鉢植えの胡蝶蘭の寿命は、約10年です。
花の寿命は1~3ヶ月程度です。
一般的に胡蝶蘭の寿命は50年と言われており、お手入れ方法や置き場所の環境次第で、株の寿命がもっと延ばすこともできます。
鉢植えの寿命を延ばすポイントは↓下のとおり。
- 花が咲き終わったら花茎を切り取る
- 2年に一度の植え替え
- 水をやりすぎない
- 直射日光に当てない
- 冬場は寒さと乾燥に気を付ける
特に水のやりすぎや直射日光に当てるのは、根腐れや葉焼けの原因になるので気をつけてくだしさいね。
胡蝶蘭の鉢植えの寿命
胡蝶蘭の鉢植えを家で育てる場合、株の寿命は10年程度です。
これは胡蝶蘭の寿命というよりは、体力が限界を迎えたといった方がいいかもしれません。
一般的に胡蝶蘭の寿命は50年と言われているんですね。
胡蝶蘭は、熱帯雨林のジャングルの中で咲く花なので、もし同じような理想的な環境を維持できれば、鉢植えでも10年以上育てることは可能になってきます。
また花の開花の寿命は1~3ヶ月で、種類によっては4月以上咲く胡蝶蘭もあるんです。
花が咲き終わった後も、お手入れ次第で一年に2度咲きを楽しむこともできるんですよ♪
花が終わったらどうする?
花径を切り取る
鉢植えの株の寿命は一般的に約10年程度。
寿命が残っていて、きちんとお手入れをしてあげれば、来年綺麗な花を咲かせてくれます。
花が咲き終わった後のお手入は、花茎を切り取りましょう。
花茎をずっと残しておくと、どんどん花が咲くのですが、次の年には花芽が出なくなってしまうんです。
また、花茎を切り取ることで、胡蝶蘭の体力温存にもつながります。
せっかくだから、何度も開花を楽しみたいところですが、最大でも2度咲きでストップしたほうがいいです。
胡蝶蘭の寿命を優先するなら、2度咲きはやめて、次の年の開花までゆっくり養生させてあげましょう。
長持ちする手入れ方法のポイント
植え替え
根腐れやカビの発生を抑えるため、2年に1回程度、植え替えをしましょう。
植え替えに適した時期は4~6月の間です。
もし開花時期を迎えている場合は、花が咲き終わってからでも大丈夫ですが、夏と冬は株に負担がかかるので、植え替え作業はやめましょう!
ただし、全体的に葉が枯れ始めるなどの症状が出たら、根腐れを起こしている可能性があります。
その場合は、時期関係なく植え替えをしましょう。
水やり
鉢植えの胡蝶蘭は、毎日の水やりは必要ありません。
- 春→10日に1回
- 夏→7日に1回
- 秋・冬→2週間~1ヶ月に1回
水やりのタイミングは、植え込み材が乾いたら、常温の水を与えましょう。
胡蝶蘭は、葉水もあげるといいので、霧吹きなどで、葉っぱにも直接水をかけてあげてくださいね。
置き場所
風通しと日当たりの良い場所に置く
胡蝶蘭は、日当たりがよく、風通しのよい場所を好みます。
けれど、直射日光は苦手なので、木漏れ日程度の日が当たる場所に置くといいですよ。
窓辺に置く場合、日差しが強いときはカーテンなどで調整するといいですよ。
置き場所をコロコロ替えない
胡蝶蘭は、環境が変わるとストレスになります。
コロコロ置き場所を変えていると、負荷がかかって枯れたり、寿命が早まる原因になります。
エアコンの風が直接当たらない場所に置く
胡蝶蘭は、エアコンや扇風機などの風は苦手です。
直に風が当たる場所は避けるようにしましょう。
冬の育て方
胡蝶蘭は15℃以下の環境が苦手です。
7℃を下回ると、枯れる可能性が高いです。
もし窓辺などで育てるなら、発泡スチロールや段ボール、防寒シートなどで対策しましょう。
冬の間は、電化製品(テレビ)などの傍に置いておくと、暖かくていいですよ!
また、冬場は乾燥も大敵です。
霧吹きで葉っぱに水を吹きかけたり、加湿器を使うなど、鉢植えの周辺が過湿している状態を作ってあげましょう。
もらった後にやること
胡蝶蘭をもらったら、最初にやることは、ラッピングを外すことです。
このラッピング、鉢の中に熱がこもる原因になるし、空気を通さないので、酸素不足や根腐れの原因になります。
綺麗なラッピングのまま、飾りたいところですが、胡蝶蘭の寿命を長持ちさせて楽しみたいなら、ラッピングは絶対外した方がいいです。
育て方がおかしい?と感じたら
きちんとした育て方をしているつもりでも、胡蝶蘭に異変が起こることもあります。
全体的に葉が枯れ始める
株の根元の葉のみが黄色い場合、取り除けば大丈夫。
全体的に葉がシワシワになったり、枯れ始めたりしたら、根腐れが起きている可能性があります。
根っこや植え込み材にカビが生えていないか確認しましょう。
腐っている根っこは切り取り、植え替えをする必要があります。
胡蝶蘭の場合、根腐れの一番の原因は、水のあげ過ぎです。
葉が変色する
葉が黒く焼けてしまったり、葉の一部が薄く白抜けしてしまっている場合は、強い日差しが原因で葉焼けしている状態です。
葉焼けした葉っぱは、病気の原因にもなるので、すぐ摘み取りましょう。
また、カーテン越しや隙間からの日差しなど、日光が強く当たらない場所に移動しましょう。
葉っぱに黒い斑点
葉っぱに黒い斑点が出るのは、炭疽病の可能性があります。
黒い斑点の部分を切り取って、殺菌剤を塗布します。
葉が弱っているときに、カビなどが付着すると発生する病気です。
まとめ
胡蝶蘭の鉢植えの寿命を延ばす育て方のポイントは
- 風通しのよい場所に置く
- 直射日光に当てない
- 冬の寒さと乾燥に気を付ける
- 水をあげすぎない
- 2年程度に1度植え替えを行う
たまに葉っぱや根元の様子を観察することで、病気などの変化にも早く気づけるので、すぐに対応できますよ。
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