ビオラは、切り戻しと花ガラ摘みを適切に行えば、G.W位まで開花を楽しめます。
北海道は、6月~9月頃が開花時期です。
ビオラの茎が黄色くなって、花が小さくなってきたら片付け時です。
ビオラはいつまで咲く?
G.Wまでは開花を楽しめる
ビオラは、冬~春に咲くイメージがありますが、私が住んでいる関東エリアだとG.W位までは、きれいに咲いてくれます。
もちろん、その年の気温や天候にもよりますが、しっかりお手入れしているお宅だと、6月になっても花が咲いていることもあります。
6月頃まで咲かせるには、しっかり管理することが必要です。
けれど、G.W位まで楽しむなら、花ガラ摘みと切り戻しをきちんとしてあげれば大丈夫。
花ガラ摘みの理由と方法
花柄摘みをした方がいい理由
こまめに花ガラ摘みをした方がいい理由は、開花にエネルギーを集中してもらう為です。
花後に花ガラを残しておくと、ビオラの株は種を作ろうとエネルギーを使います。
種を作る余分なエネルギーを全部、開花に使ってもらうために、花ガラ摘みは行った方がいいんですね。
また、こまめに花柄摘みを行うと、見栄えがいい状態を保つこともできます。
もし、種を取りたいなら、いくつか花ガラを残して、種取りをするといいですよ。
花ガラ摘みの方法
花ガラを摘むときは、なるべく花ガラギリギリの付け根から取り除くようにしましょう。
手でちぎっても大丈夫なのですが、他の花や葉への影響を考えると、清潔なハサミで切り取るのがいいですよ。
咲き終わった花は、花びらがくるんとカールしているのが特徴です。
間違って蕾を摘み取らないよう気を付けてくださいね。
切り戻しの理由と方法
切り戻しの理由
切り戻しをした方がいいのは、①新しい花芽に養分がいきやすくなること、②切り戻した場所から脇芽が出て、よりたくさん蕾ができるからです。
また、ビオラは湿気や蒸れを嫌うため、風通しを良くしてあげることで、病害虫を防ぐ効果もあるんですね。
そして、もちろん見た目も良くなります。
切り戻しのやり方
切り戻しは、12月頃と3月頃に行います。
切り戻してから新しい芽が出て開花するのには時間がかかります。
3~5月の開花期に切り戻しをしてしまうと、花が咲かないまま、開花期が終わってしまう可能性があるので、注意てしてくださいね。
また、切り戻しの位置を間違えたり、暑い時期に切り戻しを行うと、株が弱ったり、花が咲かなくなる可能性があります。
切り戻しは、節(芽が出る場所)が5節位になったら行います。
3節目位を目安に、節の上で切り戻すといいですよ。
節から新しい芽が出るため、節の下で切ってしまうと、切り口付近に節がなくなってしまい、新芽が増えなくなってしまいます。
春に切り戻しを行う場合は、見栄えや風通しをよくすることも考えて、切り戻しを行うといいですよ。
花が残っている場合
切り戻しをしたい枝に、まだ花が咲いている場合、ちょっともったいない気がしますよね。
それでも、茎が徒長しているなど、切り戻しをした方がいい場合もあります。
そんなときは、切り取った花を花瓶やグラスに生けて楽しむのがおすすめです。
いつまで植える?
ビオラの茎が黄色くなって、花がほとんどなくなった時が片付けるタイミングです。
まだ少し花が残っていると、可哀そうな気持ちになるのですが、弱ったビオラの株を植えておくのは、病気や害虫が発生しやすくなるんですね。
他の元気な植物に感染する可能性もあるため、やはり処分するしたほうがいいです。
温暖な地域では、G.Wあたりを目安に様子をみてください。
種取りの時期や長く楽しむ為の育て方
種取りをするなら、咲き終わりの4月下旬~5月頃に種取りするのがいいです。
株が元気な間は、開花にエネルギーを集中させれば、たくさんの開花も楽しめますよ。
種を採取するなら花ガラは残すのですが、咲き終わった花びらは取り除きましょう。
実が膨らんできたら、花びらだけ取り除けば、病害虫防止になりますよ。
額の根元を抑えながら花びらを取り除けば、実も一緒に取ってしまう心配がなくなります。
北海道の場合は何月まで楽しめる?
北海道は、関東とは開花時期が違います。
6月~9月頃が開花時期なんです。
ビオラは多年草も一年草もある
ビオラは基本的には一年草ですが、ヨーロッパ原産の宿根ビオラは多年草です。
きちんと管理すれば夏越しして、再び開花を楽しむこともできます。
けれど、日本の夏の暑さと湿度は宿根ビオラには合わない為、枯れてしまうことが多いんです。
夏越しをうまく管理できるかどうかが、宿根ビオラを育てるうえで重要になってきます。
宿根ビオラの開花時期は、1月~4月頃です。
寒冷地の開花時期は、3月~5月頃になります。
まとめ
ビオラは、半年程度と長い間、開花を楽しめる花です。
けれど、蒸れと暑さには弱いので、長く楽しむなら、こまめにチェックするといいですよ。
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