バイトの仕事が覚えられない原因として、教えてもらったことをメモしない、分からないことを確認しない、復習しない、苦手な作業を避ける、シフトが少ない等改善できることもあります。
その他、仕事内容が難しい場合や仕事が合っていない、場合も考えられます。
改善しても覚えられない、辛くて辞めたい、ならバイト先の先輩や同僚に相談することで、仕事を覚えるためのアドバイスをもらえることもありますよ。
バイトが覚えられない原因
バイトの作業が覚えられない理由はいくつかあります。
作業内容が難しい
同じアルバイトでも、職種や業種によって、仕事内容はもちろん違います。
仕事によっては、コツが必要だったり、覚える作業内容が多かったり細かかったりする場合もあります。
ある程度の回数や、勤務期間を重ねないと覚えられない作業の場合、余裕をもって長期的に覚える気持ちで取り組んでみましょう。
出勤日数が浅い
バイトを始めてから、まだ日が浅い場合、仕事を覚えられなくても当たり前です。
どんな仕事でも、ある程度動けるようになるには、数か月はかかります。
仕事を覚えるまでの間、居心地が悪かったり、先輩バイトや上司に迷惑をかけてしまうのは、誰にでもあることです。
仕事をこなせるようになってくると、他のバイト仲間とコミュニケーションも取れるし、自分の居場所もできてきます。
シフトが少ない
シフトが少ない人よりも、シフトが多い人の方が覚えが早いことが多いです。
同じ期間働いても経験回数に差が出てきます。
また、頻繁に仕事に入ると、教えてもらった仕事を次の日などにすぐやれるので、復習になって覚えやすいです。
シフトや勤務時間が少ないなら、可能な範囲で増やしてみるのもいいですよ。
マニュアルの内容を理解していない
ファミレスなどバイト先によっては、こまかいマニュアルが用意されている場合もあります。
入社した時にマニュアルを一読するように言われることが多いのですが、一回読んだだけでは、なかなか覚えられないです。
たまに早めに出勤して、マニュアルを読み直すと、作業を覚えやすくなります。
メモを取らない
仕事を教えてもらうときに、メモを取らない人がいます。
人の記憶力は数時間で落ち始めて、次の日には大部分がうろ覚えになっています。
特にレジや機械操作などは、覚えたつもりでも次のにもう一度やってみると、『あれ?次どうするんだっけ?』ということになりやすいです。
メモをとらずに同じことをなども聞かれるのは、あまりよく思われず、人間関係のトラブルになる可能性もあります。
メモをしっかりとれば、作業を忘れてもメモを見返せばいいので、同じ質問をしなくて済みます。
そうすれば、周囲にも『あの人はちゃんと教えられたことを覚えられる』といい印象を持ってもらえます。
復習しない
せっかくメモをとったら、その日のうちに見返すことをおすすめします。
仕事中は、教えてもらうことを殴り書きでメモする場合もあります。
時間が経ってしまうと、自分で書いたのに、なんて書いたか思い出せないこともあります。
また、先ほどもお話したように、人間は覚えたことをどんどん忘れてしまいます。
家に帰り、その日のうちにメモを見返すことで、記憶の定着にもつながります。
メモしたことを、家で別のノートに清書して整理すると、より仕事を理解しやすくなります。
分からないことを確認しない
職場の先輩や社員が怖くて質問しづらい、聞くのが面倒、などの理由で、分からないことをそのまま放置してしまう人がいます。
仕事を分からないままにすると、いつまでたっても仕事がスムーズに進みません。
周りからも『あの人はいつまで経っても、仕事ができない』という印象を持たれる恐れもあります。
そうなると、バイト先にも居づらくなります。
一度教えてもらって、全てを覚えるのは結構難しいです。
メモとっても、一部抜け落ちていたりするのは、当たり前です。
仕事が忙しくない時間帯、勤務開始前や休憩時間などの空き時間に、『この作業の○○の部分が曖昧なので、もう一回教えて頂けますか?』と丁寧に聞いてみましょう。
苦手な作業を避ける
作業の中には、面倒や作業・苦手な作業もありますよね。
やりたくないからと避けていると、なかなか作業を覚えられません。
また、いつまでも避け続けられるとは限りません。
苦手でも回数をこなすことで、作業に慣れれば、『あれ?この作業、あんまり苦にならない』という場合もあります。
苦手な作業があると、作業効率が悪くなることもあるので、勤務中はどんな作業も担当したほうが、仕事の覚えも早くなります。
仕事内容が合っていない
私は過去に工場・塾講師・販売・飲食店のホールや調理・受付窓口・デモンストレーターなど、いろんなバイトやパートを経験してきました。
働いてみて感じたのは、自分の得意不得意や興味によって、仕事の覚えるペースや出来は違ったということです。
同じペースで働いても、同期の方が要領が良い場合もありました。
- 状況に応じて行動を変えるより、同じ作業を自分のペースで行う方がいい
- 調理よりは、ホールで接客の方が覚えやすい・働きやすい
- 細かい機械操作は無理だけど、接客は得意
など、得意不得意も仕事を覚える上で、とっても重要なんです。
もしかしたら、仕事そのものが合っていないだけかもしれません。
過去に働いて楽しかったバイト、自分の得意不得意について考えてみると、自分に合ったバイトが他に見つかる可能性もありますよ。
怒られるのは当たり前?
