結婚して家庭をもった大人として、両親とのお付き合いも増えてきます。
その中でなかなか難しいのがお中元です。
他人ではないけれど、両親からは独立した世帯を築いている、そして日頃お世話にもなっている・・・
難しい立場ですよね。
私が結婚してからの親同士のやりとりや、私たち夫婦と親とのやりとりを盛り込みながら、親とお中元の関係について考えてみました。
結婚後に両親にお中元を贈るようになったわけ
私が両親にお中元を贈るようになったのは
両親が自分たちの実家にお中元を贈っていた
からなんです。小さい頃からその様子を見ていたので、それが当たりだったのですね。
うちはどちらの両親とも同居はしていません。
片方の親だけでは不公平なので、両方の親に贈るようになりました。
私の周りは
- 親にお中元なんて贈ったことがない
- 親に言われてるから贈る
- 贈り物が好きだから渡している
色んな人がいるんですよね。
結婚したらお中元を両親に渡すべきかどうかは
- 自分たちが渡したいのか
- それぞれの両親の考え
- 実家のある地域の風習
お中元は
日頃の感謝の気持ちを伝える
ためにあるもので、義務でも常識でもありません。
もし贈らなかったことが両親にとって非常識にあたるのなら、それは世間の非常識ではなくて、ご両親との感覚の違いなだけなのではと思います。
お中元を贈る贈らないは人それぞれです。
ご両親との関係を円満に築いていくためにも、お中元を贈るか贈らないかに関しては、それぞれの両親の考えを優先するのが一番かなと思います。
もしご両親にお中元を送るべきか悩んでいるのだったら、一度贈ってみることをおすすめします。
その時のご両親の反応で
- お中元のやりとりはわずらわしい
- お中元をもらうのは他人行儀で気が乗らない
- お中元が贈られることが嬉しい
- お中元は親には贈るべき
など、ご両親の考え方が分かると思います。
親によって考えが分かれる場合もあるかと思いますが
お中元を喜ぶ親にだけあげる
という知人もいます。
その時の対応で今後のお中元のやりとりを決めたらいいのではないでしょうか。
お中元は結婚後に親にずっとあげているか
我が家は数年まえに、家を購入しました。
- これから色々お金がかかるだろうから、もうお中元は要らないから
- そんなお金があるなら、子供達に使え
と両家の親から言ってもらいました。
本当にお金がどんどんかかるし、家計もきつくなってきたので、お言葉に甘えてお中元を贈るのはやめました。
最初はなんとなく無作法をしているようで心苦しかったのですが、そのかわりに
- 実家に遊びに行くときの手土産を持参したり、
- 出先で美味しいものがあったらお土産に買ったり
プチ贈り物を楽しんでもらっています。
お中元の時期に入ったら、お中元代わりに手土産もって遊びにいくのもいいと思います。
2,000~3,000円程度のものを選んで、堅苦しくならないようにすると親も余計な気を使わなくてすみますよ。
年に1回のお中元で日頃の感謝の気持ちを伝える機会はなくなってしまいましたが、なにげない親子のコミュニケーションが増えたのは思いがけないプラスポイントでした。
やっぱり百貨店等のお中元コーナーの前を通りかかると足が止まることもあります。
いずれ子供達の養育が終わり、家計に余裕ができたらまた贈ってあげたいなとも思っています。
一度贈り始めるとなかなかやめられないお中元ですが、
両親がお中元のやり取りを楽しみにされているなら、このまま続ければ両親も喜ばれると思います。
もしお中元を贈ることをやめたいと思うなら、例えばお子さんの成長を目安にしてはいかがでしょうか。
幼稚園入園、小学校入園など成長の節目は、きりもいいし、教育費がかかり始める頃ですよね。
子育ては本当にたくさんのお金がかかります。
年に1回のお中元といえど、それなりの出費にはなります。
その代わりに、遊びに行く時に手土産などお中元を意識しない形で贈り物をしたらいいのではないかなと思います。
お中元を結婚後に親同士でもやりとりするか
両親たちは、親同士の交流はあるけれど、お中元は贈っていません。
結婚した最初の年に私の実家が主人の実家に贈ってくれたことがあったのですが、
御縁があって身内関係になったんだから、こういう堅苦しいのは今後はやめましょう
と義両親が言ってくれて、なくなりました。
でも交流は結構ありまして、住んでいる地域の特産物などが収穫される時期になったり、旅先で美味しいものを見つけたからといっては贈り合って、お礼がてら電話で話したりしているようです。
堅苦しい形式はなくても、親同士で交流を深めたり、関係を保ったりすることはできるんですね。
親同士の関係も人それぞれです。
- 毎年贈りあう
- 相手の両親が自分の親に贈ってくれるけれど、実は困っている
- 親同士で話し合ってやめた
など色々なやり方があるようですが、これはそれぞれのご両親の考えや住んでいらっしゃる地域の風習も大きく関わってきますよね。
どちらかの親が勝手に決めたことで、角が立つ可能性もあります。
親同士で一度話あうことが今後の関係を円滑に保つ一番の秘訣かと思います。
親と子、親同士のお中元まとめ
- 親同士の関係
- 親と子の関係
- 両親の関係
お中元を贈るのには様々な事情が関わってきます。
世間一般ではお中元を親へ、また親同士で贈るか贈らないかは人それぞれの考えによるもので、決まったルールはありません。
お中元をやりとりすべきかどうかは
それぞれのご両親の考え
に基づくのが一番ではないかなと思います。
そして親同士のやりとりについては
親同士でルールを決めてもらう
これが一番いいと思います。
お中元は本来、お世話になっていることを感謝することを目的として贈られるものです。
虚礼(表面をとりつくろうためのみに行われる形式的な儀礼)としてやりとりされるのは、本来の意味とはかけ離れてしまいます。
せっかくお中元を贈るなら、まごころ込めて贈り合いたいのが本音です。
お中元を贈る贈らないに関わらず、ご夫婦、親子、親同士で円満な関係を続けていけるといいですよね。

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