ゴキブリムエンダーを使うデメリットは、①飼っている魚や虫には害になる(犬や猫は平気)、③卵には効き目がない、という2点ですが、対策はあります。
虫かごや水槽は、部屋から移動するか、袋をすっぽり被せて薬剤が入らないようにしてあげましょう。(水槽の場合、エアレーションやろ過装置も一時的に停止させます。)
ゴキブリの卵対策は、2週間後にもう1回噴射すれば、卵から孵った幼虫も駆除できますよ。
ゴキブリムエンダーのメリットは、簡単に燻煙剤の効果を得られて、噴射した部屋でそのまま日常生活を送れる手軽さです。
30分程度で部屋の隅々に燻煙剤が行き渡るから、すぐに駆除したい人には便利です。
我が家は戸建て(4LDK)で、1回の駆除に1本(40プッシュ分)使う感じでした。
一人暮らし用ののアパートやマンションなら、40プッシュで2回分使えますよ。
私は、ホームセンターよりネットの方が断然安かったので、Amazonで購入しました。
ゴキブリムエンダーのデメリット
ゴキブリムエンダーを使ったデメリットは次の通りです。
室内で飼っている魚や昆虫は移動しなければならない
ゴキブリムエンダーの原料になっているピレスロイド系の成分は、人間や犬・猫には無害です。
けれど、魚や昆虫には効き目があるため、ゴキブリムエンダーを使う部屋から出す必要があるんです。
うちの場合、メダカとカブト虫、クワガタを飼っているので、1時間程度、外に出しました。
小さい水槽なら簡単に外に出せるからいいんですけれど、大きな水槽だったり、水槽が複数ある場合、移動が大変かなと感じました。
そんな時は、ケージや水槽全体を袋などでカバーして、薬剤からガードしましょう。
水槽の場合は、ろ過装置やエアレーションも一時的に停止します。(←水中に薬の成分を入り込ませない為)
卵には効かない
ゴキブリの卵は卵鞘(らんしょう)という頑丈な殻の中に入っています。
この卵鞘がバリアの働きをしているため、ゴキブリムエンダーの成分は卵に効かないんです。
ゴキブリの種類にもよるけれど、ゴキブリの卵が孵化するのは25日~1ヶ月半程度、そのあと数か月の幼虫期間を得て、成虫になります。
一度、成虫を駆除しても、卵が孵化すれば、またゴキブリが発生するんですね。
そのため、2,3週間ごとに数回、ゴキブリムエンダーを撒くことで、卵から孵化したゴキブリの赤ちゃんもやっつけることができます。
一部屋だけだと効果が出ない可能性もある
ゴキブリを見かけた部屋だけゴキブリムエンダーをまくと、他の部屋にゴキブリが逃げる可能性があります。
ゴキブリを駆除するなら、家じゅうにゴキブリムエンダーを撒いた方が効果があがります。
ゴキブリムエンダーのメリット
下準備がいらない
燻煙剤を使おうと思えなかったのが、準備の面倒くささでした。
テレビとか電化製品にカバーかけたり、室内の置物をビニル袋に入れたり、クロゼットにしまうのがとにかく面倒。
カバーを準備するのも手間とお金がかかりますしね。
ゴキブリムエンダーは、買ってきてすぐに使えるのが便利です。
後片付けもいらない
カバーかけておいたものはいいとして、フローリングや棚の上など拭き掃除しました。
食器とかも大丈夫かな~、と不安になって、使う前に洗ったり。
ゴキブリムエンダーは、後片付けがいらないから、気持ちが楽でした。
ゴキブリが駆除できた
殺虫剤だと、ゴキブリを見つけたら、その場で駆除しないといけません。
そして、逃がしてしまうことも多々あります。
けれど、ゴキブリムエンダーなら家じゅうに撒いておけば、あっちから出てきてくれるから、安心(?)でした。
ショックなのは、自分が見かけたのと違う大きさのゴキブリが出てきたとき。
あ・・・やっぱり複数匹いるんだ・・と絶望します。
コストが抑えられる
我が家は戸建てで、20畳のリビングダイニング、6畳間の和室、5畳の洋室×2、8畳の洋室×2、風呂、トイレ×2、という間取りです。
1回の駆除でゴキブリムエンダー(40プッシュ分)1本の4/5程度(33プッシュ)使うくらいでした。
卵からかえったゴキブリの赤ちゃんの駆除も考えて、2週間置きに3回、駆除を行って使ったのが、2本半くらい。
燻煙剤を部屋数分買って、数回駆除するよりも、手間もお金もかかりません。
ペットや赤ちゃんへの安全性は大丈夫?
