カーネーションの鉢植えって、育てるのはほんとに大変です。
子供達からもらった母の日のカーネーションを何度枯らして処分したことか・・・(ごめん、子供達)。
枯れている状況によって、復活できない鉢植えもあるんですよね。
元気がなくなったカーネーションを完全に枯らして処分・・・となる前に、復活のお手入れしましょう。
カーネーションの鉢植えが枯れる原因
カーネーションの鉢植えは、結構繊細な植物。
たまの水やりでもたくましくそだつ植物もあるから、余計にそう思うのかもしれませんが。
カーネーションは直射日光や湿気に弱いし、栄養をあげすぎてもダメだし、寒過ぎてもダメだし、風通しもよくないといけないし、水のあげすぎもよくないなど、なかなか快適な生育環境を作り出してあげるのが難しいです。
カーネーションを育てるのは、母の日のお花のプレゼントがきっかけというお母さんも多いでしょうね。
母の日のために生育されたカーネーションは、母の日前後に一番いい状態になるように生育・発送されているから、既にカーネーション自身に負担がかかってしまっていることもあるんです。
だから、母の日に贈られた時点で、既に弱り始めていることもあるから、決して育て方が悪かったから、環境が悪かったから、枯れてしまったということばかりではないと思います。
カーネーションの鉢植えの寿命は様々
カーネーションは多年草なので、本来は何年も咲く植物なんです。
でもカーネーションの鉢植えって寿命は様々で、母の日に売っているカーネーションの鉢植えは1~2年で枯れてしまうものも結構あるようです。
カーネーションの鉢植えが枯れてきても、復活できる場合もあれば、もう処分するしかない場合、両方あります。
葉が枯れてきても、茎が緑だったら、まだ復活する可能性はありますよ。
もし茎の根元まで黄色や茶色に変色していたら、お手入れしても復活できない可能性もあります。
枯れている茎の根元を指でつまんで、左右に揺らしてみてください。
もしスカスカな感じがしたら、根っこが腐って無くなっているのかも。
根っこが無い状態ということは、呼吸もできないし、水分や栄養をとることもできないですよね。
ここまで枯れている状況がすすんでいるなら、残念だけど、枯れている茎は、抜いて処分しましょう。
しっかり根を張っている状態なら、まだ回復するチャンスはあるので、お手入れをしっかりしてあげましょう。
カーネーション鉢植えの枯れた後の手入れ方法
鉢を変える
カーネーションが植わっている鉢が、育苗用のポリポットのままなら、一回り大きな鉢に植え替えてあげましょう。
このとき、ちょうどいいのがないからと大きすぎる鉢に植え替えてしまうと、根よりも土の面積が大きくなってしまい、根が呼吸困難になってしまうことがあるので、きちんと一回り大きい鉢を用意してください。
切り戻し
根元から5~10cmのところで、茎を切ります。
枯れた葉は全て取り除きます。
蕾が残っている場合、もったいないと思うかもしれないけれど、かろうじて残っているカーネーションのエネルギーを蕾に取られてしまうんです。
まずはカーネーション本体の元気を取り戻すために、余計な物から解放してあげて、再生にエネルギーを使える状態にしてあげましょう。
根が元気で、カーネーションに元気が戻ってくれば、切り口周辺から、新しい芽がそのうち生えてきます。
水をたっぷりあげる
鉢を植え替えたら、すぐに水をたっぷりあげて、日陰に鉢を置いてあげます。
このあとは、土の表面が乾いているのを確認してから、水をたっぷりあげてください。
鉢底から溢れた水が鉢皿に溜まったままでは、根がくさってしまう原因になるから、鉢皿にあふれた水は捨ててくださいね。
適度な日光浴
カーネーションは暑いのは嫌いだけど、ぽかぽか日光浴は大好きなので、数日間、日陰で養生したら、暖かい日には毎日数時間、日光浴をさせてあげましょう。
栄養剤はあげないこと
早く元気になるためには肥料や栄養剤が必要な感じがしますが。
カーネーションには逆効果。
元気が戻って新しい芽が出るまでは、肥料は与えなくて大丈夫です。
カーネーションに必要なのは、日光浴と適度な水。
人間だって、病み上がりに早く栄養つけろ~と、がっつり食事を出されても、消化にエネルギーもってかれて疲れちゃいますよね。
それと一緒です。
まとめ
カーネーションは見た目が枯れても、根っこや茎が生きていれば、再生の可能性はあります。
カーネーションが無駄なエネルギーを使わなくていいように、余計なものを取り除いて、快適な空間で、適度なお水と日光を与えてあげてくださいね。
枯れたカーネーションが、元気を取り戻して、またきれいな花を咲かせてくれますように。
カーネーションの鉢植えの手入れ、長持ちのコツで期間は伸びる。
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