手軽に作れる焼き菓子の一つにマフィンがあります。しかし、いざ作ろうと思ったら型を持っていないし、買うのも迷いますよね。
そんな時は代用できる物があります。
クッキングシートは折り込んで型の代用ができ、アルミホイルもコップなど型になる物に包んで外せば、カップができます。
アルミカップやお弁当カップはそのまま使えます。
しかし、紙コップはオーブンで加熱すると、有害物質が発生して危険なのでおすすめできません。
マフィンカップ代用にクッキングシートを使う方法
普段は、色々な料理の敷き紙や、落し蓋にも使えるなど万能なクッキングシートですが、折り紙を折るように折り込むことでマフィンの型として代用ができます。
クッキングシートは、正方形にカットしてから折ると作りやすくなりますよ。
ただ、生地を流し込むときに、クッキングシートのみでは不安定になります。
もし、ココットやセルクルなどの器があれば、その中にクッキングシートを入れて生地を流し込んでください。
アルミホイルを使う方法
アルミホイルでも型を作って代用することができます。
作りたいサイズの型を用意するのですが、コップがちょうど良いでしょう。
まず、コップの底を上にくるように逆さにしたら、上からアルミホイルを被せてください。
アルミホイルを型に沿わせたら、形を取りましょう。
崩れないように注意して型を抜き取って出来上がりです。
アルミカップに比べると、アルミの表面がゴツゴツしていますので、どうしても焼き上がりのマフィンが外しにくいことがあります。
対策として、マフィンの生地を流し込む前に、クッキングシートを敷くと良いでしょう。
アルミホイルは、オーブンでは使えますが、金属製なので電子レンジでは使えないことを覚えておきましょう。
アルミカップやお弁当カップは使える？
アルミカップやお弁当のおかずカップでも、マフィンの型の代用ができます。
アルミカップもお弁当カップも生地を入れる作業でカップが広がったり、漏れたりしないようにセルクルがあれば、その中に入れて固定すると形がきれいに仕上がりますよ。
シリコンのカップでも代用ができますが、アルミカップは、シリコン製よりも熱伝導率が高いので、焼きムラも起こりにくく、きれいな仕上がりになるのでおすすめです。
お弁当カップは、普段お弁当を作っている家庭では、多く常備されているのではないでしょうか。
おかず用カップがお菓子用としても使えるのは便利ですね。
お弁当カップもアルミカップも可愛いものも多く、華やかで柄や色合いも豊富です。
紙コップで作る方法
紙コップは、最近ではデザイン性があるものも多くなりました。
プレゼントでそのまま渡せますし、見た目も華やかで喜ばれそうですよね。
しかし、紙コップをオーブンに入れて焼くことは、大変危険なのでおすすめはできません。
元々、紙コップはオーブンで使う状況を想定して作られていませんから、紙コップが発火したり焦げたりする恐れがあります。
また紙コップの内側はポリエチレンという素材が貼られていて、100℃より溶けはじめる可能性があります。
もし、ポリエチレンが体に入ったとしても、体外に排出されて人体に有害な影響はないとされているのですが、体に入ると怖いですし避けたいですよね。
やむを得ず、代用する場合は、オーブンシートやアルミホイルを使って生地がコーティング部分に触れないようにしてください。
ただし、同じ紙素材のカップでも、一般の飲用の紙コップではなく、グラタンや焼き菓子用の「耐熱性紙容器」とされているものは問題ないので、そこは安心してくださいね。
カップないときの代用で気をつけてほしいこと
代用品として使えない物として、紙コップの他に同じ紙の素材の牛乳パックも当てはまりますので、使用するのは避けましょう。
またその他の素材であっても、オーブンの加熱がOKと書かれていないものは、熱によって成分が溶けたり、変形したりする可能性があり大変危険です。
つまり、使用する代用品が、オーブン対応になっているかをしっかり確認することが重要です。
はっきりと書かれていない場合は、使用を控えるのが無難です。
またオーブンだけではなく、トースターや電子レンジでも紙コップや牛乳パックの紙でできた容器を使用すると、発火の恐れがあります。
さらにホチキスなどの金属でカップの接合する部分を固定し、加熱することでも発火する可能性があります。
代用品を使うときは、製品の取扱説明書を確認して、記載事項を守り調理をしてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。マフィンの型がないときの代用品として、クッキングシート、アルミホイル、アルミカップ、お弁当カップ、紙コップについてご紹介しました。
型の代用品は、クッキングシートやお弁当のカップ、アルミカップなどは、自宅にあるものですから助かりますし便利ですね。
しかし、紙コップ、牛乳パックなど紙の素材のものは、発火やポリエチレンが溶け出すなど、ちょっと心配な部分もあります。
我が家ではマフィンを作るときに、紙素材のものを使っていたので心配になりましたが、焼き菓子専用の耐熱性紙容器だったので安心しました。
型の代用品の安全な使い方を知ったうえで、楽しみながら美味しいマフィン作りが出来ると良いですね。
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