オダマキの花が終わった後は、花がら摘みと夏越し準備が必要です。
また来年の開花に向けて増やしたいなら、種取り・種植えも花後に行いましょう。
オダマキは暑さが苦手で枯れてしまうこともあるため、鉢植えは風通しがよい明るい日陰や室内に移し、地植えは日よけ対策を行うことで、夏越しすることができますよ。
オダマキの花が終わったら
オダマキの花が終わった後は、花がら摘み、種植え、夏越しの準備が必要になります。
植え替え・植え付けは、2、3月なので、花後は必要ありません。
花がら摘み
花がら摘みが必要な理由
オダマキはどんどん新しい花を咲かせるため、咲き終わったら、こまめに花がら摘みを行いましょう。
枯れた花をそのままにしておくと、余計な養分を使う為、残りの開花にも影響が出てきます。
たくさん花を咲かせたいなら、こまめに花柄摘みをしてくださいね。
花がら摘みの方法
花が咲き終わったら、花がらのすぐ下で切り取りましょう。
また、花が全体的に枯れてきたら、花茎の根元から切り取ります。
この時、気を付けてほしいのは、根元の葉っぱは切らずに残すということ。
葉っぱがなくなると、光合成が出来なくなって枯れてしまうこともあります。
種取りをしたいなら花がら摘みはしない
オダマキの種を収穫したいなら、花がら摘みはせずに、そのまま放置しておきましょう。
花びらの真ん中に鞘ができて、中で種が作られますよ。
花後の手入れ
水やり
オダマキは土の表面が乾いたら、水やりをします。
地植え・庭植えの場合、基本的には水やりはしなくて大丈夫。
けれど、真夏の間は、土の表面が乾いたら水やりをした方がいいので、こまめに観察してくださいね。
肥料
花後も、9月終わり位までは肥料を与えます。
10日いっぺんくらい、液体肥料を与えるといいですよ。
7月、8月の夏場は、液体肥料の規定よりも2、3倍薄めて与えると、オダマキの株に優しいです。
種取りの時期とこぼれ種
オダマキの種の収穫時期
種取りは、花後の5月~6月位(地域や気候によって違ってきます)に行います。
花びらの真ん中のさやが茶色く乾燥してくると、上部の口が開いて、種を取り出せるようになります。
収穫方法
種がこぼれるのを防ぐためにも、こまめにチェックして、鞘が完全に乾燥しているのを確認したら、鞘ごと収穫しましょう。
種はすっごく小さいので、お皿の上で鞘の開いた口を下にすれば、種がこぼれ落ちますよ。
種の保管方法
湿らせたキッチンペーパーでくるみ、封筒などに入れて、冷蔵庫で保存します。
種まきの時期
オダマキの種をまく時期は、5月-6月(採りまき)と9月-10月の2回あります。
種まき時期はどっちがいい?
5-6月(採りまき)
オダマキの種は寿命が早い為、涼しい場所で保管しても、半年もつかどうかなので、収穫後、すぐ蒔いた方がいいです。
また、採りまきなら、翌年の春には開花を迎えることができます。
ただ、オダマキは夏の暑さが苦手な植物。
芽吹いた苗が、暑い夏に耐えられず枯れてしまうこともあるため、直射日光にあてず、水をきらさないように管理する必要があります。
9-10月蒔き
厳しい夏が終わった後なので、比較的、管理がしやすいです。
けれど、種の保管状態によっては、種の状態が悪くなっていることがあります。
また、秋まきの場合、開花が翌々年の春になります。
オダマキの種まき方法
オダマキの種は、発芽するために光が必要なため、分厚く土をかけてしまうと発芽しません。
土をうすーくかけて、水やりは霧吹きで行うといいですよ。
秋蒔きの場合、種を一晩水に浸してから蒔くと、発芽しやすくなります。
2~4週間程度で発芽するので、本葉が5.6枚程度になったら、鉢植えや地植えに植え替えてあげましょう。
植え替え時期は、2月、3月がいいですよ。
こぼれ種でも育てられる
オダマキの実(鞘)をそのままにしておけば、種が地面にこぼれ落ちて発芽します。
オダマキは、多年草だけど3、4年でかれるので、こぼれ種でどんどん増やしていくのもいいですよ。
株分けで増やすこともできる
植え替えの時に、株分けすることができます。
根が自然に分かれている部分を手で分けることができますよ。
もし自然な分かれ目が見当たらない場合、殺菌した清潔なハサミなどでカットすることもできます。
切り口から雑菌が繁殖しないよう、切り口に癒合剤など塗るといいですよ。
オダマキの育て方、夏越しのやり方
オダマキは夏の暑さに弱く、直射日光による葉焼け・高温障害による枯れなどが起こりやすいです。
鉢植えは家の中に移動するか、直射日光の当たらない明るい日陰に移動してあげましょう。
地植えは移動できないので、園芸用の遮光ネットなどで日よけ対策をします。
土の乾燥をこまめにチェックして、水やりをかかさないようにしましょう。
夏場の液体肥料は、規格の2~3倍に薄めて与えるのがいいですよ。
まとめ
オダマキは、冬の寒さには結構強いから、夏越しができれば、翌年の開花も期待できますよ。
また、こぼれ種から増やすこともできるので、夏場の水管理と日光対策はしっかりおこなって、たくさんの開花を楽しみましょう。
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