鯖缶味噌汁が生臭くなる原因は、『トリメチルアミン』という成分が原因になっています。
生臭さを減らすなら、
- 酸性の食材を合わせる
- 料理酒などアルコールを使う
- 鯖缶の身を焼いてから使う
- 生姜や大根おろしと合わせる
- ねぎを合わせる
- 鯖缶の汁は入れない
などの方法がありますよ。
また、外国産の鯖缶より日本産の鯖缶の方が、生臭さは減るので、買う時にチェックしてみてくださいね。
鯖缶味噌汁が生臭い原因
「トリメチルアミン」という化合物が、鯖缶の特有の生臭さを引き起こしています。
この化合物は揮発性があり、その揮発する過程で我々は生臭さを感じるのです。
さらに、鯖の肉質は他の魚種と比較して「トリメチルアミン」が生成される速度が早いため、その結果として鯖の臭みは他の魚種よりも強くなってしまうのです。
この化合物は揮発性があり、特に魚が腐敗するときに大量に発生し、魚の腐敗臭の主な原因となります。
また、その強烈な臭いから「特定悪臭物質」として指定され、悪臭防止法によりその排出が規制されています。
臭みを消す・和らげる7つの方法
鯖缶の生臭さを和らげるための具体的な手段をご紹介します。これらの手段を試してみて、鯖缶の生臭さを和らげ、美味しい料理を作ることができます。
1. 酸性の食材と組みあわせる
酸性の食材を鯖缶と一緒に使用すると、アルカリ性の臭いの原因となる成分が中和され、生臭さが軽減されます。
お酢、すだち、梅、トマトなどがあります。
2. 調理酒を混ぜる
料理酒や白ワインに含まれるアルコールが臭みの原因となる成分を分解し、生臭さを和らげます。
3. 鯖缶の身を焼いてから使う
鯖缶を焼くことで、魚の生臭さを引き立てる成分が揮発し、臭みが軽減されます。
4. レモンを使う
レモンの酸味が魚の生臭さを中和し、フレッシュな風味を引き立てます。
5. 生姜や大根おろしを混ぜる
生姜や大根おろしの風味が魚の生臭さを和らげ、味わい深い料理を作ることができます。
6. 玉ネギや長ネギを具材に使う
玉ネギや長ネギに含まれるアリシン(硫化アリル)が魚の生臭さを打ち消し、風味豊かな料理を作ることができます。
7. 顆粒だしの素を使用する
缶詰の汁の使用を控え、代わりに顆粒だしの素を使用することで、自然な味わいの料理を作ることができます。
鯖缶の匂いを消す作り方
材料
- サバの水煮缶(1個)
- 水(400cc)
- 長ネギ(1/2本)
- 味噌(大さじ2杯)
- しょうが(1片)
- 酒(大さじ1)
手順
- 水と酒を鍋に入れて沸かす。
- ネギの白い部分とサバ缶を鍋に入れて2分煮る。
- 火を弱めて味噌を溶かす。
- 器に盛ってネギの青い部分としょうがを散らす。
ポイント
- しょうがと酒で臭みを消す。
- 日本産のサバ缶を使う。
まとめ
鯖缶味噌汁は、国産の缶詰を選ぶ、生姜や酒、ネギ、玉ねぎ等を入れる、などで、生臭さを減らすことができます。
今回紹介した食材は、どれも家にあるものです。
ひと手間かかりますが、臭みが減少すると、飲みやすくおいしい鯖缶味噌汁ができますよ。
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