芯が残って失敗しても、レンジや保温で復活できる可能性があります。
炊飯器で再炊飯する場合は、水や料理酒を入れて5~10分程炊飯しましょう。
その他、電子レンジや保温で芯をなくす方法も紹介しているので参考にしてくださいね。
芯アリ・ベチャベチャの炊き込みご飯は、まず芯を失くしてから、水分を飛ばすようにしてください。
ただし、べちゃべちゃ加減によっては、復活できないこともあります。
そんな時は、リメイクレシピにも挑戦してみてくださいね。
炊飯器で再加熱するときの時間
炊き直しの時間の目安は、5~10分程ですが、炊飯器に再炊飯や再加熱の機能があれば、仕上がり時間も表示されるので従ってください。
- 水を追加する場合・・・およそ5~10分
- 料理酒を追加する場合・・・およそ3~5分
を目安に再加熱してみてください。
水や料理酒を加える場合の、具体的な手順について紹介します。
炊飯器で再炊飯するときの手順
水を追加する場合
水を追加する炊き直し方を説明します。
- 炊飯器に失敗した炊き込みご飯と、1合に対して約50㏄の水を足します。
- 水を足して軽く混ぜたら、再炊飯しましょう。
この水の量は、芯がどのくらい残っているかによって変わります。
少しだけ芯が残っている場合なら、水30㏄(1合に対して)など、少しずつ調整しましょう。
水を入れ過ぎたときは、炊き上がりがべちゃべちゃになるので注意が必要です。
水の量の調節が成功するかのポイントになります。
料理酒を使う場合
料理酒を使う炊き直す場合の方法です。
- 炊飯器に入れた炊き込みご飯に菜箸を使って、穴を数か所開けます。
- そこに料理酒を入れて、再び炊飯器で3分程炊いてください。
料理酒の量の目安は、3合に対して小さじ1~2くらいです。
再加熱すると、アルコール分も匂いも消えるので、お子さんがいる家庭でも安心して食べることができます。
電子レンジで復活させる方法
芯のある炊き込みご飯が出来上がった場合は、まだ炊き込みご飯として復活できる可能性が残されています。
- ご飯は一膳くらいの少なめの量を、お皿に平らになるように広げます。
- そこへ大さじ1~2くらいの水をかけ、ラップをして電子レンジ(600W)で加熱を2~3分してください。
- 電子レンジでの加熱が終わったら、ラップを外し全体的に混ぜて、再び1~2分加熱すると出来上がりです。
加熱の時間は電子レンジによって多少違うので、様子を見ながら硬さを調整してみてください。
電子レンジで再加熱する場合、ラップを外して再加熱するため、若干表面が乾燥してパサつく可能性があります。
炊飯器の保温機能で復活させる方法
また保温機能を使う方法もあります。
ただし、芯の状態が比較的に軽い場合に有効です。
少量の水を振りかけてから、軽めに混ぜて炊飯器の保温の状態を続けるという方法です。
炊き込みご飯に失敗して、芯とべちゃべちゃの両方がある場合
まずは炊き込みご飯の芯をなくす
芯の残りとべちゃべちゃの両方を解決するなら、炊き込みご飯の芯をなくしてから、べちゃべちゃを解決することになります。
まず、上記で紹介した再加熱で芯をなくしましょう。
電子レンジで加熱する場合
芯がなくなった段階で、まだ、べちゃべちゃしているなら、電子レンジで集中的に水分を飛ばします。
お皿に炊き込みご飯を平らに盛り、ラップをかけずに600Wで1分程加熱します。
それでも、ベチャベチャしているようなら、しゃもじで軽くほぐして、30秒くらいずつ再加熱して調整していきます。
様子を見ながら、少しずつ加熱するのがコツです。
炊飯器のフタをあけて蒸気を飛ばす
炊飯器を保温状態にして、炊飯器のフタをしばらくあけておくと、余計な水分が飛んでくれます。
水分が蒸発したら、蓋を閉めます。
失敗することもアリ
水分を追加して、炊き込みご飯の芯をなくす為、余計にべちゃっとする場合もあります。
水分を飛ばしても、ベチャベチャがなくならない場合、アレンジして食べる方法があります。
おいしく食べられるリメイクレシピ
すでにべちゃべちゃの状態のご飯や、味・色にムラがあるご飯は、復活させることができない場合、リメイクして食べる方法があります。
チャーハン
リメイクとしておすすめなのは、炒飯です。
まず、ササミを火に通したあと、食べやすい大きさに切ってください。
卵をフライパンでスクランブルエッグにして、そこへ炊き込みご飯、ササミを入れ、さらに塩昆布を入れて混ぜます。
最後に醤油を回しかければ出来上がりです。
お好み焼き
またはお好み焼きにしてみるのも手です。
失敗した炊き込みご飯、ピザ用のチーズ、刻んだネギ、紅ショウガ、卵3個をボウルに混ぜます。
フライパンを熱してオリーブオイルを引き、混ぜた具を焼いてください。
その上にお好みの肉を乗せ、両面を焼いたら完成です。
炊き込みご飯の芯が残るの原因
炊き込みご飯を作る時に調味料を入れますが、調味料には醤油や食塩などの塩分が含まれています。
その塩分を含んだ水では、お米は吸水ができなくなります。
塩分が入った水は、浸透圧が高くなることで水がお米の中に移動することが難しくなります。
ですから、まず始めに30分から1時間くらい水で給水させてください。
吸水が終わったら一度ザルにあげて、調味料を入れた水で炊きましょう。
そして、芯が残るもう一つの原因として考えられるのが、具材を炊く前にお米に混ぜてしまうことです。
ご飯をふっくらと炊き上げるためには、熱をまんべんなくお米に行き渡らせなければいけませんよね。
それが、炊く前に具材を混ぜてしまうことで、熱がうまく行き渡らずに加熱のムラができてしまうので、芯が部分的に残ることがあります。
炊飯器に炊き込みモードがあれば、それを使うことが一番正確で美味しくできます。
時間はかかりますが、水がしっかり吸水する時間も含まれ、温度も調整されているので安心です。
芯が残ってるのに炊き込みご飯がべちゃべちゃな理由
芯は残っているのに表面はべちゃべちゃなケースも結構多いです。
上記で説明した『吸水がうまくできなかった』ことに加え、全体の水分の量が多くなっていたことや、水分を多く含む具材を多めに入れたことが原因としてあげられます。
醤油、みりん、酒などの調味料をいつもの白米を炊くときと同じ水加減にしてしまうと、全体の水分量が多くなってしまいます。
炊き込みご飯の作り方のレシピがある場合は、水分量を予め確認することが必要です。
他に、水分が多い野菜やきのこなどを多く入れてしまうと、具材から水分が出てくるために、べちゃべちゃになる可能性があります。
その場合は、少し具材の量を減らしたり、水加減を少しだけ減らすことが必要です。
まとめ
芯の残った炊き込みご飯を再加熱する時には、少しずつ加熱して調整しましょう。
芯が残る原因として、水を十分に吸水させていなかったこと、炊く前に具材を混ぜてしまったことが、原因としては多いです。
我が家でも炊き込みご飯は、家族が好きなので作ることがありますが、何度か芯が残ったり、べちゃべちゃになったりして失敗しました。
炊き込みご飯を上手に炊くコツとして、
- 洗米後、しっかり吸水させる
- 水分の多い具材は入れすぎない
- 水分量はレシピ通りにする
などの方法を守って、再チャレンジしてみてくださいね。
コメント