パンジーの肥料過多の判断基準として、葉が枯れる・萎れる、葉先が茶色くなる、葉だけが育ち花が咲かない、といった症状がみられます。
葉枯れや萎れが見られるなら、新しい土に植え替えることも検討してみましょう。
葉だけだ育ち花が咲かない場合、チッ素という成分が多いのが原因なので、肥料を変えましょう。
リンが多い肥料だと、花付きがよくなりますよ。
パンジーを育てるなら、↓の組み合わせが使いやすいです。他のお花や植物にも使えて便利です。
パンジーの肥料過多の症状と対策
葉っぱが枯れる
急に葉っぱが萎れたり枯れたりしたら、注意して観察してみてください。
日当たりが良い場所で、水やりをしても改善しないなら、肥料過多で根っこが弱ったり傷ついて、養水分を吸収できない可能性があります。
葉先から枯れる時は、肥料過多の他、害虫による被害も考えられます。
根っこを元に戻すのは難しいですが、新しい土に植え替えることで、根っこを休ませてあげることはできます。
ただ、真冬の植え替えは、土の中で根がうまくなじめず、そのまま弱ってしまうこともあるので注意です。
葉は育っているのに花が咲かない
パンジーの葉っぱは大きく育っているのに、花は何故か咲かない場合は、肥料の中でチッソという成分が多すぎている可能性があります。
チッ素は、枝葉を茂らせる働きがあるんですね。
パンジーに与えている肥料の成分を、一度確認してみるといいですよ。
パンジーに与えるなら、リン酸(花つきをよくする効果があります。)が多めの肥料を選ぶといいですよ。
パンジーの冬の肥料は欠かさずに与えよう
冬の寒い時期もパンジーに肥料はかかせません。
秋から春までの開花期に必要な量の肥料をあげれば、パンジーはこんもりと葉を茂らせて、たくさんのきれいな花をさかせてくれます。
肥料が途切れてしまうと肥料切れ(肥料不足)がおこるし、肥料をあげすぎれば肥料過多(肥料やけ)になってしまい、どっちもパンジーの生育に影響が出やすいんです。
大した肥料がなくても、パンジーは咲き続けることもできるんですけれどね。
- 花の付きが悪くなったり
- 咲いても花が小さかったり
- 害虫がつきやすくなったり
など、色々悪い影響が出やすくなるので、肥料は適切な量を与えるといいですよ。
パンジーの肥料の種類
ホームセンターに行くと、花専用の肥料とかパンジー・ビオラ専用肥料、液体肥料、固形肥料、有機肥料とか、袋入りやボトル入りや、とにかくいろんな肥料が並んでいて、選べないですよね。
でも、パンジーを植えた後に必要な肥料は、そんなに多くの種類は必要ないんですよ~。
必要なのは、簡単にいうと2種類だけ!
そのうちの1種類の肥料だけ与えるだけでも、パンジーの育ち方には効果があるんです。
2種類は難しな・・・という場合でも、自分にあった肥料を選んでみてくださいね。
パンジーの成長に必要な肥料は次の2種類になります。
- 固形肥料
- 液体肥料
私が使う固形肥料(錠剤肥料)はプロミック草花・鉢花用です。
液体肥料はハイポネックス原液を使います。
プロミックもハイポネックス原液も、他の植物や花にも使えるから便利なんですよね~。
おうちゃく者の私にはぴったりな肥料なんです。
二つの肥料の特徴として
緩行性肥料なので、ゆっくり長く効き目が持続する
速効性なので、すぐに効く代わりに効き目が短い
と覚えておくといいですよ!
パンジーの肥料のタイミング
パンジーに肥料を与えるタイミングで、最初に大事なのが、肥料をやり始める時期!
鉢植えにしろ地植えにしろ、植え付けしたばかりのパンジーは、地中に根を張って新しい環境になじもうと、自分の力で頑張っている時期。
新しい環境に慣れようとしているときに、栄養価の高い肥料をあげるのは、根の成長を妨げてしまうことになります。
パンジーが元気に大きな花をたくさん咲かせてくれるかどうかは、植え付け後の根の張り方、根の丈夫さはとても大切です。
なのでパンジーを鉢植えやプランターに植えてから、最初の肥料をあげるまでには、約2~3週間ほど空けるといいです。
さっき紹介した固形肥料のプロミック草花・鉢植え用は、植え付け後から1ヵ月後からの使用をすすめているので、私は1ヵ月待ってからの肥料やりにしています。
固形肥料と液体肥料をあげるタイミングについてですが。
肥料のやり方としては次の3パターンがあります。
- 個形肥料(錠剤肥料)だけを与える
- 固形肥料と液体肥料を両方与える
- 液体肥料のみを与える
固形肥料(錠剤肥料)だけを与える
固形肥料は、一般的には一カ月ごとにあげるといいと言われていますが、プロミック草花・鉢植え用は2カ月に一度錠剤を与えることをすすめています(約2カ月間、肥料の効果が持続するとうたっています)。
なので、面倒くさがりの私は言われるがまま、2カ月に一度の肥料やりにしています。
固形肥料を与えるタイミングは基本的には月に一度だけど、使う固形(錠剤)肥料によって、肥料やりの間隔は変わってくると思います。
固形肥料はパンジーの株の根元ではなく、なるべく株元から離して鉢やプランターの縁近くに置くのがいいですよ。
固形肥料と液体肥料の両方を与える
パンジーは固形肥料だけでも育ちますが、固形肥料と一緒に液体肥料もあげるのが定番です。
固形肥料と合わせて液体肥料をあげる場合には、2週間に一回程度を目安にしてください。
上で紹介したハイポネックス原液を使用する場合、私は500~1000倍に薄めてあげています。
ハイポネックス原液の説明書きには、液体肥料を与えるタイミングは7日~10日に一度となっていますが、このタイミングは液体肥料のみを与える場合の間隔です。
固形肥料と合わせて液体肥料を与える場合は、2週間にいっぺんで充分です。
あんまり肥料が多いと、肥料過多(肥料やけ)になってしまって、パンジーが萎れたり枯れてしまう場合があるので、肥料のあげ過ぎは禁物です。
液体肥料のみを与える
液体肥料のみで育てる場合には、7日~10日に一度を目安に肥料を与えます。
液体肥料は与える間隔が短いので、うっかり忘れてしまわないよう気を付けなければいけません。
ずぼらな私には難しいので・・・私は効果の持続が長い固形肥料に頼ってしまいます。
肥料が足りないと、肥料不足(肥料切れ)を起こして
- 苗が萎れる
- 葉色が悪くなる
- 花つきが悪くなる
- 害虫が付きやすくなる
なんていう症状が出やすくなります。
パンジーは肥料が大好きな花なので、液体肥料のみでパンジーの苗を育てる場合には、手帳やカレンダーに印でも付けておくと、忘れ対策になりますよ。
毎週なん曜日とか、5が付く日とか、自分で覚えやすいパターンを作っておくといいかもしれませんね。
液肥は固定肥料とは違い、株元近くに与えるようにしましょう。
まとめ
肥料はあげすぎても、あげなさ過ぎても、パンジーに悪い影響を与えてしまうんです。
ときどき、葉や花・株全体の様子を見ながら、あげる肥料の量や濃度を調節してみてくださいね。
パンジーは根っこが元気なら、たくさんの花を咲かせてくれます。
根っこが快適に生長できる環境を作ってあげましょう。
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