シュウメイギク(秋明菊)の花が終わったら、茎を根元から10㎝程度上で切り戻しましょう。
株元の葉が緑色のうちは残しておき、枯れてきたら摘み取りします。
シュウメイギクは、耐寒性に強く、冬の間は、あまりお手入れも必要ないので、お世話がとても楽なんですね。
花後にお礼肥を少し与えればOK、土が乾燥しないように水やりは続けてくださいね。
4月になったら、新しい芽が出てきますよ。
シュウメイギクの花が終わったら
秋明菊の花が咲き終わったら、花茎だけ取り除いてもしょうがないです。
花が咲いていた茎を根元から10㎝位のところ、バッサリ切り取ってしまいましょう。
花後すぐは、株元の葉はまだ緑色なので、そのままの残しておきましょう。
すでに白くなったり枯れ始めている葉っぱがあれば、一緒に取り除きます。
冬になると、地表部は枯れるので、枯れた葉っぱは取り除いてしまいましょう。
春になると、再び芽が出てきれいな花を咲かせてくれます。
花後に茎を花茎ごと切り取るのは、種を作らせない為です。
種にシュウメイギクの養分が使われないよう、そして株にパワーを貯められるように、花茎は取り除いてしまいます。
もし種を採取したい場合、茎は切り取らずに残しておきましょう。
花後に緑色の芯が残り、その芯が割れると真っ白な綿毛がでてくるんですね。
この綿毛の中に、黒ゴマみたいな小さな種がたくさん入っているのですが、風に吹かれると綿毛ごと飛んで行ってしまいます。
種を取るなら、上からビニール袋などを被せてとるといいですよ。
花後の育て方
シュウメイギクは、あまり手間がかからない植物です。
花後の育て方もとても簡単なんですよ。
肥料
まず、花が咲き終わった頃に、お礼肥を与えます。
お礼肥には、固形の油かすや緩効性化成肥料などを、株元から少し離した位置に置きます。
シュウメイギクは、根っこ部分で養分を吸収するから、肥料を株元に置いても意味がないんですね。
ただし、肥料の与えすぎは肥料ヤケの原因になるので、与える量に気をつけてくださいね。
水やり
シュウメイギクは湿り気のある場所が好きなため、水やりは欠かさず与えてください。
冬の間は休眠しますが、水分は必要なんですね。
鉢植えの場合は、土の表面が乾かないよう様子を見ながら、水を与えてください。
地植えの場合、基本的には雨水のみで充分です。
植え替えの時期とやり方
鉢植えのシュウメイギクの植え替えは、春(2月~3月頃)又は秋(9月~10月頃)に行います。
シュウメイギクの根の生長スピードは速くて根詰まりしやすいから、毎年、植え替えは行った方がいいです。
地植えの場合も、3年~4年に一回の割合で植え替えるといいですよ。
地植えの場合は、増えた株で一帯が混みあってきた時が、植え替えのタイミングです。
鉢植えの場合、鉢から根を取り出し、余計な土を落として根をほぐしてあげます。
新しい土を入れた一回り大きな鉢に、根を入れて土を被せます。
地植えの場合、新しい土を用意して根を埋めます。
シュウメイギクの増やし方
シュウメイギクの増やし方には、根伏せ・株分け・葉挿し・挿し木があります。
株分け
鉢植えのシュウメイギクなら、葉が伸び出す前に株分けするのがいいです。
春先には、株元からランナーと呼ばれる蔓が伸びてきて、その先に子株がでてくるんですね。
子株を掘り上げて、別の場所や鉢植えに植えれば簡単に増やすことができます。
シュウメイギクは、繁殖力が強いので、株分けでふやすのが一番簡単なんですよね。
他にも、大きくなった株を切り分けて増やす方法もあります。
根伏せ
切り取った根っこ(5㎝)位を寝かせて、綺麗な土を被せてください。
そのうち根から新しい芽が出てくるので、ある程度の大きさになったら、鉢植えや地植えに植え替えます。
増えすぎたときの対策
シュウメイギクは、球根を作らずに、ライナーと呼ばれるツルが伸びて、どんどん広がっていきます。
私もほっといたら、庭中がライナーだらけになったことがあります。
シュウメイギクの繁殖力は強いので、すぐに増えてしまうんですね。
一体が混みあってきたり、どんどん周囲に広がるなら、おもいきって間引きを行いましょう。
まとめ
シュウメイギクは寒さや暑さに耐えやすいので、冬越しはとても楽です。
茎を残していても特に問題はありあせんが、見た目がよくないので、取り除くとすっきりしますよ。
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