バイトでミスをすると、先輩や社員に怒られることはあります。
けれど、必ず怒られるわけではありません。
私の経験では、
- 最初はミスするもんだよ、とフォローしてもらえた
- この前教えたよね!と一度のミスでも怒られた
- 次からは気を付けるように、と注意で済んだ
など、ミスした時の対応パターンは色々でした。
もちろん、自分の不注意など怒られてもしょうがない場合はありますが、問題は怒られ方です。
覚えて間もないのに怒鳴られたり、人格をけなされるような怒られ方は、かなり辛いし、落ち込むのは当然です。
怒られるのが怖くて萎縮してしまい、仕事に自信がなくなったり、ミスが増えるなら、バイトを変えることを考慮してみてもいいかもしれません。
クビにならないかと怖い?
仕事が覚えられないと、クビにされないか不安になりますよね。
仕事を覚えるには、数か月はかかります。
数か月程度は、仕事のスピードが遅かったり、なかなか作業が覚えられなくても、余裕をもって見てくれるところは多いです。
シフトがあまり入れてもらえなくなった・大幅に減らされた、勤務中にあまり仕事をさせてもらえなくなった、など露骨な対応がなければ、クビは心配しなくても大丈夫だと思います。
半年、一年経っても覚えられない時は辞めるべき?
半年、一年経っても仕事が覚えられない場合、
- 覚え方に問題がある
- そのバイトが合っていない
の可能性があります。
バイト先の先輩や同僚、社員の方、誰でもいいので、信頼できる人に相談してみたらどうでしょうか。
『ずっと働いているけれど、仕事が覚えられなくて辛い。どうしたらいいか分からなくて困っている』などと相談すれば、アドバイスしてもらえる場合が多いです。
仕事の効率をあげる方法、簡単な作業の覚え方、など教えてもらうことで、仕事が覚えられる可能性はあります。
バイトの仕事内容が合っていない場合は、長く働いても、スキルの向上が難しい場合もあります。
社員の方に正直に話して、新しいバイトを探すことも考えてみましょう。
自分が思っていたよりも、実は仕事ができていて、社員の方から引き止められる可能性もあります。
その場合は、もう少し続けてみるのもいいと思いますよ。
辛くて辞めたいと思ったら
バイトの仕事が覚えられなくて辛い、バイト先に行くのがしんどい、辞めたいと思ったなら、
- 思い切って辞める
- バイト先の信頼できる人に相談してみる
などの方法があります。
新しいバイトは楽しく働ける可能性はあります。
また、相談することで新しい道が開ける可能性もあります。
『辞めたい』と思いながら、辛い気持ちで働くのは一番よくないです。
辞めると決めたら、1ヶ月前位には伝えた方が、バイト先に迷惑をかけずに済みます。
また、バイトを辞めた後の収入がなくなるのが不安な場合、次のバイト先を決めてから辞めると、収入が途絶えず安心です。
まとめ
バイトの仕事が覚えられない場合、まず自分にできていなかったこと(メモとり、周囲に聞くなど)をやってみましょう。
それでも、どうしても駄目でバイト先に拘りがなければ、新しいバイト先を見つけるのもいいと思います。
一人で悩むより、バイト先の人に相談することで、悩みが解決することもありますよ。
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