小松菜が虫食いだらけの復活対策。食べれる？原因は？レシピも紹介

生育期間が短い小松菜は、栽培も比較的易しいため家庭菜園で育てやすい野菜の一つです。
そんな小松菜は、葉に虫がつきやすい野菜でもあり、気づけば虫食いだらけになっていることがあります。

しかし、虫食いの小松菜は、虫を手または割りばしを使って除去したり、薬を散布したりすることで後から復活させることが可能です。

また、虫食いの小松菜は基本的に傷んでいなければ食べることができますが、しっかりと洗うことが大切です。

小松菜が虫食いだらけの対策

小松菜は、比較的栽培することが容易で家庭菜園で人気の野菜です。

栽培がしやすい反面、虫がつきやすいので、虫食いだらけになってしまうこともあります。そのため虫食いの対策が必要です。

畑やプランターで小松菜の種をまいた後、防虫ネットをかけると虫食い対策になります。

小松菜に虫がいることに気づいたら、割りばしなどを使い一匹ずつ除去する方法も有効です。

また、虫が少ない早春や冬を選んで種をまく工夫をすると、虫食いだらけになる心配が減るでしょう。

他には、コンパニオンプランツで栽培する方法を取り入れるのもおすすめです。
コンパニオンプランツは、植物を2種類以上一緒に植えることによって、お互いが良い影響を受けるという組み合わせのことです。

つまり、一緒に植えて近くで育てることで病害虫が防げるだけではなく、効率良く色々な野菜を育てられることも魅力です。

小松菜と一緒に植えると良い野菜はレタスです。
小松菜を好むアオムシは、キク科であるレタスが苦手です。
それとは逆にレタスを好むタバコガは、アブラナ科の小松菜が苦手でつかないので、小松菜とレタスを一緒に植えることで、害虫対策になります。

レタスの他に小松菜と一緒に植えて相性が良い野菜は、ニラや人参などが良いです。

家庭菜園の小松菜が虫食いなってしまったらショックですよね。
しかし、その後復活させる方法が２つあります。
1つは、手または割りばしを使って虫を除去する方法です。

アオムシなどの幼虫を取り除くことは、目に見えて分かりやすいので、手や割りばしで確実に除去することができますよね。
除去してあげると、後から新しい小松菜の葉が出て再び育っていきます。

復活させる2つ目の方法は、小松菜の葉に薬剤を散布することです。
虫が葉から落ちていなくなるので、後から新しい葉が出て再び育っていきます。

そうして小松菜に虫がつかないように定期的にチェックをしてください。
虫を取り除くか、必要であれば薬剤散布をすることで虫食いを防ぐことができます。

小松菜が虫食いだらけになってしまう原因は、害虫が小松菜の葉を食い荒らすためです。
小松菜につきやすい代表的な虫は、アオムシ、カブラハバチ、ヨトウムシ、アブラムシなどです。

まずアオムシ類では、コナガ、モンシロチョウなどの幼虫が食欲旺盛で葉を食べて、穴が次々と増えます。
そして、成虫になり産卵をするので増殖が止まりません。防虫ネットや農薬散布が必要になります。

カブラハバチは、1～2センチ程の小さなイモムシですが食欲旺盛ですから、駆除をしないと見る見るうちに葉がなくなるので注意してください。

ヨトウムシは、茶または緑色のイモムシでヨトウガの幼虫とハスモンヨトウの幼虫です。
ヨトウムシは1か所に100～200個を産卵して集団で葉を食べ、成長するにつれて筋だけ残して食べつくします。
夜盗虫と書き、夜行性のため夜に葉を食べて、昼は土の中に隠れています。

アブラムシは、春と秋に発生しやすいですが、暖かい環境のビニールハウスなどでは一年を通して発生します。

ウィルスを媒介するため防除することが必要です。
小さい虫であるため、防虫ネットを使う際は、目合い1ミリ以下の細かいものを選んでくださいね。

虫食いにあった小松菜は、傷んでいなければ食べることはできます。
しかし、穴があいた虫食いだらけの見た目や、小松菜に虫がついているのを見てしまった時は、食べる気が失せてしまうこともありますよね。

そんな虫食いの小松菜は、どうやって調理すれば良いのか調べてみたところ、みじん切りにしたり、潰してペースト状にしたりするのはどうでしょう。
みじん切りやペーストにすることで見た目が変化しているので、虫食いだったということは分かりませんよね。

例えば、みじん切りで細かく刻んで小松菜を味噌汁に入れてしまうのはいかがでしょうか。
他にもみじん切りでおすすめなのは、餃子です。
具に混ぜてしかも皮で包めば、もう完全に分かりません。

作り方は、まずは虫食いにあった小松菜をキレイにするため洗います。
その後、一旦塩ゆでをして、色が悪かったり枯れていたりする葉をちぎり取って、みじん切りにします。
そして、ひき肉と混ぜて調味料を入れて、餃子の皮を包んでフライパンで焼いて出来上がりです。

ペーストにした場合のおすすめは、スムージーやスープです。
他の野菜と混ぜることで違和感なく美味しくいただけますよ。

いかがだったでしょうか。小松菜の虫食いだらけの対策や復活方法、原因などをご紹介しました。

小松菜の虫食いを防ぐには、防虫ネットを使ったり、コンパニオンプランツで栽培したり対策することが重要です。
そして、虫食いになっても虫を取り除く、薬剤散布で復活させることもできます。

もし虫食いになってしまっても、葉は傷んでいなければ食べることができるので、細かく刻んだりペーストにしたりアイデア次第で美味しく食べることもできますね。