ルピナスの一番花が終わったら、花茎の付け根で切り取ります。
脇芽が伸びて二番花を楽しめますよ。
ルピナスの花が完全に終わった後は、やることは多くないです。
二番花が咲き終わった後、切り取らずに放置しておけば種を収穫することができます。
ルピナスは暑さに弱い為、暖かい地域では夏越しが難しいですが、風通しのよい涼しい場所で乾燥気味に育て、蒸れや過湿から防ぐことで夏越しにも挑戦できますよ。
ルピナスの花が終わったらどうする?
ルピナスの花が咲き終わったら、剪定、夏越し、種取り・種まきがあります。
完全に花が咲き終わった後は、夏越しできるかどうかが重要です。
暖かい地域では、夏越しが難しい為、一年草扱いになることも。
夏越しできずに枯れてしまった場合、秋口に種まきして育てるか、3月に苗植えから再び育て始めるかになります。
花が枯れたら切り取ろう
ルピナスの花が全体的に咲き終わったら、花茎の付け根で切り取ります。
切り口の脇から新しい芽が伸びて、二番花を楽しむことができますよ。
一番花を切り取らなくても、脇芽は伸びてくることはあるんですけれどね。
大きく開花できないこともあるため、一番花が枯れ始めたら花茎ごと切り取るのがいいです。
もし種取りをしたいなら、二番花を残して種を取るといいですよ。
種取りをするなら、二番花が咲き終わった後、花がらを放置して種ができるのを待ちましょう。
種取りとこぼれ種
種の取り方
花茎をそのままにしておくと、花がらに『さや』ができます。
ルピナスはマメ科の植物だから、種もさやえんどうみたいな袋の中にできるんです。
鞘(サヤ)が完全に茶色く枯れてきたら、茎ごと切り取って、鞘を収穫します。
収穫するのが遅れると、鞘が弾けて、中の種が地面にこぼれてしまいます。
乾燥しているサヤは、爪を入れれば簡単にパンと弾けてくれるので、中の種も取り出しやすいですよ。
種の保管方法
風通しがよい日かけで、取り出した種をよく乾燥させます。
乾燥したら、乾燥材と一緒に密閉容器に入れて、種まきの時期まで保管します。
種まきの時期
ルピナスの種まき時期は、2種類あります。
- 一年草タイプなら9月。
- 寒冷地で多年草タイプを育てるなら、6月頃(初夏)に種まきをします。
ルピナスにとって最適な発芽気温は、20℃前後なことが上記の植える時期と関係しています。
多年生タイプを秋に撒くと、開花が翌々年になることもあります。
種の蒔き方
マメ科のルピナスの種は、すっごい固くて発芽しづらいため、一晩水に浸けて柔らかくしてあげます(吸水処理と言います)。
また、ルピナスの種は光を嫌うため(嫌光性)、日光に当たると発芽しない確率が高いです。
土に埋める時は、種の2-3倍深めに穴を掘って埋めましょう。
日陰でたっぷり水をやって放っておけば、数日で発芽してきます。
ルピナスはこぼれ種でも育つ
ルピナスの種は硬くて丈夫なため、こぼれ種でも発芽します。
光が当たると発芽しないんじゃないの?って思うかもしれませんが。
雨や風など自然の影響で、こぼれ種は自然と土に埋もれたりします。
また、雑草などの陰で日に当たらずに済む場合もあります。
水、温度、酸素の3つが充分にあり、発芽しやすい環境が揃えば発芽します。
こぼれ種から育てる場合、プランターに種をこぼれさせ、発芽したら間引きながら育てるという方法もありますよ。
ルピナスは多年草?枯れたらどうする?
ルピナスは宿根草だけど、暑さに弱いため、日本でも温暖な地域では一年草扱いになります。
寒さには強い植物なので、暑い夏を無事に越すことができれば、翌年もきれいな開花をみることができますよ。
葉っぱさえ残しておけば、植えっぱなしで充分に育ちますよ。
ルピナスは直毛根で植え替えを嫌う植物なので、植えっぱなしの方がいいくらいです。
もしルピナスが夏の暑さに耐えきれず、枯れてしまったなら、お住いの環境では一年草と思い、育てるのがいいかと思います。
夏越し対策
ルピナスは25℃以上の暑さで、生長がとまってしまう植物です。
できるだけ涼しい場所のほうが、夏越しできる可能性も高くなります。
- 風通しがよい涼しい場所で育てる
- 葉が黄色くなったら取り除く
- 過湿はよくないので、乾燥気味に育てる
などで、高温期の蒸れや過湿から守ってあげるようにします。
もし地植えで育てている場合、日よけ対策等できるだけ木陰を作り、日当たりをカットしてみてください。
園芸用の日除けグッズなど、結構ありますよ。
もし暑い夏を乗り切ることができれば、丈夫な株になります。
まとめ
ルピナスは夏越しより冬越しの方が楽なので、夏を越すことができれば、手間もかからずに翌年の開花を楽しむことができます。
鉢植えも地植えの場合も、今年は夏越しに挑戦してみてはいかがですか。
コメント