはなりますよね。
髪飾り
袴姿が華やかなので、ヘアスタイルはシンプルなものでも充分です。
せっかくの袴の可愛らしさが強調されるよう、髪飾りは控えめにしてみてはどうでしょうか。
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▼中には、着付小物が必要なく、家で簡単に着られる袴セットも売っていますよ。
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家で簡単に着せられるものもあります。
これなら美容院などでの着付代もかからないし、朝早くから美容院に向かう必要もないので、時間にもゆとりがもてます。
小学校の卒業式で袴の着付の相場
袴は、着物ほど着付は難しくないです。
使う小物も少ないです。
でも、やっぱりプロの着付の方と比べると差が出てくるんですね。
着崩れもしにくいし、帯もきつすぎず緩すぎず、ちょうどいいんです。
見た目もピシッとすきがない!
だけど、気になるのが着付料金ですよね。
小学生の場合、大人より割安になることも多いですが、周囲に聞いてみると安くても8,000円程度はかかります。
美容室などで着付してもらう場合には、一万円前後でみておくといいですよ。
美容院によっては、ヘアメイクとセットのところも多いので、袴にぴったりの可愛い髪型にしてもらっちゃいましょう。
袴で卒業式に参加する小学生が多い学区では、美容院の予約も激戦です。
できるだけ早めに着付の予約を入れることをおすすめします。
- 近くで着付ができずに、離れた場所まで着付に向かう場合、それだけ移動時間もとられることになります。
- 慣れない袴姿で1日過ごすわけなので、着付時間があまり早すぎると、早く疲れてしまう可能性もあります。
ヘアメイクもお願いするなら、着付プラスヘアメイクの時間で予約時間を考慮してくださいね。
小学校卒業式に袴で出席する場合の費用と用意なものまとめ
卒業式に袴を着用する場合、準備するものも多くなります。
時間がない場合などは、セットでの購入やレンタルが手間もコストも少なくて済みます。
小学校最後の晴れ舞台、お子さんの素敵な袴姿、たくさん写真に収めてくださいね。
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