植えたばかりの苗が萎れている場合、養生させていない・水分が足りない・肥料をあげすぎている等が原因として考えられます。
日当たりのよい場所に置いているなら、日陰で風通しのよい場所でゆっくり養生させてあげましょう。
化成肥料のあげ過ぎは、水分不足を招くため、肥料の入っていない新しい土に植えてあげましょう。
苗の植え替えでしおれる原因
買ったときには元気だった植物の苗が、植え替えたとたん、しおれてしまうのは、
植え替えた後の苗はストレスを感じている状態だから。
また、充分に水を吸えない状態だからなんです。
苗はストレスを感じている
慣れていた土から新しい環境になって、苗はストレスを感じています。
植えてから数日、新しい環境になじむまで、萎れ気味になることは多いです。
いきなり日当たりの良い場所で、雨風にさらされた状態は、弱っている苗にとってストレスです。
根っこが伸びていない
買った時の苗は、ポット(ビニール製の容器)に入っています。
狭いポットの中で張り巡らされた根っこは、新しい土の中に埋めたからといって、すぐには根を伸ばすことはできません。
特に花壇や畑など広い場所に埋めた場合、ポットと同じ広さからしか水分をとることができず、水分不足になることがあります。
日光にさらされている
暖かい場所を好む植物だからといって、植え替え直後に日光があたるところにおいていないでしょうか?
水分が充分吸えない状態で、日光を浴び続ければ、苗の中の水分が蒸発して、しおれる原因になります。
化成肥料を多く与えている
苗を植える時に、土中に化成肥料を多く混ぜると、しおれる原因になることがあります。
化成肥料は水に溶けます。
溶けた肥料の成分が土中に大量にあると、浸透圧の関係で、植物内の水分が根っこから土中に出てしまうんです。
そうなると、いくら水をあげても、根っこから水分が抜けてしまうので、苗はいつもカラカラの状態になります。
しおれた苗を復活させる方法
養生させる
植え替えたばかりの苗を、日光や雨の当たる場所に置いているなら、日陰で風通しのいい場所に移動してみてください。
これを養生と言います。
数日間、養生してあげると、苗が落ち着いて元気を取り戻します。
水をたっぷりあげる
植えたばかりの苗の根は、まだ十分に水分を吸収することができません。
水をたっぷりあげることで、水分を吸収しやすくなります。
新しい土に植え替える
化成肥料をたくさんあげ過ぎてしまっている場合、新しい肥料分がない土に植えます。
そして、水をたっぷりあげます。
肥料は、苗が元気になって、枝や葉が成長し始めてからで大丈夫です。
枯れるのを防ぐための方法
苗を植える時に、枯らさないよう気を付けたいポイントがあります。
水やりのポイント
苗を植えたときは、水をたくさんあげます。
鉢植えの場合、鉢底から水があふれ出るまでしっかりあげます。
ただし、鉢の下に水受け皿を置くと、水受け皿に水が溜まり、根腐れの原因となります。
養生する場所のポイント
苗を植えたばかりのときは、例え日光が大好きな植物でも、数日は養生させてあげましょう。
日の当たらない・風通しがよい・雨をしのげる、場所でゆっくり休ませてあげます。
肥料のポイント
化成肥料は、肥料成分過多で、植物に悪い影響を与える可能性があります。
基本的には、苗を植える時には肥料は混ぜない方がいいです。
もし化成肥料を使う場合は、鉢底に化成肥料を入れて、直接根に肥料があたらないようにします。
また、肥料を使いたい場合、緩効性肥料ならゆるやかに成分が出るので、安心です。
まとめ
苗は植えられた直後は萎れていても、ゆっくり休ませてあげれば、元気に回復します。
もし、養生に適した場所に数日置いても、元気にならない場合、肥料やけや水分過多・水分不足なども考えられるので、
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