ガーデンシクラメンの花が終わったら、花がらを茎の根元近くで摘み取ります。
切り口から雑菌が繁殖しないよう、手で摘み取ります。
黄色く変色した葉もその都度、摘み取るようにしましょう。
開花時期が完全に終わったら、夏越しをします。
初めての夏越しなら、休眠法(ドライタイプ)が簡単です。
水と肥料をストップして、新芽が出る8月下旬まで、風通しのよい日陰で休眠させてあげましょう。
ガーデンシクラメンの花が終わったら
花がら摘みをしよう
ガーデンシクラメンの花が枯れた後、そのままにしておくと、花がらの中に種ができます。
種取りしたい場合は、花がら(枯れた花)をそのままにしておいて大丈夫です。
けれど、種を作るために、ガーデンシクラメンの栄養分が作られるため、株や次の開花に影響が出る場合があります。
また、枯れた花がらがそのままだと、蕾が大きくなれなかったり、花が咲かなくなる原因になるんですね。
『できるだけ長い間、開花を楽しみたい』『来年もきれいな花をたくさん咲かせたい』場合、花が咲き終わったら花がら摘みを行いましょう。
花がら摘みは、枯れた花がらの茎を根元付近で摘み取ります。
ハサミなどで切ると、切り口から雑菌が侵入し、株がダメになる可能性があるので、手で摘み取るようにしましょう。
茎を掴んでねじるようにするといいですよ。
全ての花が終わるまで、花柄摘みは続けましょう。
枯れ葉もこまめにとる
開花中に、黄色く変色したり、枯れる葉があれば、花がら摘みと同じように、根元付近で摘み取りましょう。
見栄えも悪いし、枯れ葉の腐敗で雑菌が繁殖する原因にもなります。
ガーデンシクラメンを来年も咲かせるための育て方
簡単なのは休眠して夏越しする方法
ガーデンシクラメンの花が終わったあとは、
- 休眠法(ドライタイプ)
- 非休眠法(ウェットタイプ)
のどちらかの方法で、夏越しを行います。
非休眠方法の方が、株が大きくなるし、花付きも良くなります。
また、開花時期も11月頃からと、休眠法より1ヶ月ほど早く開花を楽しむことができるんです。
けれど、非休眠方法の場合、水やりと肥料を与え続けるため、水の過不足や夏の暑さ・過湿の影響で、枯れてしまうことも多いんです。
初めてガーデンシクラメンを育てる場合や初心者の方は、休眠法の方が簡単です。
休眠法と非休眠法の両方のやり方を紹介するので、ご自身の目的ややり易い方法で夏越しを行ってみてくださいね。
休眠法のやり方
水やりをやめる
開花時期が終わったら、水やりをストップします。
まだ元気な葉がたくさん残っているので可哀そうなのですが、休眠に必要な対策なんです。
水やりをストップすると、葉がだんだん枯れて休眠体制に入ります。
枯れた葉を摘み取る
水分がなくなり枯れた葉は、根元近くで摘み取っていきます。
ハサミは使わず、手でひねるようにして摘み取りましょう。
夏越は涼しい日陰で休眠
ガーデンシクラメンは、暑さや蒸れが苦手な植物です。
夏越しは、風通しの良い日陰で、ゆっくり休眠させてあげます。
8月下旬頃から水やり再開
猛暑が過ぎ、涼しくなってくると、少しずつ休眠から目覚めて生長を再開します。
新芽が出始めたら、水やりを再開しましょう。
非休眠法のやり方
花後は風通しのよい日陰に移動し、肥料と水を欠かさずに与えます。
水は多すぎても少なすぎてもよくありません。
水やりのタイミングは、土の表面が乾いたとき。
肥料は、10日に一度程度で薄めに薄めた液肥を与えてください。
非休眠法で夏越しをしている間に、葉が黄色く枯れてくる場合もあります。
枯れた葉は環境悪化になるので、こまめに摘み取るようにしましょう。
9月頃に植え替え
非休眠法・休眠法ともに、9月に入ったら、植替えをおこないます。
一回り大きな鉢に新しい土を用意して、株を植え替えましょう。
掘り起こした球根を指で押してみて、硬く締まっていれば大丈夫。
ブヨブヨと柔らかくなっていたら、夏越しは失敗なので、球根は処分しなければなりません。
ガーデンシクラメンの肥料の時期と量
休眠法で夏越しするなら、肥料もストップします。
休眠中に肥料を与えると、肥料ヤケを起こし、球根がダメになってしまう場合があります。
また、非休眠法の場合は、肥料は10日に一度程度、薄めた液肥を与えるのですが、濃いとやはり肥料ヤケを起こしてしまいます。
夏越し中は、与える肥料の量に注意が必要です。
9月以降は、夏越し方法に限らず、通常の濃度で液肥を与えます。
翌年の5月までは、生育期のため、肥料は欠かせません。
まとめ
ガーデンシクラメンは、夏越しがうまくいけば、何年も開花を楽しめます。
休眠法だと、地表部がなくなってしまうので、少し寂しい感じもしますが、比較的管理しやすいですよ。
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