ハッカ油のお風呂は、ハッカ油の量と混ぜ方を間違えなければ危険ではありません。
ハッカ油は1滴からは始めて、毎日1滴ずつ増やし、最大でも5滴程度を目安にしましょう。
大量に混ぜると寒さと痛みに1時間程度、耐えることになり、シャワーで洗い流すことはできないので注意してくださいね。
また、油と水は混ざりにくいので、重曹・塩・キャリアオイルなどに混ぜると、浴槽のお湯と混ざりやすいです。
入浴後は体感温度が下がっているだけで、実際の体温は温かいので、水分補給で脱水症状に気を付けましょう。
探偵!ナイトスクープという番組で紹介されたのが『アイヌの涙』というハッカ油が人気です。
ハッカ油のお風呂は危険?
ハッカ油のお風呂は、作り方を間違えなければ、危険ではありません。
間違った作り方・入り方をすると、肌がヒリヒリ荒れたり、入浴後体が冷えすぎてガタガタ震えたり、脱水症状を起こすこともあります。
気持ちよくハッカ油のお風呂に入るためには、
- ハッカ油のお風呂への混ぜ方
- ハッカ油を使用量
この2つが重要です。
寒いのは何故?
ハッカ油に入った後に寒くなるのは、ハッカ油に含まれるメントールという成分のためです。
ハッカ油の成分は、70%以上がメントール成分でできています。
ハッカ油の量を間違えて大量に入れてしまうと、体感温度が下がりすぎて、スースーどころかガタガタ震える位寒くなります。
人によって差はあるけれど、30分~2時間程度は冷えすぎて寒い状態が続きます。
シャワーを浴びたり、ボディソープで洗っても消えないので、効果が消えるのを待つしかありません。
ハッカ油を入れすぎないための適量は?
体感温度は個人差があります。
1日目は1滴から始めて、2日目、3日目と1滴ずつ増やして、自分の体に合ったちょうどいい清涼感を見つけましょう。
私は5滴程度でも、結構スースー感じました。
7滴以上だと、スースーどころかヒリヒリして寒気があったので、あまりおすすめしません(個人差なので、これでも大丈夫だという人もいると思います)
ちなみに、ハッカ油は浴槽ではなく、ボディソープやシャンプーに入れるのもおすすめです。
適量は1滴で充分です♪
追い焚きはしても大丈夫?
追い焚きというのは、給湯器の配管に浴槽のお湯を取り込んでから、温めて浴槽に戻す仕組みです。
ハッカ『油』を含んだお風呂のお湯を追い焚きすると、配管内に油が付着して、汚れや故障の原因にもなりかねません。
ハッカ油をお風呂に入れた後は、追い焚きせずに排出した方が、浴室設備のためにはいいです。
残り湯は掃除や洗濯に使える
ハッカ油には、除菌・消臭・防カビ効果があるため、家の中の掃除などにもよく使われます。
ハッカ油の残り湯を使って、入浴後に掃除をすれば、水道代の節約にもなるし、浴室を清潔に保つ効果もあります。
残り湯は、汚れや雑菌の繁殖が気になりますよね。
洗濯で使う場合、最後のすすぎ(すすぎ2回の時は2回目のすすぎ)は、水道水で行うようにしましょう。
ハッカ油は揮発性があるため、残り湯にどれくらいハッカ油が残っているか分かりません。
洗濯物にハッカ油の効果を最大限出すなら、最後のすすぎの時に3~5滴程度のハッカ油を足してあげるのもいいですよ。
ハッカ油を使うことで、洗濯物や洗濯槽の抗菌に役立ちます。
アロマオイルが大量に付着したタオルを乾燥機にかけたら、発火したケースがあります。
洗濯の際のハッカ油の量は数滴なので、発火する可能性は低いと思いますが、乾燥機を使用するときは注意してくださいね。
ハッカ油をお風呂に入れる時の注意点
ハッカ油をお風呂に入れる時に気を付けたいことは次のとおり。
ハッカ油は水にきちんと混ぜる
油と水は混ざりませんよね。
ハッカ油も同じです。
湯張りした浴槽に、そのまま垂らしても混ざらず、油の固まりがお湯の表面に浮いている状態になります。
ハッカ油は濃度が高いエッセンシャルオイル(精油)。
塊になったハッカ油の場所に、皮膚が触れると皮膚が荒れたりヒリヒリしてすることがあります。
ハッカ油をお湯に馴染ませるには、
- 重曹
- 塩
- キャリアオイル
上記のどれかにハッカ油を混ぜて、お風呂に入れると混ざりやすいです。
キャリアオイルというのは、エッセンシャルオイルを希釈するために使う植物油です。
ホホバオイルなど種類が豊富です。
脱水にならないようにする
ハッカ油に含まれるメントール成分が体に与える影響により、脳が体が冷えたと思うことで体感温度が低くなります。
ハッカ油のお風呂は、体感温度が低くなるため、スーッとした涼しさを感じるんですね。
けれど実際の体温は変わりませんし、お風呂上りは体温は上がっています。
ハッカ油の入れすぎ等で、身体が冷えすぎた為に寒くて水分を摂らずにいると、脱水症状を引き起こす可能性があります。
ハッカ油の追加は要注意
身体がひんやりしてくるのは、ハッカ油のお風呂に入って少し時間が経った頃です。
私の夫は、湯船に浸かって時間が経ってないのに、変化がないからとハッカ油を追加しました。(しかも何滴も!)
大量に追加してしまったら、シャワーで洗い流すこともできず、どうすることもできません。
太っていて暑がりの夫でも、1時間位、毛布に包まりながら『寒い』『痛い』を連呼してました(苦笑)
また、時間を空けて次の人が入るとき、まだハッカ油の成分が残っていることも十分に考えられます。
安易にハッカ油を追加すると、メントール成分が強力になってしまうかもしれません。
我が家の場合、1時間後に入浴しても清涼感を感じられました。
ハッカ湯は浴槽を傷める可能性がある
浴槽のタイプによっては、発泡性入浴剤・アロマオイルやオイル系入浴剤・硫黄系入浴剤などの使用を控えた方がいい浴槽もあります。
ハッカ油を使う前に、自宅の浴槽の取扱説明書で確認してみるといいです。
我が家の浴槽の取説には、使用の禁止はなかったけれど、
『浴槽の変色・変質の恐れがあるから、入浴剤入りのお湯を浴槽にいれたままにしないこと』
と記載されていました。
ぜひ、一度取説を確認してみることをおすすめします!
まとめ
ハッカ油のお風呂に挑戦するときは、ご自宅の浴槽に使って問題ないか確認してから、1滴ずつ追加していくと、浴槽にも体にも安全に楽しめます。
入浴後は、身体が冷えている感じがしても、実際には体はポカポカしています。
水分補給を忘れないようにしてくださいね。
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