花の植え替えでしおえる原因
植え替えの方法が間違っている
花を植え替えた直後というのは、花にとって新しい環境にストレスを感じている時期です。
正しい植え替え方法ができていれば、植え替えから3日~1週間ほどで新しい環境になれ、回復してきます。
もし、1週間程度様子をみても、しおれる、枯れるという場合、植え替えの方法が間違っている可能性があります。
特に根に関するトラブルが、植え替えた花に影響を与えることが多いです。
根詰まりを起こしている
掘り出した花の根が伸び切って絡み切っている場合、根についた土を取り除いて、根をほぐしてあげます。
充分にほぐしてから植えると、土中の水分や養分を充分に吸収できるため、養生期間を経て回復することができます。
けれど、根詰まりは根っこを傷つける可能性もあり、やりすぎると枯れる原因になります。
根が傷ついている
根が傷ついているのは、新しい環境でストレスを抱えているうえに、ケガもしている状態です。
充分な水分・栄養を摂ることができず、花が弱っている可能性があります。
植え替えの時期が違う
花によって植え替えに適した時期は違います。
植え替え時期が分からない場合、調べてから植え替えを行うようにしましょう。
植え替えを嫌う植物もいる
植え替え作業は、植物に負担をかけます。
そもそも植え替えが嫌いな植物もいます。
植え替えたい花が、植え替えに適しているか調べる必要があります。
根と土の間に隙間ができている
根は、土の中から、水分や養分を吸収します。
もし、根っこと土の間に空間があれば、植物は水分・栄養不足で養生時期に元気になることができません。
植え替える時は、根っこの隙間まで土が入り込むように植える必要があります。
水の量が足りない
植え替えた後の花は、たっぷりの水分を必要とします。
植え替えた後の土に、下から滴るくらいのお水をあげる必要があります。
植え替える鉢植えの大きさが合っていない
植え替える時の植木鉢の大きさは、最初の鉢より一回り大きいサイズで充分です。
どうせ植え替えるなら、他に手ごろな植木鉢がないから、などと必要以上に大きい鉢に植え替える人がいます。
鉢が大きくなれば土もたくさん必要になります。
土が多すぎると過湿状態が長く続き、弱っている根には辛い環境となってしまいます。
元気ない花の復活の方法
養生期間を設ける
植え替え直後から日当たりのいい場所に置くのは、よくありません。
日陰で風通しがいい場所にに3日~1週間程度、移動して様子をみましょう。
植え替え直後は、根を痛めて弱まっている状態なので、光合成をすることで弱りが加速してしまうんです。
なので、しおれて元気がないなら、まずは安静にしてあげましょう。
水分が失われるのを抑える
植え替え後は、充分な水分を摂ることが難しいです。
少しでも植物から水分が蒸発するのを防ぐ必要があります。
日光にあてない・湿度をあげるため、鉢植えならビニール袋を被せてあげる等の対策をとってあげましょう。
活力剤を使う
活力剤は、植え替えで傷んだ根の成長や新しく根が生えてくるのを促してくれる働きがあります。
活力剤で有名なものとして、メネデールやHB-101があります。
▼メネデール
▼HB-101
植え替え後に枯れるのを防ぐには
とにかく水分を摂らせて、ゆっくり休ませてあげることが一番大切。
- 一回り大きい鉢を選ぶ
- 根はなるべく傷つけない
- 割りばしなどを使い、根と根の間にも土を入れる
- 水をたっぷり上げる
- 日陰の風通しがいい場所で数日、養生させる
この5つの工程をきちんと行うことで、植え替えしたあとの花が枯れることなく元気に育つ可能性は高くなります。
古い土や雨は植え替えによくない?
植え替えたばかりの植物は、ストレスを受けた状態で弱っています。
植え替え後は1週間ほど、養生することが大切ですが、あまり雨にあてない方がいいです。
また古い土はずっと植物を育ててきたため、栄養成分が減っていたり、細菌の繁殖、根っこの残りかすが混じっている可能性があります。
古い土を再利用したい場合、新しい土を混ぜてリサイクルして使う方法があります。
古い土を使うときにはん、古い根っこは取り除いてから使いましょう。
朝と夕どちらが植え替えに適しているか
植え替えに適した時間帯は、植物の種類や時期にもよります。
冬なら午後3時以降は冷えてくるため、植え替えてすぐ寒さに耐えることになります。
また、夏場の日中は土が温かいため、高温多湿状態で根が弱ってしまうので、夕方の涼しい時間帯は植え替えにも適しています。
時期を選ばないなら、午前中が植え替えしやすい時間と言えます。
まとめ
植え替えたばかりの花が萎れてきたら、まずは養生に適した場所に移動して様子をみましょう。
土が乾いていたらお水もあげましょう。
それでも回復しない場合、根が傷んでいる可能性があるので、活力剤の利用もかんがえてみてくださいね。
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