アメジストセージの花後は、株の力を蓄えるため、こまめに花がら摘みをしましょう。
また、紫の萼(ガク)や葉も変色して枯れてくるので、根元からばっさり剪定しましょう。
アメジストセージは宿根草なので、どのみち地表部は全て枯れるのですが、見た目の清潔感を保つためには、切ってしまう方がいいです。
温暖地なら特に冬越しの準備は必要ありません。
心配な場合や寒冷地の場合は、株元にマルチングをして、土の凍結を防ぎましょう。
アメジストセージの花が終わったら
白いアメジストセージの花が終わると、紫色の萼(ガク)も枯れてきます。
また、葉っぱも黄色くなり始めるので、根元からバッサリ切り取ってしまいましょう!
アメジストセージは宿根草(しゅっこんそう)なので、地表は全て枯れても、根っこは生きていて、休眠するんですね。
地表部をそのまま残しておいても、冬が近づけば自然と枯れるのですが、見た目が汚らしくなるので、根元から切り取ってしまいます。
花後の花がら摘み
花が咲き終わったら、こまめに花がら摘みをしましょう。
花がらを残しておくと、種を作るため、株の栄養を使われてしまいます。
また、花がらをそのまま放っておくと、蒸れてカビが生えやすくなるんです。
ただ、アメジストセージの花は一つ一つが小さいから、いちいち摘み取るのは結構手間です。
花が咲き終わった茎ごとに、剪定してしまうと花がら摘みが楽にできますよ。
アメジストセージは、病気や害虫の発生は少ない花なのですが、衛生面を考えて、花がら摘みをしておくと安心です。
あとやっぱり、見た目の清潔感も保てます。
切り戻しや剪定のやり方
切り戻しは、6月終わり~7月位の間に済ませて置きましょう。
切り戻す位置ですが、根元から15㎝位を残して、バッサリ切り落とします。
切り落とす位置の目安ですが、根元から2節を残す程度で剪定すると、その後よく生長しますよ。
剪定に使うハサミですが、消毒した鋏を使うと、病気の予防対策になります。
切り戻しをする理由は、株間をすっきりして風通しをよくすることで、高温多湿の暑い夏を乗り切るためです。
アメジストセージは、放っておくと1m以上になる植物です。
やたらと伸びてしまった枝、生い茂って混みあっている部分の枝を、剪定して風通しをよくしましょう。
挿し木のやり方
挿し木にする枝は、10~15㎝位で太めの枝が適しています。
挿し木の為に枝を切るのでもいいですし、切り戻しで剪定した枝でも大丈夫です。
挿し木をするなら、5月~7月の間に行いましょう。
枝を切ったら、乾燥を防ぐため、切り口をすぐに水に付けます。
土に挿す部分の葉っぱを取り除いて、植える方の枝先に発根剤を塗り、赤玉土に挿します。
明るい日陰で水を切らさないように育てていると、1ヶ月くらいして発根します。
根が生えてきたら、庭植えや鉢植えに植え替えをしましょう。
アメジストセージは、3~4年程度で老化するので、定期的に挿し木で増やすと、長い間楽しむことができますよ。
冬越しの育て方と冬に枯れる原因
アメジストセージは、比較的寒さに強いので、マイナス3度くらいまでなら耐えることができます。
暖かい地域なら、特に冬越しの準備は必要ありません。
温暖地だけど心配な場合、寒冷地の場合、株元にマルチングして、凍結対策をするといいですよ。
鉢植えの場合、二重鉢と言って、鉢を二重に重ねて腐葉土などでマルチングすると、防寒対策になります。
土が凍っても、根っこが生きていれば、春先に新芽が出てくるので、諦めずに見守ってあげましょう。
まとめ
アメジストセージは、冬越しの手間がかからない為、花後のお手入れが簡単です。
宿根草で地表部が枯れるため、アメジストセージを植えていることを忘れて掘り返さないように、何かしるしを置いておくといいですよ。
また、冬の間、地表部が寂しい時は、園芸用の置物を飾ると、華やかになりますよ。
コメント