きゅうりが萎れるのは、根から充分な水分が摂取できなていないから。
土の乾燥・気温上昇・根の傷み・病気などが原因になっています。
きゅうりは乾燥に弱く、復活が難しい植物です。
土の乾燥や気温上昇なら、たっぷり水やりをすることで回復する可能性もありますが、病気などで根が傷んでいる場合、元に戻すのは難しいです。
きゅうりが萎れる原因
きゅうりは、日当たり・風通し・水はけがよい土を好みます。
ただし、乾燥にとても弱いので、水やりを失敗すると、キュウリは病気や乾燥で萎れてしまいます。
きゅうりが萎れてしまう原因は、水分が吸収できなくなっているから。
水分がうまくとれない原因は、次の4つの可能性が大きいです。
土の乾燥
土が乾燥していると、根から水分を吸収することができません。
乾燥に弱いきゅうりは、どんどん水分を蒸発させて、キュウリはしぼみます。
根が傷んでいる
肥料の量が多すぎたり、水をあげすぎると、土の中は栄養過多・過湿状態になり、根が傷んでしまいます。
根が傷んだり弱くなれば、水分の吸収率が悪くなり、乾燥に弱いきゅうりは萎んでしまいます。
気温の上昇
急激に気温が高くなると、水分の蒸発量が増えるので、キュウリ内部の水分も減ってしまいます。
病気
キュウリがかかりやすい病気はたくさんあります。
中には、根に悪い影響を与えたりする病気もあります。
きゅうりの成長が止まって、先の方から枯れだすのは、過湿や根詰まりのせいで、根が水分を吸い上げられないことが原因です。
きゅうりにとって、水の管理はとっても大切なことなんです。
しおれたきゅうりは復活するの?
きゅうりが復活できる場合
土の乾燥や気温の上昇などで、胡瓜が一時的に水分不足になっているだけの場合、たっぷり水やりをすることで、しおれたきゅうりが回復することがあります。
きゅうりが復活できない場合
たっぷり水やりをしても、胡瓜が萎んだままの場合、根の痛みや病気の可能性があります。
根っこからの水分の吸収が難しいので、萎れたきゅうりが元気になるのは難しいです。
きゅうりは枯れ始めると、復活するのが難しい野菜なんです。
きゅうりが昼間にしおれるのは病気の可能性あり
昼間になると、きゅうりが萎れる病気があります。
①つる割れ病
フザリウム糸状菌・フザリウム・オキシスポラムという菌が原因です。
根っこにできた傷から菌が入り込み、導管で繁殖するため、水を吸い上げられず、きゅうりに水分が行き渡らないんですね。
そのため、元気に育っていたきゅうりが晴れた日中に急に萎れてしまいます。
根が傷つく原因としては、肥料過多・過湿があげられます。
②ネコブ線虫
乾燥する砂地できゅうりを育てている場合、ネコブ線虫に寄生されている可能性があります。
ネコブ線虫の初期の症状は昼間にしおれ、水分の蒸発が少ない夜に回復するので、朝はまた元気になっています。
けれど、太陽が出て気温があがると、再びしおれてきます。
始めは1株だけにこの症状がでるのですが、他の株にも同じ症状が出始め、最後は枯れてしまいます。
ネコブ線虫は根っこにコブがたくさんできるのが特徴です。
有機物不足な環境を好むため、腐葉土などの有機物堆肥をたくさん使うのが解決策です。
梅雨に萎れる原因
梅雨は湿気が多い為、病気が蔓延しやすいんです。
きゅうりが梅雨にかかりやすい病気は、ベト病・灰色カビ病・うどん粉病・炭そ病・斑点細菌病などです。
ベト病は高温多湿を好みます。
灰色カビ病は日照不足が原因です。
小さいきゅうりが萎れているのは、日光が当たらず光合成不足だから。
雨などで冷えるのも苦手です。
しおれた小さいきゅうりを見つけたら、病気を防ぐために摘みとってしまいましょう。
これらの病気を防ぐ予防薬として、カリグリーンやサンボルドーなどがありますよ。
まとめ
きゅうりは一度萎れると復活が難しい植物です。
つる割れ病やネコブ線虫は、一度発生すると土中に残るため、連作は難しいです。
つる割れ病やネコブ線虫に影響されない野菜を育てるのも一つの方法です。
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