リトープスの花が終わったら、花がら摘みをして、シミや腐敗病を防ぎましょう。
4月頃までは成長期なので、日当たりのよい場所で日光浴させてあげてください。
水やりは、月1回程度で大丈夫です。
3月~5月頃になると、脱皮がはじまるので、古い皮がカラカラに乾いて剥がれまで、じっと待ちましょう。
脱皮中は水やりはしなくて大丈夫ですよ。
リトープスの花が終わったら必要な世話と育て方
花がら摘み
リトープスの花が咲き終わったら、花がら摘みを行いましょう。
花がらは、指でつまめば取り除くことができますよ。
日光にあてよう
リトープスは寒い時期が生長期です。
1月~4月は、たくさん日光浴をさせてあげましょう。
水やり
リトープスは、あまり水が必要ない植物です。
花が咲き終わってから4月位までは、月1程度に水やりをしましょう。
また、脱皮が始まったら、水やりはストップしましょう。
脱皮が始まると、古い皮に残った水分を新しい皮に移していくため、水やりをすると、過湿でリトープスが弱ってしまいます。
脱皮
3月~5月頃になると、リトープスは脱皮を始めます。
古い葉っぱが枯れて、中から新しい葉っぱが出てくるのが、脱皮のように見えるんです。
脱皮が始まると、上の部分が二つに分かれ、間から新しい葉が顔を覗かせます。
脱皮している間は、手を出さずに見守ってあげましょう。
リトープスにとって、脱皮の手伝いをされるのは、株に余計な負担がかかってしまうんです。
また、無理やり皮をむくことで、株がしっかり育ちきれなかったり、傷がついて病気の原因にもなります。
古い皮がカラカラに乾いて残っていたら、そっと優しく剥いてあげる程度で充分です。
同じ鉢で育てていても、脱皮の時期は違うし、脱皮しない株もあります。
その場合、脱皮が始まっていない株だけに、スポイトなどを使って水やりするといいですよ。
花がら摘みが必要な理由
花がらをそのままにしておくと、枯れた花弁がリトープスの本体にくっついて、その部分がシミになってしまうことがあるんですね。
また、湿気た花がらが果実にはりつくと、腐敗病になる可能性もあるんです。
そのため、花が咲き終わったら、花がら摘みをしましょう。
花が枯れたら寿命なの?
リトープスの株は、一度開花を終えたら、再び開花することはありません。
脱皮して新しい株になると、次の開花期に花を再び花を咲かせてくれます。
リトープスは数十年もの長い間、お世話が楽しめる長寿植物です。
リトープスの種の取り方
種の袋を収穫
リトープスの花が咲き終わった後、種の入った袋ができます。
枯れて茶色くなったら、種の袋を収穫しましょう。
種の袋は、そのままジッパー付きの袋などに入れて冷蔵庫で保管しておきます。
種植えシーズンは秋
秋(10月、11月頃)になって種まきのシーズンになったら、乾燥した袋を水に浸けると、袋が破けて種が出てきます。
リトープスの種は、粉みたいに小さい粒なので、水と一緒に流さないように気を付けてくださいね。
種で増やすのは時間がかかる
種から育てる場合、発芽してから株分けできるまでには、1年くらいはかかると思った方がいいです。
もっと早く大きくしたいなら、株分けで増やす方が早く成長します。
リトープスの種をとるなら、2つ以上育てよう
リトープスは単体受粉ができない植物なので、種を取るには、複数の株を一緒に育てる必要があります。
リトープスの花粉は風に運ばれて自然受粉できるんですね。
複数種のリトープスを一緒に育てていると、交雑種ができてしまいます。
交雑種は困る、という場合、受粉シーズンの管理には注意が必要です。
株分けのやり方
2年に1回程度ですが、脱皮後に子株の頭が二つに分かれていたら、株分けしましょう。
リトープスの株分けは、秋~春にかけて行います。
10月~3月頃を目途に行いましょう。
リトープスの根っこは下に伸びるタイプなので、掘り出しやすいです。
株元がくっついているようだったら、清潔なハサミで二つに切り分けましょう。
切り分ける時は、両方の株に根が付くように切ってくださいね。
あとは、新しい土に、リトープスの株が1,2㎝埋まる程度に植え付ければ、植替え完了です。
まとめ
リトープスの脱皮は、とっても可愛くて見てて飽きないです。
ついついお手伝いしたくなっちゃいますが、じっと我慢ですね。
きちんと管理すれば、何十年もお付き合いができるので、花後の管理もしっかり行うといいですよ。
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