スノーフレーク(鈴蘭水仙)の花が終わったら、花茎を下から切り取ります。
球根を太らせるため、葉っぱは残し、黄色くなっても放置しておきます。
株が混みあうまでの2,3年は植えっぱなしで大丈夫。
5~6月以降の休眠期には、水・肥料ともにストップして、涼しい場所で管理しましょう。
スノーフレークの花が終わったら
花がら摘み
スノーフレークの花が咲き終わった後、花茎には小さな種ができますが、それはスノーフレークにとって良くありません。
種を作るのに栄養が使われてしまうと、球根に蓄えられるべき栄養が減ってしまうからなんです。
球根が栄養不足になると、来年の花の数や大きさに影響が出ます。
そこで、花が散る前に花がら摘み(花茎を切り取ること)が必要です。
花がら摘みの方法はとっても簡単で、花が終わったら、花茎の下部分を清潔なハサミで切ります。
ただし、茎は切らずにそのままにしておきましょう。
茎についた葉が、太陽の光を受けて光合成をして作られた栄養分が茎から球根に送られます。
球根は養分をエネルギーに変えて、大きく育ちます。
茎が枯れて黄色くなったら、茎も切り取ります。
これで、球根は十分な栄養を蓄えて、来年の花のために休眠します。
置き場所を変える
花が終わったら、日当たり~明るい半日陰で、風通しや水はけのよい場所で管理しましょう。
暗すぎる場所だと、花つきが悪くなることがあります。
夏には地上部が枯れて休眠に入りますが、このときは涼しい日陰に移動させるとよいでしょう。
地植えの場合は、敷き藁などでマルチングをして地温の上昇を防ぐことで、翌年も元気に花を咲かせてくれますよ。
水やり
休眠中は、水やりの必要はありません。
6月頃になると、葉は自然に枯れて地上部が見えなくなります。
これは、スノーフレークが夏の暑さに耐えられずに休眠するサインなんですね。
休眠期に水を与えすぎると球根が腐ってしまうので注意してください。
けれど、土がカラカラに乾いてしまうと、球根も乾燥する可能性があります。
乾燥がひどい場合は、月に1回程度、土の表面を少しだけ湿らせるようにしましょう。
休眠期は夏の間続きますが、涼しい秋になると、再び芽を出し始めるので、水やりを再開します。
肥料
スノーフレークの肥料の与え方は、地植えと鉢植えで異なります。
地植えのスノーフレークの場合
地植えの場合は、すでに草花が問題なく咲いている肥沃な土なら無肥料でも育ちます。
もし肥料を与える場合は、花後に緩効性肥料を株元に与える程度で十分です。
緩効性肥料は、ゆっくりと効いて球根に養分を送ります。
鉢植えのスノーフレークの場合
鉢植えの場合は、花後のお礼肥えを与えましょう。
お礼肥えとは、花が咲いたことに感謝して、栄養を補給することです。
液体肥料を規定の濃度に薄めて、水やりと一緒に与えます。
液体肥料は、すぐに効いて球根に養分を送ります。
肥料を与える時期
肥料は葉が枯れる前までに与えましょう。
葉が枯れると球根は休眠に入ります。
休眠期に肥料を与えると、球根に負担がかかり、病気などの原因にもなります。
肥料は与えすぎない
スノーフレークの肥料の与え方は、花後に少量与えることがポイントです。
過剰に与えると、葉ばかりが茂って花が咲かなくなることがあります。
スノーフレークは植えっぱなしも育つ?
スノーフレークの球根は、2~3年ほどは植えっぱなしでも大丈夫です。
3年ほどたって球根が大きくなり、株が混みあってきたら植え替えのサインですよ。
スノーフレークの球根の掘り上げと保管
葉が枯死した5月下旬から6月下旬にかけて球根を掘り上げ、秋の植えつけまで、雨のかからない日陰で乾燥貯蔵します。
植え替えの際に、球根を分割して別のところに植えれば、さらに増やすことができます。
植え替えの時期も6月頃です。
植え替えの際は、球根を半分に切り分けるのですが、根がついていることを確かめて、切らないように気をつけます。
まとめ
スノーフレークは、比較的育てやすく、耐寒性があるため、夏越しの成功がポイントです。
球根をしっかり太らせるためにも、休眠期にしっかり休ませてあげましょう。
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