寿命が近づいているクワガタは、よろよろと歩いたり、ひっくり返ることが多くなったり、ハサミやあごの力が弱くなってきたりする様子が見られます。
動かなくなった時、冬眠かどうかの見分け方は、触って全く動かなくても爪がチクチクしていれば冬眠中です。
死んでいる場合は、腐敗して死臭がするので爪の鋭さの状態と臭いを合わせて確認します。
クワガタの死の前兆
クワガタの死が近い場合は、その前兆が見られます。
寿命が近いクワガタは、歩き方がよろよろ歩く傾向があり、弱々しいです。
弱々しいと体がひっくり返ることが多くなります。
体の繋ぎ目や6本の脚に力が入らなくなっていることが理由です。
脚力低下でひっくり返って自力で起きあがれず、人間がひっくり返った体を元に戻してあげても、またひっくり返ってしまいます。
また、ハサミやあごの力が弱くなります。
元気なクワガタはよく動き回りますが、死の近いクワガタは、弱っているため動くことがなく、ひっくり返っていることが多いです。
そして、クワガタの特徴は大きなハサミですが、ハサミの挟む力はかなり強く、オオクワガタの場合は500グラムの力を持っています。
しかし、死が近いクワガタは、指を挟ませると痛さを感じないくらいの力しか残っていません。
冬眠かどうかの見分け方
クワガタは、気温が15度を下回ると寒さで動くことが少なくなり、気温が下がる秋頃から春頃まで冬眠の時期に入ります。
昆虫類は越冬と呼ばれることが多いです。
冬眠の前のクワガタは、死の前兆のように弱々しく見え、6本の脚を全部折り畳んで小さくなり冬眠します。
また、闘争心が強いクワガタですが、防衛反応としてひっくり返って死んだふりをすることがあります。
ひっくり返って手足を折り畳んでいる時は、防衛反応の場合もあります。
冬眠しているのか、寿命なのか、または防衛反応なのか見分けるには、軽く触角に触れてみてピクピク動いたなら防衛反応でしょう。
冬眠中の場合は、全く動きませんが、爪がチクチクしていれば元気があります。
死んでいる場合は、腐敗して死臭がします。
爪の鋭さの状態と臭いを合わせて確認するとすぐに分かりますよ。
死にかけが復活することはある?
クワガタは、栄養不足だと弱ってしまいます。
昆虫ゼリー、または栄養補水を与えます。昆虫ゼリーは、栄養配分が昆虫のために考えて作られているものなので、おすすめです。
スイカ、メロンといった水分が多めの果物は、死を引き起こす原因になるのであげないでください。果物ならバナナが良いです。
そして、飼育環境を整えることが大事で、マットはクワガタが隠れるくらいの深さを考慮して敷き詰めます。
汚れも放置せず、月に1、2回はマットを全てキレイに取り替えましょう。
弱ったクワガタを復活させる根拠ではないですが、水分を与えると復活したという話を聞いたことがあります。
クワガタは乾燥に弱い生物なので、カビない程度に霧吹きでマットを湿らせることが重要です。
弱っていると気になって、つい様子を見たくなりますが、それがクワガタにとってストレスになります。
エサやマット交換など必要最低限のこと以外では、あまり近づくことはせず、遠くから見守りましょう。
クワガタは死ぬと足はどうなる
クワガタは、元々脚が取れやすく麻痺しやすい昆虫で、喧嘩、ストレスで取れることがあります。
そして、老化による理由が一番多いと思われます。
そんな脚が取れやすいクワガタが死ぬと体が乾燥しているので、脚はポロっと折れる感じになります。
これはクワガタに限らず、甲虫類が死ぬ時は体がバラバラになるので分かりやすいでしょう。
一般的には胸のあたりで2つ分かれることが多いですが、多少個体によって違うので、頭もバラバラになる場合もあるようです。
クワガタが死ぬ原因
クワガタの成虫の場合、寿命で死ぬことが多いです。
しかし、飼育していると突然死が起きることがあります。
原因は多くあるので主なものをご紹介します。
まず、飼育場所の温度が高すぎたり、低すぎたりすることが考えられます。
夏の虫のイメージがあるクワガタですが、暑さにとても弱く、寒さにも弱いので、一部の冬眠できるクワガタ以外は、寒さに弱い場合が多いです。
対処法として、冷暖房がある部屋や温度の変化が少ない玄関などで飼育するのが良いでしょう。
25℃くらいを目安にしてください。
ケース内が蒸れている、逆に乾燥しすぎていると死んでしまうことがあります。
蒸れている場合は、霧吹きの回数を減らし、飼育ケースを通気性の良い状態にしてください。
乾燥している場合は、霧吹きをして保湿性の高いケースにしましょう。
ダニなどの寄生虫が原因になることがあります。体中にダニがついてしまっていると危険な状態です。
数匹程度ではすぐに死ぬことはありませんが、見つけたらすぐに処理をしてください。
そして、飼育初心者でよく起こるのが転倒による突然死です。
何か掴まれるものがなければ、起き上がれないことが多いので、クワガタが掴まれる足場を多くセットして対処しましょう。
クワガタの死とスピリチュアルは関係ある?
スピチュアルから見たクワガタは、北欧神話に登場する雷神のトールに由来します。
度胸があり大胆で、喧嘩っ早い虫として知られ、神様に近い存在とされています。
クワガタは自分より強い相手をハサミで倒そうというアピールが強く、勝負師という面があります。
クワガタが相手を倒して勝った瞬間を見たのなら、勝負に打ち勝てる暗示で、逆に負けたところを見たら、勝負に負けることを暗示します。
また、クワガタはチャンスをつかむという意味もあります。
クワガタが逃げるようなところを見たら、チャンスを逃がすという意味合いになるので、スピチュアルの面から考えると見ない方がいいと思われます。
まとめ
いかがだったでしょうか。クワガタの死の前兆や冬眠の見分け方、死にかけても復活はあるのかなどをご紹介しました。
死の前兆の時や冬眠の時、防衛反応の時のポーズが似ているのは意外ですよね。
クワガタを飼われている方は是非参考にして観察してみてください。
コメント