ブレンダーは泡だて器の代わりに使えるけれど、空気を混ぜながら、大量に攪拌するのは難しいです。
生クリームやメレンゲを泡立てる時には、細めで深い容器に入れて、少量ずつなら、ブレンダーで泡立てることができますよ。
卵白や生クリームをホイップするなら、ブレンダーや泡だて器以外にも簡単に作れる方法を紹介しているので、よかったら参考にしてくださいね。
ブレンダーを泡だて器の代わりにする方法
細くて高さのある容器を使う
ブレンダーを泡だて器の代わりに使うためには、細くて高さのある容器に液体を入れてください。
計量カップなどがおすすめです。
ブレンダーの性質状、広い面積の液体を一気に攪拌するのは無理なんです。
高速で一気にかき混ぜるためには、深くて細めの容器のほうが、回転が伝わりやすいんですね。
少量ずつ作る
ブレンダーを泡だて器の代わりに使いたい用途として、メレンゲ作りや生クリーム作りがあります。
ブレンダーの構造上、空気を混ぜて泡立てることが難しいんですよね。
だから、大量の生クリームや卵白を一気に泡立てることは難しいです。
生クリームなら、200ml程度を一回に泡立てる量の目安にしてください。
スイーツやコーヒーのトッピングに使う程度なら、ブレンダーでも泡立てることができますが、デコレーションケーキなど大量に使いたい時は、時間がかかって大変です。
泡立てる直前まで冷やしておく
生クリームも卵白も、常温にすると、固まりにくいです。
特に卵白は、冷蔵庫から出して時間が経過すると、白身の弾力が弱くなって、水っぽくドローっとした状態になっていまし、メレンゲが作りづらいです。
ブレンダーで泡立てる場合には、直前まで冷蔵庫で冷やしておきましょう。
乳脂肪分は高めにする
植物性の生クリームだと、ブレンダーでは固まりにくいので、動物性の生クリームを使った方が固まりやすいです。
また、動物性生クリームの中でも、乳脂肪分がたかい方がより固まりやすいです。
調節は難しい
ブレンダーは高速回転するため、生クリームが少量の生クリームはすぐに固まってしまいます。
ハンドミキサーのレベルとは違って、固まり始めたらあっという間です。
ボソボソと固い生クリームになりがちなので、滑らかにしあげるのには適していません。
また、すぐに分離していまうので、ブレンダーでの生クリーム作りは失敗することもあります。
泡立て器とブレンダーの違い
泡だて器とブレンダーの特徴には違いがあります。
泡だて器の特徴
泡だて器は、空気を大量に含ませて混ぜることができますが、潰す・砕く・刻むなどの作業に関して、固い食材には不向きです。
泡だて器のワイヤーは弾力があるので、食材に当たると押されてしまう為、固い食材を崩す力が弱いんですね。
泡立てることに特化した道具なので、材料をきめ細かく攪拌したり、つややか・滑らかな液状にするのには、ピカイチなアイテムです。
ブレンダーの特徴
ブレンダーは、潰す・砕く・混ぜるなどの機能がありますが、大量に泡立てるのには向いていません。
ブレンダーはハンドミキサーよりもモーターの回転数が高いため、液状の食材を混ぜる時の加減が難しいんですよね。
ブレンダーで泡だて器の機能も欲しいなら、泡だて器のアタッチメントがついたブレンダーを購入したほうがいいです。
卵白をメレンゲにする代用案
卵白をメレンゲにする代用案を紹介します。
卵白を凍らせる
卵白を冷凍庫で凍らせて、シャーベット状にします。
シャーベット状になった卵白を、フォークなどで混ぜると、あっという間にメレンゲになります。
長時間冷凍したメレンゲはカチカチに固まって、混ぜにくいです。
電子レンジで温めても使えますが、解凍しすぎには気をつけてくださいね。
ビニール袋を使う
ビニール袋に、卵白と砂糖を入れて、外からよく揉んで混ぜます。
ビニール袋の中に空気を取り込むようにして、口を縛ったら、ひたすらシェイクすれば、メレンゲの出来上がりです。
メレンゲ作りで気を付けるポイント
メレンゲは、油分が苦手です。
卵黄にも油分は含まれているため、ほんのちょっと卵黄が混ざっても、メレンゲはできなくなってしまいます。
卵白と卵黄を分ける作業は、慎重に行いましょう。
生クリームを大量に作る代用品
密閉容器に入れる
ペットボトルやフタのしまる密閉容器などに、生クリームと砂糖を入れたら、ひたすらシェイクします。
腕が疲れますが、生クリームはできます。
固まってきたら、その都度、蓋をあけて、実際にすくったり食べたりして、調整していきます。
固まっても振り続けていると、生クリームから液体がでてきます。
液体が出てきたら分離が始まった証拠なので、もう生クリームには戻りません。
レモン汁を使う
タンパク質は、酸性の力で固まる性質があります。
泡だて器で生クリームを泡立てるなら、レモン汁を入れることで泡立て時間を短縮することができます。
しかもレモン汁を入れて作ったホイップクリームは、水分分離がしにくいんです。
レモン汁の量によって、生クリームの質感も変わるんですよ。
さっぱりした食感がいいなら、レモン果汁1%(生クリーム200mlに対してレモン果汁2ml)で作ります。
くちどけが早くて、軽い舌触りのさっぱりした生クリームに仕上がります。
濃厚でもったりした食感がいいなら、レモン果汁5%(生クリーム200mlに対してレモン果汁10ml)で作ります。
重たい重厚感のある生クリームができるので、ケーキのデコレーションにもいいですよ。
レモン果汁を入れても、生クリームに酸味はほとんど分かりません。
ただし、レモン果汁を加えすぎると、固まりすぎて、ボソボソした生クリームになってしまうので、様子を見ながら調整するといいですよ。
まとめ
泡だて器は安くていいんですけれどね、時間や労力がかかるのが難点です。
ブレンダーを泡だて器の代わりに使うなら、アタッチメントがついたブレンダーがあると、お料理の幅も広がって便利ですよ。
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