カヌレは、外がカリカリ、中がしっとり、もっちりの食感が魅力の焼き菓子です。
そんなカヌレの外のカリカリが、柔らかくなった時は、オーブントースターで焼いて、冷蔵庫で冷やします。
また、中がふにゃふにゃと生っぽい場合、それは焼き立てのカヌレではありませんか。
焼き立てのカヌレは、中がまだ落ち着いていないので生焼けと勘違いする柔らかさです。
生っぽいと感じたら焼き上がりから3~4時間経過後に再び食べてください。
カヌレをカリカリにする方法
カヌレの表面をカリカリにする方法
カヌレは、古くから作られていたフランス生まれの焼き菓子です。
正式名称はカヌレ・ド・ボルドーという名で、「溝のついた」という意味になります。
カヌレの外側のカリカリさがなくなった時は、オーブントースターを使って焼き直しをします。しかし、焼くだけではまだカリカリの食感が戻りません。
カヌレを焼いた後に冷蔵庫で冷やすという手間を加えることで、カリカリの食感がよみがえります。
カリカリにする手順
まず、予熱なしでオーブントースターにカヌレを入れて3~5分程度、中温で焼きます。
焼きながらカヌレの熱がまんべんなく行き渡らせるために焦げないように、時々向きを変えると均等に焼きあがります。
そして、焼きあがるとまだカリカリの状態ではないので、そのまま冷蔵庫に入れて粗熱がなくなるくらい冷やすのがポイントです。カリカリのカヌレが復活します。
ふにゃふにゃを戻す復活の対策
ふにゃふにゃと中側が柔らかいカヌレは、生焼けなのか気になる時があります。
焼き立てのカヌレは、生地がまだ落ち着いていません。ふにゃふにゃでとろっとした状態ですから、3~4時間程経ってから改めて食べてみましょう。
カヌレがちゃんと焼けている場合は、生っぽいところに竹串を刺しても何もついてこないです。
また、生地の断面に、すが入った感じの気泡ができていることも、ちゃんと焼けている証拠です。
本当に生焼けだった場合は、消化不良になる恐れがあるので食べ進めるのは止めましょう。
ふにゃふにゃの生焼けを復活させるには、焼き直しするのが一番ですが、焼き直しはオーブンから出して、アツアツの焼きあがってすぐのタイミングだけです。
時間が経ってから焼き直しは、カヌレの熱が下がっているので熱が生焼けした部分まで通りません。
もし強引にオーブンで焼き直しをしても、外側だけが加熱され焦げてしまうのです。
では、時間が経過した生っぽいカヌレは、どうすれば良いのかというと電子レンジで加熱する方法があります。
カヌレを耐熱性の容器に乗せてラップをふわっとかけます。
600Wで20~30秒くらい加熱してください。
ここで気を付けたいのは、加熱しすぎないことです。
加熱しすぎると生地が固くなります。
短い時間で様子を見ながら加熱するのが良いでしょう。
ただ電子レンジは、外側のカリカリ食感が消えてしまいますが、電子レンジで加熱後にオーブントースターで焼くとカリカリの食感がよみがえります。
カリカリを長持ちさせるには
カヌレは、日持ちがしない焼き菓子です。
外側のカリカリした部分は、翌日にはどうしても柔らかくなってしまいます。
外側のカリカリがなくなるのは、湿気が大きく関係しているので、カリカリを長持ちさせることは難しいと考えます。
カヌレは、外側のカリカリした食感と内側の柔らかな食感の違いが美味しいお菓子です。
食感が変わらないうちになるべく早く食べる方が、カヌレの美味しさを味わえておすすめです。
特に湿度が高い夏や梅雨は、食感の変化だけではなく腐りやすくなる季節でもあります。
カリカリの食感がなくならない前に、早めに食べてしまうのが良いですよ。
また、すぐに食べられない場合は、常温より冷蔵または冷凍に保存する方が長持ちします。
特に冷凍保存は、冷蔵よりも長く日持ちさせたい時に良いですよ。
冷凍したカヌレを自然解凍する時は、トースターで温め直すと、食感がカリカリに戻るのでより美味しいですよ。
カヌレを沢山解凍したい時は、オーブンがおすすめです。
トースターを使う場合と同じようにカリカリ食感が戻ります。
カヌレの保存方法
カヌレは、常温で保存すると賞味期限は手作りのものでは1~2日くらいで、生クリームなどがトッピングされているものは当日中になります。
カヌレは、湿気に弱い焼き菓子です。
夏や梅雨の湿気が多い季節は、食感が変わったり腐りやすくなったりしてしまいます。
しかし、すぐに食べることができない時は、そのまま常温保存するよりも冷蔵、または冷凍保存する方がおすすめです。
賞味期限は冷蔵保存の場合は3~5日、冷凍保存なら2~3週間程です。
冷蔵保存は、個包装の場合はそのまま冷蔵庫に入れて保存で良いですが、個包装ではなければラップを1つずつ包み冷蔵庫に保存しましょう。
冷凍保存の仕方は、カヌレをラップで1個ずつ包みます。
さらにラップしたカヌレをジッパーなどの密封できる袋に入れて、空気をしっかり抜いた状態で保存します。
これで湿気からカヌレを守ることができます。
カリカリの持続はいつまでもつ?
焼き上がったばかりのカヌレは、表面のカリカリのままですが、カリカリの持続がいつまでもつのかというのは、湿度が大きく関係しています。
大概、作りたてのカヌレは翌日になると、柔らかくなってカリカリさが、なくなってしまうことが多いです。
しかし、春から夏にかけての湿度が高い時期は、カヌレが焼きあがったばかりの段階で、カリカリがなくなっていくこともあります。
逆に秋から冬にかけての乾燥している時期の場合は、翌日、または翌々日くらいまでカリカリの表面が続いていることもあります。
まとめ
いかがだったでしょう。
カヌレの外側のカリカリした食感と中側のもちっとした食感を楽しみたいなら、なるべく早めに食べることが一番だと思います。
ただ、手作りの場合など焼き立てを食べてしまうと、中がふにゃふにゃで生焼けと勘違いすることがあると分かりました。
焼き立てから3~4時間くらい経ってから再び食べてみましょう。
カヌレをすぐに食べられない時は、冷凍保存がおすすめです。
冷凍すればいつでも好きな時にゆっくり食べられて良いですね。
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