ストックの花が終わったら、こまめに花がら摘みを行うと、どんどん開花を楽しめます。
また切り戻しを行うことで、ふたたび開花を楽しめることもあります。
日本では一年草として夏越は難しいストックですが、海外では多年草扱い。
育てる環境次第では、夏越しに成功できたパターンもありますよ。
ストックの花が終わったら花がら摘みをしよう
咲き終わったストックの花は、花茎部分から摘み取ってしまいましょう。
咲いたままだと、種を作ることに株のエネルギーを使ってしまうんですね。
開花にエネルギーを使えれば、どんどん花が咲くので、長く開花を楽しむことができますよ。
ストックの切り戻し
冬場は生長がゆっくりになります。
枝が徒長して見た目がよくない場合、いちど根元から切り戻しを行うといいですよ。
花は花瓶などに生ければ、楽しめます。
葉の部分は、光合成のためにも残しておきます。
3月頃から再び開花を楽しめますよ。
ストックの花があらかた咲き終わったら、切り戻しをすると、再び開花を楽しめることもありますよ。
花の種取り方
種が取れないタイプもある
ストックの八重咲きからは、種をとることができません。
一重咲きタイプなら、種ができるんですね。
八重は選別が必要
一重咲から種を取って植えると、一重咲と八重咲、どちらも咲く可能性があります。
けれど、八重咲の選別は本当に難しい。
一応、八重咲の苗の特徴を言うと、
一重咲きと比べて
- 葉っぱの色が淡い緑
- 葉っぱが大きい
- 葉の形が卵型(楕円形)
- 成長スピードが速い
などがあるのですが、素人には見分けが難しいです。
ネットなどで、選別に挑戦したけど失敗したなんてお話もよく見かけます。
種をとるのには時間がかかる
ストックの種は、花が咲いてから収穫まで数か月かかります。
種は細長い鞘の中にできるのですが、鞘がしっかり枯れるまで待たないと、いい種ができません。
種の取り方
花がら摘みをせずに放っておくと、花びらが落ちた後に、緑色の鞘ができます。
この鞘が茶色くなるまで待つ必要があるのですが、これがなかなか青くならないんです。
辛抱強く数か月くらい待つと、だんだん茶色く枯れてくるので、しっかり乾燥するまで待ちます。
ただし、そのまま放置しておくと鞘が弾けて、種が地面にこぼれ落ちてしまいます。
100均などで売っているお茶パックなどを被せておけば、種を収穫することができますよ。
夏越しはするべき?
ストックは原産地のヨーロッパでは多年草扱いなのですが、日本の夏は暑すぎるため、一年草扱いなんですね。
なので咲き終わったら、基本的には夏越する必要はありません。
けれど、鉢植えの場合、快適な場所に移動してあげることで、夏越しに成功できたパターンもあるんです。
ストックを栽培するのに適した環境は
- 日当たりがよい
- 風通しがよい
- 暑すぎない場所
などです。
夏越できたらラッキーくらいな感じで、室内の直射日光が当たらない日当たりのよい場所など、探してみてはいかがでしょうか。
地植えが枯れたらどうする?
地植えの場合も、夏越しできる場合があります。
大半はそのまま枯れてしまうのですが、枯れた株をそのまま放置していたら、いつの間にか復活していた!なんて例もあります。
生育環境や天候、水やり、お住いの地域の気候など、さまざまな要因もあると思います。
夏越しに挑戦してみるのもいいかもしれないですね。
まとめ
ストックは花がら摘みをこまめにすることで、長く開花時期を楽しむことができます。
八重咲を育てたいなら、市販の種や苗を買って栽培するのが、簡単ですよ。
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