花屋さんに教えてもらったのは、
- はっきりした丸い黒いシミがいくつもある⇒斑点病など
- うっすら薄いシミがある⇒病気ではない
という見分け方です。
黒い斑点が増えたり、白い菌糸に包まれたり、葉が枯れだしたら斑点病の可能性があります。
植物用の殺菌剤はいくつかありますが、ダコニールは手ごろな値段で、使いやすいです。
斑点病の対処が遅くなると、苗自体がダメになることもあります。
早い段階で治療してあげましょう。
パンジーの斑点病の症状
パンジーの斑点病の主な症状として、
- 緑色の葉っぱに黒い斑点がいくつも現れる
- 黒い斑点は、はっきり濃い黒色
- 黒い斑点の数が増えていく
- 放っておくと、白い菌糸に葉が覆われる
以上の点が特徴として挙げられます。
斑点病に効果のある農薬
斑点病治療には、糸状菌などカビ菌に効果のある殺菌剤を使うのが効果的です。
ダコニールなら、値段が手ごろで使いやすいですよ。
ホームセンターや大きな園芸店でも購入できますよ。
もし、近くにホームセンターがない、売っていない、という場合、ネットでも購入することができます
パンジーの黒い斑点の見分け方
パンジーの葉にアザやシミのような黒い斑点ができていたら、斑点病などの可能性があります。
けれど違う場合もあるので、よく観察することが大事なんです。
植え付け・植え替えしたばかりの頃や、寒さが厳しくなってくると、葉の表面が淵が黒っぽくなることがあります。
それは新しい環境や厳しい環境に慣れるために出てくる症状の場合もあるんです(パンジーが新しい環境に馴染むために、必死に頑張っているんだろうなと思っています)。
土にしっかり根付いて新しい環境に馴染んだり、年が明けて寒さが和らいでくると、葉が元気になって黒い斑点が消え、結局あれはなんだったんだ?ということがありました。
なので黒い斑点=斑点病だと断言できないので、判断は難しいです。
以前に花屋さんに、黒い斑点のパンジーを見せに行ったことがあり、
- はっきりとした黒いシミのような丸い斑点がいくつもあるとき⇒病気の可能性がある
- うっすらぽわんと薄いシミのような斑点のとき⇒病気ではない
と言われたことがあります(あくまで、その時のパンジーの状態限定です。)
なので、このときの経験が、斑点病などの病気とそうじゃないパターンの、私の判断方法になっています。
ただ、もしかしたら薄いシミだって病気の可能性はあります。
もし斑点病だった場合、放っておけば症状がすすみ、大事なパンジーが枯れてしまうし、他の植物や土にも感染してしまいます。
なので私は、うっすらぽわんの薄いシミができたパンジーだけ掘り起こして、別の鉢に隔離したんですね。
そうしたら、しばらくしたら黒い斑点が消えてしまいました。
実はパンジー以外の植物でも同じような経験が何度かあり、黒い斑点=すぐに殺菌剤とは結び付けなくなったんです。
パンジーに黒い斑点が出てしまったら
斑点病かどうか微妙な場合、可能ならば斑点が出ている株を隔離して、様子を見てみるのもいいと思います。
黒い斑点が増えたり葉が枯れるなど症状が進んだら、斑点病の可能性があるので治療する必要があります。
斑点病用の薬剤が何種類か売られていて、その中でもダコニールは手軽な値段で購入できます。
斑点病の症状が出ている葉だけを取り除いて、希釈したダニコールをパンジーの株元と周りの土に散布します。
ただ、パンジーに限らず植物は葉がたくさん付いているからこそ、光合成などで成長できるし、花をたくさん咲かせることもできます。
むやみに葉っぱを減らしてしまうと、せっかく斑点病が治っても成長に影響が出てしまうことも。
なるべく葉を摘むのは最低限にしておきたいところです。
パンジーの葉の斑点が出る原因と予防対策
斑点病はカビや細菌が原因で、湿度が高くて蒸れた環境で発生しやすいです。
お風呂場や梅雨時の湿った部屋などジメジメした環境は、カビが発生しやすいじゃないですか。
あれと同じです。
パンジーを植える11月以降は低温期なので、どうしても水はけが悪くなりがち。
- 葉の上から散水するのはよくないので、必ず株元に散水する
- 水や土の跳ね返りが葉裏に付かないよう、しずかに散水する
- 土の表面が乾いてから、たっぷり水やりする
- 水やりは天気がいい日の午前中にする
- パンジーの苗同士が密接していたら、間隔をあけて風通しをよくする
- 日の当たる場所に置く
簡単なことですが、パンジーの斑点病を予防対策になります。
ポイントは水やりと風通しの良さですよ。
まとめ
斑点病か一時的なものか判断が難しい黒い斑点。
様子を見る場合は被害を大きくしないためにも、
- 他の苗と隔離する
- 日当たりのいいところに置く
- 水はけや通気性に気を付ける
に気を付けるようにしてくださいね。
斑点病の場合は、病葉を取り除いて薬剤をかけてあげてくださいね。
コメント