たま~に吐くことはあるうちの猫。
1日の何度も嘔吐することは初めてでした。
元気はあるけれど、2日目になっても、嘔吐が治まらなかった為、動物病院で診察を受けてきた時のお話です。
猫が嘔吐を何度も繰り返した
前日まで元気でいつも通りだった我が家の猫。
その日の朝、胃をウグッウグッウグッと動かした後、嘔吐をしました。
ほんっとにたま~に、食べ過ぎ・毛玉・異物を飲み込んでしまった等の理由で吐くことはあったので、この日も、そんなものかな~と、呑気に考えていました。
朝食を食べて数時間後だったので、エサ(我が家はドライフード)の形はなく、茶色いドロドロの物を、主人の布団の上に嘔吐。
エサ以外に吐きだされたものはありませんでした。
嘔吐の回数と、嘔吐物の状態を書くと
☆1日目
- 午前中①:エサの形がほとんどない茶色いドロドロ
- 午前中②:透明な液体と泡
- 午後①:エサの形がほぼ残った状態
- 午後②:薄いピンク色の液体(←固形フードを柔らかいフードに変えてみた)
- 夜①:茶色いドロドロ
- 夜②:透明な液体と泡
茶色いドロドロは、エサのドライフードが、ほぼ消化された状態だと思います。
また、透明な液体と泡は胃液です。
この日1日で6回吐いたけれど、終始元気だし、食欲もあるし(←吐くけど欲しがる)、水も飲むし、といった感じなので、エサは通常どうりあげました。
夜中の嘔吐は無かったため、次の日の朝、いつもどおり、朝ごはんにドライフードをあげました。
☆2日目
- 午前中①:茶色いドロドロ状態(←エサを食べてから2時間30分程で嘔吐しました)
- 午後①:透明な液体と泡
- 午後②:透明な液体と泡と猫草
2日目もやはり嘔吐してるので、猫草を買ってきてあげてみました。
もしかしたら、猫草で何か異物を一緒に吐きだしてくれるかな、と期待してのことだったのですが、結局、猫草と胃液のみを吐きだしただけでした。
猫は相変わらず元気だし、水も飲むし、エサも一応食べるし、だったんですけれどね。
気になったのが、排便。
うちの猫は、ほぼ毎朝、同じような時間に排便をするのですが、その日は午後になっても排便がない。
次の日が祝日ということもあり、もし何かあったらと不安になったため、動物病院で見てもらうことにしました。
猫が嘔吐しても元気はあるけれど・・・
かかりつけの動物病院がお休みだったので、ネットで検索して近くの動物病院に、猫を連れて行きました。
診て頂いた獣医師さんの診断では、
- 嘔吐の状況から異物誤飲の可能性は高い
- 猫のこれまでの状況から、ヒモとか飲み込みやすい性格
- ヒモ状の異物だと、レントゲンやバリウムでは発見されにくい可能性がある
- 場合によっては、手術が必要かもしれない
と言われました。
ただ、足を運んだ動物病院は設備が整っていない事、先生一人で診療していること、などから、別の病院での診察を進められたんです。
そのまま、紹介して頂いた別の動物病院に、猫を連れて行って再度、診察を受けました。
2つ目の病院では、身長、体重、体温、目、耳、口の中、脈などを一通りチェックされ、その後、触診で膀胱や腸の触診が行われました。
結果、
- ある程度まとまった便が腸内に溜まっている
- 触診では異物は感じられない
- 元気で食欲もある
- 脱水症状などは見られない
などから、吐き気を抑えるための注射を一本打たれ、吐き気止めの薬を3日分処方されて、診察は終了しました。
2軒目の動物病院の獣医師のお話では、
- 嘔吐は異物誤飲以外の原因でもなりうる
- 薬を飲み終わった後も嘔吐するなら、再受診が必要
- もし体調が急変したら、祝日でも電話して、すぐに受診に来て
ということを聞き、帰宅しました。
診療代は、5,000円程度でした(ペット保険に入っていない為)
注射の効果が出たのか、帰宅後は嘔吐することもなく、その日は終わりました。
エサは、ウェットタイプのものを、いつもより少なめに与えました。
結局、排便はないまま、その日は終わりました。
猫の嘔吐は異物以外にも理由はあるが・・・
動物病院で診察を受けた翌日の朝、猫が排便をしました!
よく見ると、排便の中に異物のようなものが見えたため、割り箸でほぐしてみました。
すると・・・
幅5mm程の長ーいゴムがぐちゃぐちゃに、こんがらがったものが便の中から出てみました。
ゴムの塊の大きさからして、かなりの長さがありそうでした。
たぶん、子供が学校の授業で、理科の実験か図工の工作で使用したゴムと思われます。
これまでに3度ほど誤飲した時は、嘔吐か排便ですぐに出てきたのですが、今回はゴムの性質上か、排出されるのに時間がかかったようです。
そのため、胃や腸での滞在期間が長くなり、猫は何度も嘔吐したのかと・・・
さすがに、不幸中の幸いとはいえ、これは相当辛かったよな・・・と、家族で反省しました。
獣医師さんの話では、
- 今回は運がよかった
- 運が悪ければ、手術になることもある
- 場合によっては、腸にダメージを与えて、もっと悪い事態にもなりえる
というお話を伺いました。
ゴムが排泄された後、いつものドライフードを通常の量の6~7割程度に減らしたものを与えるよう、指示されました。
少しずつ、エサの量を増やしましたが、ゴム排出後3日経過した現在、嘔吐や体調の変化もなく、元気に過ごしています。
まとめ
今回は、たまたま運が良かったのだと思います。
思い切って、獣医師さんの診察を受けてよかったとも。
猫の性格によっても違うけれど、たぶん、うちの猫はまた誤飲するだろうから、充分に気を付けるように、とのお言葉を頂きました。
便と一緒に出てきたのでよかったけれど、嘔吐の繰り返しに、肝を冷やしたできごとでした。
今後も大きい事故や病気にならないとも限らないので、今回の事で、ペット保険への加入を考えています。
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