シンビジウムの花が咲き終わったら、根元から切り取っていきます。
(ただし、古いバルブは残しておきますよ)
開花時期が終わったら、芽かきを行い、外の日当たりのよい場所に移動してください。
シンビジウムは花後が生育期なので、水や肥料も10月頃まで与えてくださいね。
シンビジウムの育て方花が終わったらどうするの?
花後にすること
シンビジウムの花が咲き終わるごとに、花茎を根元から切り取ります。
また、すべての花が終わった後にすべきことは、
- 芽欠き(めかき)
- 植え替え
- 株分け
を行う必要があります。
シンビジウムは花後が生育期になるため、鉢の置き場所や水・肥料の与え方も重要です。
ひとつひとつ説明していきますね。
花茎の切り取り
シンビジウムの花が咲き終わるごとに、花茎を切り取ります。(花茎をきる場所や切り取る理由は、後ほど詳しく説明しますね。)
シンビジウムは1ヶ月以上楽しめる花ですが、あまり長いと株の体力が弱くなって、新芽などに影響が出てきます。
1ヶ月ほど開花を楽しんだら、花が咲いていても切り取ってしまい、花瓶で楽しむのもいいですよ。
鉢の置き場所を変える
花が終わったら、外に出してあげましょう。
外に出すことで、来年の花を咲かせるための準備ができるんです。
シンビジウムを外に出すときのポイントを紹介しますね。
①寒暖差を感じさせる
外だと昼と夜の気温は変わります。
シンビジウムはこの気温の変化を感じて、花を咲かせる準備をします。
②日光をたくさん浴びせる
日光はシンビジウムのエネルギー源。
日光が足りないと、花が咲かなくなってしまうため、外で日光にたくさん当たることで、シンビジウムは元気になります。
最低気温が10度以上になったら外に移動しましょう。
シンビジウムが快適に育ちますよ。
③直射日光は避ける
日光がたくさん当たるのはいいですが、直射日光はよくありません。
直射日光は葉を傷めたり、水分を奪ったり、シンビジウムの発育に影響を与えます。
シンビジウムを外に置く場合は、風通しや日当たりがよい半日陰の場所に置くと、直射日光を避けることができますよ。
ただし、真夏は暑すぎるので、涼しい日陰に移動させましょう。
シンビジウムは置き場所を変えることで、次の花を咲かせる力を高めます。毎年美しい花を楽しむために、置き場所の変更をしてみてください。
芽かき
気温が高くなってくると新芽が出始めます。
新芽が全部育ってしまうと、株が弱って花芽ができない可能性があるんですね。
バルブごとに太芽を1個残すため、残りの新芽は手折ってしまいましょう(芽欠きといいます)。
こうすることで、栄養が分散されずに新芽がどんどん成長します。
新芽は次々出てくるので、芽欠き(めかき)を続けてくださいね。
水やり
9月までは1日2回、土の表面が乾いたらたっぷり与えます。
ただし、水をやりすぎると根が傷むことがあるので、鉢の下から出てお皿に溜まった水は、その都度捨てるようにしましょう。
肥料
洋ラン専用の肥料を10月頃まで、毎月1回小さじ1程度与えます。
または、1~2週間に一度程度、液肥を与える方法もありますよ。
シンビジウムは花が終わったらどこで切る?
シンビジウムの花後は、花茎の根元から、ハサミを使って切り取ります。
病気や雑菌繁殖の原因になるから、鋏は消毒済の清潔なものを使ってくださいね。
古いバルブはそのまま残します。
古いバルブには水分や栄養分が蓄えられており、新しいバルブにそれらを送る働きをしてくれます。
シンビジウムの植え替え時期とポイント
植え替え時期
植え替え時期は4~5月頃です。
2~3年に一度のペースで植え替えを行いましょう。
植え替えの手順
2年くらい経つと、鉢中は硬くなっているので、軍手をして株の根元をしっかり持ち、丁寧に引き抜きます。
引き抜いたら、根に付いた古い土を取り除き、腐った根っこは取り除きます。
新しい用土を入れた一回り大きい鉢に植え替えます。
植え替え後の管理
植え付け後は、10日ほどゆっくり休ませた後、水やり・肥料を再開しましょう。
株分けもできる
植え替えと同じ時期に株分けを行うこともできますよ。
株分けする目安としては、株ごとにバルブが3つ以上くっついていること。
もしバルブが5個なら、二つに分けると2個と3個になってしまう為、株分けはできません。
シンビジウムの夏越しの方法
シンビジウムは日当たりが大好きですが、夏の日差しと高温苦手です。
夏の間は、風通しのよい涼しい場所に移動して管理しましょう。
水やりは続けますが、肥料はお休みしますよ。
根腐れなどの原因になります。
まとめ
シンビジウムは、日光と水不足が大敵。
来年もきれいな花が咲くように、花後はよく日に当ててくださいね。
また、水不足を心配して水を与えすぎると根腐れすることもあるので、与える量には注意してみてくださいね。
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