キンギアナムの花房の半分以上が枯れたら、バルブと葉を残して、花茎の根元から摘み取ります。
また、完全に花が咲き終わったら、7月までは日当たりのよい場所で、肥料と水をしっかり与えましょう。
花後は植え替え時期でもあるので、2年に一度程度、植替えも考えてみて下さいね。
キンギアナムの花が終わったらどうする?
花がら摘み
キンギアナムの1つの花房の半分以上が枯れてきたら、花がら摘みを行いましょう。
咲き終わったら後のバルブと葉を残して、花茎の根元部分から摘み取ります。
秋まで水やりは続ける
水やりは、秋に入って気温が下がり始めるまで、与え続けます。
花後~7月までは、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。
8月・9月は暑さで、半ば休眠気味になるため、少しだけ水やりを控えめにします。
土の表面が乾いて1~2日間を開けてから、たっぷり水やりを行うようにしましょう。
キンギアナムは、過湿が苦手なので、常に湿っている状態は得意じゃないんですね。
10月以降は、土の表面が乾いてきたら水やりをしまが、気温が下がるにつれ、水やりの量を減らしていきます。
水を減らすことで花付きをよくしたり、体内濃度を高くして耐寒性を高めることができるんですよ。
日当たりが大事
キンギアナムは日光が大好きで、花付きに、日光は欠かせません。
日当たりのよい場所に置くことが大切です。
キンギアナムの夏の注意点
日焼けに注意
けれど、7月・8月の日差しでは葉焼けしてしまうことも多く、30~50%程度遮光するのが望ましいです。
雨がかからない半日陰や木漏れ日が当たる場所に移動してあげます。
水や肥料のやりすぎに注意
夏場は水を控えめにすること、冬場も乾燥気味に育てる(花芽が出るまで)ことが大切です。
また、キンギアナムはあまり肥料を必要としない為、一定期間以外は肥料を与える必要はありません。
過湿や肥料過多になると、根が蒸れて傷んだり腐ることがあり、根が傷むと、高芽が出やすくなります。
『高芽』とは、本来花が咲くはずだった部分から根芽が出てしまう症状のこと。
花が少なくなったり、開花しない可能性もあります。
また、根腐れが起これば、株全体がダメになってしまいます。
キンギアナムは比較的育てやすい植物ですが、水や肥料をあげるタイミングや量はとても大切なんですよ。
キンギアナムの肥料の時期
キンギアナムは、肥料を多くは必要としない植物です。
肥料は短期間に集中して与えましょう。
与える時期は、5月~7月。
夏の暑い時期に与えると、根や株が弱ってしまう原因にもなります。
また、秋遅くまで肥料を施すと開花しない原因になります。
花後の3ヶ月程度、肥料を与えるようにしましょう。
キンギアナムの植え替えの時期と管理方法
植え替え時期は花後
植え替えは2年に1度程度の割合で行います。
鉢に余裕があれば、無理して植え替えしなくても大丈夫ですよ。
植え替えの方法
植え替えする場合は、植替えの1週間くらい前から水やりをストップして、土を乾燥させておくと、株を取り出しやすいです。
植物の植え替えを行う時は、一回り大きい鉢を用意する場合が多いですが、キンギアナムの場合は、小さめの素焼き鉢(前回と同じ大きさの鉢でもOK)で大丈夫。
素焼き鉢を選ぶのは、通気性を考えてのことです。
大きい鉢だと、過湿状態になって病気や根腐れの原因になります。
株を根元から抜き取るのですが、なるべく根を傷つけないよう、鉢の縁から掘り起こしていくといいですよ。
掘り起こしたら、新しい水苔を根っこに巻き付けて新しい鉢に植え付ければ終わりです。
植え替え後の管理
植え替え後2週間程度、水も肥料も与えず、日陰でゆっくり養生させてあげましょう。
2週間経過した頃から、水と肥料を与えます。
まとめ
キンギアナムが花芽をつけたり、開花するためには、水と肥料を与えるタイミングや量はとても大切です。
また、過湿に弱い植物なので、夏場の管理はとても重要です。
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