鉢植えの鉢植えの寿命は、一般的に6~7年です。
けれど、育て方次第で10年以上元気に育ちます。
ハイビスカスの鉢植えの寿命を少しでも長く楽しむポイントは、水やり・養分・日当たりの3つ。
そして、植え替え・冬越し・夏と冬の剪定を行うことで、次の年もたくさんの花を咲かせてくれますよ。
植え替え用の土を自分で配合するのは難しいという場合、ハイビスカス用の土を利用するのもおすすめです。
ハイビスカスの鉢植えの寿命
ハイビスカスの鉢植えの寿命は、一般的には6~7年程度です。
ハイビスカスの寿命の特徴として
- 水をあげても、吸水しなくなって枯れ始める
- 葉の色(濃い緑色)がだんだん薄くなる
- 花があまり咲かなくなる
などがあげられます。
地植えの寿命が約10年程度なので、鉢植えの方が寿命は短いんです。
鉢植えのハイビスカスは育て方やお手入れ次第で、もっと寿命が短くなってしまうこともあります。
特に植え替えと冬越しは、ハイビスカスの寿命に大きく関わってきます!
反対に、育て方次第では、10年以上も元気に育てることもできるんです♪
鉢植えのハイビスカスをなるべく長く楽しむための、日ごろの育て方・植え替え方法・冬越しのやり方について、紹介していきますね。
長持ちする育て方のポイント
夏の育て方
ハイビスカスは、熱帯・亜熱帯性の植物なので、日本の高温多湿の環境は苦手です。
なので、真夏の高温のせいで、ハイビスカスが弱ってしまうことがあります。
高温が続くようなら、風通しがよい明るい日陰に鉢を移してあげるといいですよ。
5月~10月の肥料は切らさない
ハイビスカスは、肥料を好む植物なんですね。
生育期である5月~10月は、肥料切れを起こすと開花にも影響が出てくるので、肥料は切らさないようにしましょう。
ハイビスカスには、緩効性の肥料が適しているけれど、元気がないときには液体肥料が速効性があり、回復も早いです。
水やりは夏と冬で違う
夏場は、朝夕の1日2回、水やりをしましょう。
日中は土中が暑くなっているため、水やりはかえって土の中が蒸れて、根腐れなどの原因にもなります。
冬の寒い時期は、土の表面が乾いたら水やりすれば大丈夫です。
咲き終わった花ガラは、すぐに摘み取ろう
ハイビスカスは1日花なので、朝開いたら夕方には萎みます。
涼しい時期なら、2日程度咲いていることもあります。
花が落ちた後の『ガク』をそのままにしておくと、種の成長に栄養が取られてしまう為、残ったガクはハサミで切るか、摘み取りましょう。
ハイビスカスの元気がなくなる原因
ハイビスカスが寿命以外で元気がなくなる原因として、
- 夏の酷暑
- 根詰まり
- 根腐れ
- 日当たりが悪い(日照不足)
- 水不足
等が考えられます。
植え替えのポイント
1年に1回は植え替えしよう
ハイビスカスの鉢植えを長く育てるなら、1年に一回、植え替えをしましょう。
一回り大きい鉢に植え替えることで、根詰まり・生育の衰え・立ち枯れの予防になります。
植え付けに適した時期は、5月~6月。
生育期に入る前に植え替えして、たくさん花を咲かせましょう。
植え替えの土
ハイビスカスを育てるのに適しているのは、排水性・通気性のよい土です。
- 赤玉土(中粒):腐葉土=6:4
- 赤玉土(中粒):腐葉土:パーライト:バーミキュライト=6:2:1:1
などの割合で土作りをしましょう。
上記の割合で水はけの良い土質を作ります。
鉢底に軽石を置くことで、水はけを良くすることができます。
自分で土の配合をするのは難しい、という場合、ハイビスカス用の土を利用するのもおすすめです♪
根っこの手入れ
根っこの下1/3程度の部分を、手でほぐします。
根が絡まってほぐしにくいときは、1/3程度、鋏で切り取ると、根がよく伸びます。
剪定の方法
夏場の剪定
夏場は成長して、枝が混みあってきます。
伸びすぎた枝や、あまり元気がない枝は付け根から切り取って、株全体の風通しを良くしてあげましょう。
間違っても、すべての枝を短く切らないようにしましょう!
花が咲かない原因になります。
冬場の剪定
冬越しの準備として、全体の丈の半分程度を残して、枝を切り落としましょう。
冬の間は、かなり寂しい見た目になりますが、春を迎えて暖かくなってくると、新芽が出て全体的にボリュームが出てきます。
もし、冬越しの間、12度以上の暖かい室内に移動できるなら、冬場も開花を楽しめるので、剪定しなくて大丈夫です。
冬越しのやり方
暖かい室内に移動する
遅くても10月末頃には、室内に鉢を移動します。
日当たりの良い窓辺がいいのですが、夜間や真冬は窓辺の気温はグッと下がります。
- 窓辺に厚手のカーテンを引く
- 防寒用のフィルムを張る
- 鉢の置き場所を変える
などの寒さ対策をしましょう。
エアコンの風は、ハイビスカスに直接当たらない場所に置くようにしてくださいね。
屋外で冬越しする場合
室内への移動が難しい場合、霜や雪が当たらない軒下に移動します。
日中は、日当たりする場所に鉢を移動して、日光浴させてあげるといいですよ。
霜や寒さ対策で、園芸用の不織布カバーなどを被せてあげるといいですよ。
まとめ
ハイビスカスは、日当たり・水・養分(肥料)・高温・寒さに注意して育てると、長く楽しむことができます。
冬越しと植え替えがうまくいくと、次の年もたくさんの花を咲かせてくれます。
ひと手間かけることで、10年以上長く楽しむこともできるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
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