祇園祭は女人禁制のイメージが強いと思います。
祇園祭を楽しむポイントのひとつに、山鉾の拝観搭乗がありますよね。
山鉾への一般搭乗も女人禁制だと、仲間や家族と一緒に観光に行っても一緒に楽しめません。
一緒に貴重な体験ができないのはがっかりですが、本当に女人禁制で乗れないのでしょうか。
祇園祭の山鉾は女人禁制ばかりじゃない
祇園祭において、ほとんどの山鉾は、山鉾巡行の際の搭乗者や曳き手の女人禁制が守られています。
しかし、山鉾保存会の中で、女性の参加を望む声もあったそうで、女性の参加を容認する方針が決まり、数名ですが女性囃子方の巡行参加が認められたそうです。
宵山期間中の山鉾の一般搭乗も、女人禁制が解かれてきました。
少しずつ女人禁制が解禁されてきているといった感じでしょうか。
現在も山鉾の一般搭乗で女人禁制が守られているのは
- 長刀鉾
- 放下鉾
の2つです。
山鉾にこそ昇れませんが、それぞれ会所の2階までは入ることができます。
もし仲間や家族がこの2つの山鉾に乗るなら、ギリギリまで付き添うこともできますが・・・。
やっぱり私は自分も乗りたい^_^;
ということで女性が拝観搭乗で乗ることができる山鉾をあげていきます。
祇園祭の山鉾は女性だって楽しめる
女性が拝観搭乗を楽しめる山鉾は前(さき)祭で6ヶ所、後祭で2ヶ所の計8カ所になります。
後祭は乗れる山鉾が少ないですね。
前(さき)祭
- 函谷鉾(かんこほこ)
- 月鉾
- 鶏鉾(にわとりほこ・とりほこ)
- 菊水鉾(きくすいほこ)
- 岩戸山
- 船鉾
後祭
- 南観音山
- 大船鉾
どの山鉾に一般搭乗するか悩むところですが、例えば山鉾のご利益で選ぶのはどうでしょうか。
- 安産・・・船鉾
- 不老長寿・商売繁盛・・・菊水鉾
- 開運・・・岩戸山・大船鉾
- 疫病除け・・・函谷鉾、月鉾、鶏鉾、南観音山
山鉾に搭乗する際ははしご等で昇るのではなく、各会所の建物の2~3階から臨時の通路を通って山鉾に乗ります。
服装はスカートでも問題ありません。
山鉾に乗るために並ぶ可能性があって、建物の中に入るまでは暑さとの戦いになりますよ。
日やけや水分補給、熱中症の対策をしっかりして出向きましょう。
山鉾に搭乗するためには、次の条件があります。
祇園祭で山鉾に乗れる条件
山鉾に一般搭乗できるのは宵山期間中になります。
- 前祭は7月13日10時~
- 後祭は7月21日10時~
(大船鉾は7月20日18時30~始まります!)
それぞれ山鉾巡業の前日まで行われますが、会所によって時間や日程は変わります。
特に最終日と終了時間は前もって確認しておくといいですね。
山鉾に乗るための条件は男女とも一緒!
それぞれの山鉾で拝観搭乗できる条件が違います。
- 函谷鉾
拝観券1000円 - 月鉾
ちまきや授与品の購入 - 鶏鉾
拝観券(500円)または、ちまきなどの授与品の購入 - 菊水鉾
拝観券付きちまきの購入 - 岩戸山
拝観券(300円)または、ちまきなどの授与品の購入 - 船鉾
拝観券(700円)またはちまきの購入 - 南観音山
拝観券300円 - 大船鉾
拝観券500円
どの山鉾も拝観搭乗の条件は似たような感じです。
月鉾に関してはグッズの購入が条件となります。
バンダナはちまきが描かれた京都らしい可愛い柄でおすすめです。
また、お願い袋という女子に人気のお守りが販売されています。
こちらもおすすめです。
祇園祭の山鉾に女性も乗るためのまとめ
山鉾への拝観搭乗は観光客にとても人気があります。
行列の待ち時間が長引く可能性もあるので、暑さ対策をしっかり準備しておでかけくださいね。
山鉾に乗った景色は壮観で、近くにある他の山鉾も見えたりします。
いつもと違う高さで見る山鉾の姿も、また思い出になりますよ。
せっかくの祇園祭の観光、貴重な体験を一つでも多くして楽しい思い出たくさん作ってくださいね。
祇園祭で御朱印がもらえる場所と時間と料金、あると便利なもの情報
コメント