ノースボールの花が終わったら、こまめに花がら摘みを行うことで、次々開花を楽しめます。
夏越しが難しいので、植替え・切り戻しは必要ありません。
こぼれ種を希望するなら、開花が終わる頃の花がらを残し、植えっぱなしにしましょう。
種が落ちたら、掘り起こして処分します。
元気な株に育てたいなら、種取りをして、涼しくなった9月、10月に種や苗を植えるのもいいですよ。
花後の株を取り除き、秋口まで楽しめる一年草を植えると、一年中きれいな花を楽しめます。
ノースポールの花が終わったらすること
ノースポールの花が終わったら、できることはあまりありません。
- 花がら摘み
- 種取り
この2つだけなんです。
花がら摘みのやり方
花がら摘みの目的
ノースポールは花が咲き終わったら、すぐに花がら摘みを行います。
- 病気や害虫の発生防止
- 株の老化を食い止める
- 新しい花を咲かす
などの目的があります。
花が枯れたままだと、病害虫が発生するおそれがあり、株にも影響が出やすくなります。
また、咲き終わったままにしておくと、株のエネルギーを種作りに使ってしまい、株の老化が早まり、長く花を楽しめなくなってしまいます。
そして、花が摘みを行うことで、次の新芽が生長し、次々に開花を楽しめます。
花がら摘みのやり方
枯れた花だけを摘み取るのではなく、花茎を根元の方に辿っていき、新芽との分かれ目で、取り除いてください。
それにより、新芽がどんどん伸びて次の花を咲かせてくれますよ。
夏越しの準備と方法
ノースポールは、一年草扱いの植物です。
日本の高温多湿の環境では、育つのが難しい花なんです。
寒さには強く、種も丈夫なので、冬越しは容易にできます。
切り戻しについて
切り戻しは、3月~4月頃に行います。
草丈が高くなってきたら、2分の1~3分の1程度、切り戻しを行うことで、茎が増えて、花数が増える効果があります。
花が咲き終わる5月頃に切り戻しをしても、再び開花させるのは難しいです。
株全体の花が咲き終わったら、あとはゆっくり寿命が来るだけになってしまいます。
種取りの方法。こぼれ種はいつ頃?育て方、植え方
種を付けるには
開花シーズンが終わりに近づいたら、花がら摘みは行わず、そのままにしておけば種ができます。
花が完全に乾くと、花の真ん中に黒い種ができますよ。
種取りの方法と保管方法
紙の上で、花の中心部を指で触ると、ポロポロ黒い種が落ちます。
よく乾燥させて、種植えの時期まで冷暗所で保管しておきましょう。
種まきの時期
種まきの時期は、9月~10月頃です。
残暑が残っている暑い時期だと、発芽しても茎がひょろひょろした株になってしまうので、涼しくなってから種まきするのがいいですよ。
こぼれ種
ノースポールの種は丈夫なので、こぼれ種でも充分に育ちます。
花後も植えたままにしておけば、自然に地面に落ちて発芽します。
ノースポールの種は、土を被せる必要がないんですね。
また、他の場所に種をこぼれさせたいなら、株ごと掘り起こし、発芽させたい土の上で、株をさかさまに振ると、種がポロポロ零れ落ちますよ。
けれど、暑い時期を乗り越えるため、環境によっては、ひょろひょろした株になってしまう可能性もあるんです。
丈夫で元気な株にしたいなら、種を採取して保管し、秋の涼しい時期に植えるのがいいかと思います。
種以外に挿し木でも増やすことができる
ノースポールは挿し木でも増やすことができます。
- ノースポールの茎を7㎝位で切り取る
- 切り口側の下葉を取り除く
- 切り口の方を斜めにカットして、水に2,3時間程度浸す
- 土に切り口を埋める
挿し木は結構簡単だし、ノースポールが枯れる前なら、いつでもできます。
土に埋めた後は、土が乾燥しないよう水やりの管理が必要です。
また、せっかく根が出ても、栽培する環境次第では夏の高温多湿に耐えられず、枯れてしまうことも多いです。
ノースポールは植えっぱなしで大丈夫?
スノーボールは夏越しが難しい植物です。
枯れ始めても放置しておくと、病気や害虫の発生源にもなるので、掘り起こして処分しています。
こぼれ種を希望するなら、花後も植えっぱなしにしておいて、種が土に落ちた後に、根ごと取り除きましょう。
ノースボールは5月頃まで開花を楽しめる花です。
開花時期が終わったら、夏~秋に開花を楽しめる一年草を植え、秋になったらノースポールの種や苗を植えることで、一年中、美しい花を楽しめますよ。
まとめ
ノースポールは半年くらい開花を楽しめる丈夫な植物です。
種取りも簡単なので、秋に種まきから再び始めてみてはいかがでしょうか。
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