兄弟の仲が悪くて、悩んでしまう親は多いと思います。
よその家の兄弟姉妹が仲良ければ、なおさら原因を考えてしまうのではないでしょうか。
私は兄弟と仲良くはありませんでしたし、今もはっきり言って好きではありません。
反対に私の子供達は、とても仲がいいです。
私が兄弟を嫌いになった理由と、現在の子育てについての話です。
兄弟が仲悪いのはなぜ
私が初めて兄弟(弟か妹は伏せますね、すみません)の存在を疎ましいと思ったのは、幼稚園の年長です。
私と兄弟は年が近く、毎日母と3人で幼稚園に登園していました。
ある日、私が朝体調を崩し、幼稚園に遅れていくことに。
母は兄弟だけ先に幼稚園に送って行ったので、家には母と私の2人だけ。
いつもの朝と違ってゆったり母と過ごしていました。
私の髪の毛を結わえながら、母が言った一言は今でも忘れられません。
『一人っ子なら、いつもこんな風に優しくしてもらえるのにね』
うちは両親の喧嘩やいがみ合いが多く、母がイライラしていることも多かったので、思いっきり母に甘えることができなかったんですね。
このたった一言で、兄弟の存在が疎ましくなったんです。
母がたまたま言ったたった一言ですよ、信じられます?
それ以降、なにかと兄弟を邪険にし、うまいこと言って兄弟を祖母の家に行かせ、母と私でお出かけしたりと、母を一人占めしようとしたのを覚えています。
それ以外にも兄弟が嫌いな理由がありました。
『お姉ちゃんなんだから』
親の都合のいいときには、『お姉ちゃんなんだから』と差を付けられます。
でも親の都合の悪いときには、『年はあまり変わらないんだから』と、兄弟平等にされます。
私にしたら、どうしたって納得いかないんです。
そして、さらに言うなら、どうしても長子に関わることは親も初めてだから、初めてのことは慎重になりがち。
下の兄弟の場合は、経験済みということもあって、許可のハードルも低くなる。
私にしたら、『私のときにはダメだったのに、兄弟には甘いのか』とひねくれて、兄弟には意地悪な態度をとりますよね。
当然ですけれど、姉からいつも意地悪されたり虐められたら、当然下の兄弟だって、姉である私を嫌いになります。
小学校中学年頃には、お互い嫌い合って、なんでも競争、嫌がらせしあう、同じ空間でテレビなんてとんでもない、そんな兄弟仲になっていました。
一度できた大きな溝はなかなか埋まらないもの。
大学生になっても、就職しても、結婚しても、ほとんど兄弟と接触を持つことはなく・・・。
大人になっても、私と兄弟に対する母の対応には納得のいかないものがあり、ますます兄弟を嫌うようになりました。
兄弟の仲悪い原因
私の場合は、自分の経験から言って、親の何気ない言葉や態度が原因だったと思っています。
けれど、親はそんな風には思っていませんし、兄弟仲を壊してやろうなんて思っているはずはありません。
なんで、うちの子たちは仲が悪いんだろうな~と首をかしげます笑
お互い結婚して、家庭をもった後も、連絡取り合っているのかと、チェック入れてきたりします。
両親も高齢となり、子供や孫たちに囲まれることを楽しみにしているので、呼ばれれば集まるし、顔を合わせます。
けれど、私は心からはやっぱり楽しめず・・・。
最低限の接触・会話だけするようにしています。
普段も私から連絡することはまずありません。
兄弟仲良しの秘訣
私の子供の話になりますが、私達兄弟と違って、とても仲がよいんです。
はっきり言って羨ましいくらい笑
もちろん兄弟げんかもたくさんするんですよ。
ときには手が出ることもあるし。
だけど、普段はとても仲がよくて、お互いを思いやるし、一緒に遊んだり楽しむ時間をたくさん持っている。
これが絶対とは言い切れないけれど、私が子供を産んだ時に絶対にしないようにしようと思ったことがあります。
- 『お姉ちゃんなんだから』『弟なんだから』という言葉を使わない
- 姉と弟、なんでも許可する(与える)年齢は同じにする
- 比べない
この3点は、気を付けていると思います。
お姉ちゃん(お兄ちゃん)なんだから。
これは、私も主人も嫌だった覚えがあるから、絶対言わないと決めました。
逆にいいことは、差を付けました。
- お姉ちゃんは○歳になったから、こういうことをしていいんだよ。
- あなた(弟)も、○歳になったら、やっていいからね。
と、お互いにズルイとならないように、許可する年齢を平等に設定しました。
最後は比べないこと。
姉と弟で得意なことは違うので、お互いの得意なところは褒めるようにしています。
それだけなんですけれど、不思議なことに、お互いの得意なところは認めているし、自分が苦手なことを姉弟で比べて落ち込むこともありません。
お互いの存在が疎ましくなければ、兄弟で仲が悪くなったり、憎みあうことも減るのかなと思います。
まとめ
兄弟姉妹が仲悪くなる理由って色々だと思うのですが、私の場合、ということで、お話しました。
子供には、兄弟である前に一個人、ということはよく話します。
これからも、個人を尊重しつつ、兄弟仲好く成長してくれたら嬉しいです。
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