ゴキブリムエンダーはピレスロイド系の成分を使っているから、人や犬、猫などのペットへの影響は大丈夫です。
また、ゴキブリムエンダーの成分は、すぐに部屋の隙間に浸透して、空間にいつまでも漂うことがないことから、噴射したお部屋にいても大丈夫と、公式サイトに記載されていますよ。
けれど、赤ちゃんや小さい子供は、噴射中や噴射直後のお部屋にはいない方がよい、とも公式サイトにも記載されています。
昆虫や魚を飼っているならピレスロイド系の影響があるので、部屋の外に出した方が安全です。
死骸の駆除はどうする?
我が家の場合、死骸だけではなく、弱ってヨタヨタ動いているゴキブリが出てきました。
ネットで『ゴキブリの死骸をトイレの水洗に流した』という話もあったし、実際に流しても問題はないそうなのですが。
もしも『ゴキブリでトイレが詰まったら・・・』とか恐ろしい想像が湧いてしまい、ゴキブリを何重にも重ねたティッシュで取り、2重にしたビニル袋に入れて、厳重に口を縛って捨てました。
ゴキブリムエンダーは、効果が出るのが結構早いので、ゴミの日の前日とかにやれば、次の日に死骸を捨てられて、早くホッとできますよ。
効果について口コミはどうなの?
ゴキブリムエンダーについて、ネットでは『効果あり』『効果なし』の両方の意見がありました。
効果ありの方が多いと感じたのですが、実際に使ってみたのと、口コミの違いについてまとめました。
ゴキブリムエンダーを使っても、また出てきた
ゴキブリムエンダーは卵に効かないから、卵が残っていた場合、ゴキブリの赤ちゃんまではやっつけられないです。
実際、我が家は2回目の噴射で、弱ったゴキブリの赤ちゃんが数匹出てきたから、かなりショックでした。
あと、ゴキブリムエンダーは予防対策には向かないから、外や家の中にゴキブリが発生しやすい環境だと、新しいゴキブリがやってくる可能性があります。
ゴキブリムエンダーと一緒に、侵入対策はした方が安心です。
効果が分からない
人の目に付かないところで弱って死滅した、たまたま外から一匹だけ侵入してきた、っていう場合、見つからない可能性もあると感じました。
実際、ごきぶりってどこにでも入り込めるんですよね。
私が一番驚いたのが、ゴキブリムエンダーをやってかなり経ったころ、滅多にあけない引き出しを開けたとき。
でかくて真っ黒いごきぶりの死骸が出てきました。
ゴキブリムエンダーの効き目で死んだのかどうかは、時間が経ち過ぎていたので解りませんが・・・。
もし、その後、ゴキブリが出てこなければ効果はあったんじゃないかな、と思います。
まとめ
徹底的にゴキブリ駆除するなら、燻煙剤の方が確実だと思います。
けれど、あまり手間をかけずに手軽に駆除したいのなら、ゴキブリムエンダーは使いやすかったです。
30分で部屋全体に薬剤が充満するので、早く駆除ができますよ。
私は、近所のホームセンターよりAmazonですごく安く買えたので、お店で買う前に、Amazonや楽天と比較するのがおすすめです。
我が家は戸建て(4LDK)で、1回の駆除に1本(40プッシュ分)使う感じでした。
2回駆除するなら、80プッシュ分もあります。
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