ガクアジサイなど一般的な紫陽花なら1m程度、ヤマアジサイなど小ぶりな種類は50㎝程度、アナベルなど大型の外国種なら2m程度は空けて、植え付けをしましょう。
生長するまでスカスカで寂しいなら、一年草の花などを植え付けると華やかになりますよ。
アジサイ地植えの間隔
紫陽花の種類によって株間の間隔は違う
アジサイは種類によって、大きさに差があります。
ガクアジサイなど一般的な紫陽花は、1m程度にはなるため、1m前後は間隔を空けるといいです。
ヤマアジサイのような繊細で小ぶりな種類の紫陽花は、鉢植えでも楽しめる比較的なコンパクトな種類です。
株間は50㎝程度空けると、充分な大きさに生長することができます。
アナベルなど外国種の紫陽花は、大きいものだと2m程度まで生長します。
そのため、株間も2m程度はあける必要があります。
苗の間隔を充分に空ける理由
株の間隔を充分にあける理由の一つは、紫陽花の枝同士がぶつからないようにするためです。
間隔が狭いと、枝同士がぶつかり葉が生い茂り、蒸れや日照不足を引き起こし、紫陽花が弱ってしまう可能性がでてきます。
もう一つの理由は、紫陽花の根っこの特性にあります。
アジサイの根っこは横に伸びていくため、間隔が狭いと、根っこが根をしっかり張れずに、栄養分を充分にとれない可能性もでてきます。
株間がスカスカになる場合
アジサイが大きく生長するまでは、どうしても株間がスカスカで寂しい感じになってしまいます。
この空いた空間に一年草の花を植えると、華やかな見た目になりますよ。
多年草は根っこ同士がぶつかってしまうので、植えない方がいいです。
アジサイを植える深さ
アジサイは直径は広くとる必要がありますが、深さは30㎝程度で大丈夫です。
地植えに適した場所
アジサイは日光が大好きな花なので、半日以上は日が当たる場所に植えると、生長や花付きがよくなります。
日陰でも育たないことはないのですが、花が小ぶりになることがあります。
寒さが苦手なので、日当たりがよいだけでなく、冬の寒い時期に北風に吹きさらされない場所に植え付けるといいですね。
一般的な紫陽花は感想も苦手なので、保水性が良く、かつ排水性もある土地に植え付けましょう。
肥料・土の選び方
土の選び方・作り方
あじさいを植える場合、なるべく手間をかけたくないなら、紫陽花用の専用培養土を使うのがいいですよ。
保水性や排水性を考えて自分で手作りするなら、赤玉土(小粒)や扶養土、ピートモスなどをブレンドするのが多いです。
あじさいの花の色は土選びで変わる
あじさいの花の色は、土壌のPHによって変わります。
酸性が強い土なら青色、アルカリ性が強い土地なら赤やピンク、酸性とアルカリ性が半々なら紫色になります。
ただし、白い花の紫陽花は、PHに影響されない為、白い花のままです。
なかなかPHの調整まで行うのは難しいですよね。
そんな方には、紫陽花の色別にPHが調整された培養土も販売されているので、利用するといいですよ。
ただ、必ずしも希望の色になるとは限らないので、がっかりしないように。
あじさいの肥料
アジサイは基本的には、元肥は与えなくても大丈夫な植物です。
その代わり、花後のお礼肥と寒肥は、固形の油かすの肥料や緩効性化成肥料を必ず与えます。
お礼肥と寒肥にはそれぞれ意味があります。
お礼肥は、開花後1ヶ月くらいで与えると、開花時期に使ったエネルギーを補充して、次の開花時期までに元気を取り戻す効果があります。
寒肥は1~3月頃に肥料を与えることで、緩効性肥料を与え、新芽が育ち花付きがよくなるように、緩効性化成肥料を与えます。
肥料も土と同じように、紫陽花の色別にPHを調整した肥料が販売されていますよ。
水やりの方法
アナベルなど一部の種類を除いて、紫陽花は乾燥や水切れを嫌います。
地植えの場合は、基本的に水やりは必要ありませんが、夏の暑さや乾燥が気になる時期は、適度に水を与えてくださいね。
植える時期はいつがいい?
アジサイを植えるなら、休眠期の11月~12月と2月~3月頃が適しています。
1月~2月中旬位の間は寒さが厳しく、あじさいの苗に負担がかかるので避けた方が安全です。
寒冷地の場合は、もう少し待って3月以降暖かくなってから植えるようにしましょう。
まとめ
アジサイは、どんどん大きく育つことで、たくさんの花を咲かせてくれます。
何年も長く元気に咲いてもらうためにも、株間を充分に空けて植え付けを行うといいですよ。
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