強力両面テープは、色々な所に貼りつけられて便利なテープです。
しかし、粘着力が強すぎて、一度貼り付けると簡単には剥がせず、剥がれたとしてもキレイに剥がすことが難しいものですね。
そんな強力両面テープを剥がすには、テープ剥がし、またはシール剥がしの溶剤が有効です。
他にドライヤーであたためることで剥がしやすくなります。また、剥がしたい物によって剥がし方が変わってきます。
強力両面テープの剥がし方、壁の場合
壁に貼った強力両面テープの剥がしは、シンナーやベンジン、除光液などのアルコールなどの揮発性があるもの、つまり、液体が蒸発しやすいもので剥がすことができます。
ただ、壁紙が傷つきやすいので気を付けてください。
さらに臭いがきつく、気分が悪くなることがあるので、換気をしながら作業しましょう。
手軽なものでは、テープ剥がしやシール剥がしなどの剥がし剤です。
ホームセンターや100円ショップなどで手に入り、使い方も簡単でおすすめです。
他には、ドライヤーの熱を使って剥がすこともできます。粘着力は、熱によって弱まるので剥がしやすくなります。
ドライヤーと壁の距離が近すぎると、熱で壁を傷めてしまうので注意してくださいね。
さらに意外なものでは、お酢です。
酸性なので粘着部分に浸透し、溶かすため剥がれやすくなります。
また、ハンドクリームは油分で剥がすこともできますよ。
プラスチックの剥がし方
プラスチックの上の強力両面テープは、粘着力が強いので、剥がした跡がベタベタと残ることがあります。
その場合は、ドライヤーを使い、ドライヤーの熱で粘着力が弱め剥がしやすくします。
手順は、ドライヤーを両面テープの貼っていた箇所の裏から、プラスチックから少し離してドライヤーを当てていきます。
様子を見ながら30秒熱を当てて、両面テープをゆっくり剥がします。剥がした箇所を水拭きすればOKです。
熱に弱いプラスチックは変形する恐れがあるので、ドライヤーを近づけすぎないようにしょう。
またハンドクリームも効果があります。
両面テープの粘着力を弱くする働きがあるハンドクリームは、塗るだけでキレイに剥がすことが可能です。
手順は、ハンドクリームを両面テープの跡に少量塗りこみ、その上にラップを被せます。
少し時間を置いたら、ラップを剥がして、跡を指で優しくなぞりましょう。
ハンドクリームがついた箇所を、ティッシュペーパーや布巾など拭き取ればOKです。
布の剥がし方
布についた強力両面テープは、ひたすらコツコツと剥がしていく方法があります。
手順は、両面テープを端から慎重に剥がしていきます。
150度くらいの角度をキープして、粘着剤が両面テープから分かれて残ってしまわないよう、ゆっくりと取っていきます。
他には、ドライヤーを使って粘着テープの跡を取る方法があります。
ドライヤーの熱で両面テープの粘着剤を溶かせば、テープの跡が剥がれやすくなります。
熱で溶かすならアイロンも良いですよ。
ドライヤーと同じように熱で粘着剤を溶かして剥がすことができます。
注意点として、布が熱に弱い生地の場合は、熱で溶けてしまいます。
作業前に布が熱に強い素材なのか確かめることを忘れないでくださいね。
床の剥がし方
強力両面テープは、フローリングの床に、家具やマットがズレないように使っている方も多いでしょう。
しかし、剥がすときに床に両面テープの跡が残ってしまう場合があります。
そんなときは、両面テープの会社もおすすめのフローリングをいたわる方法をご紹介します。
まずドライヤー、そして布粘着テープを用意してください。
手順は、ドライヤーで粘着剤の箇所をあたためて、少しずつ剥がします。
そして、剥がしきれなかった床に残る粘着剤を、粘着テープを使ってペタペタ取ります。
この方法は、剥がす範囲が狭い場合に試しやすいでしょう。
他には、お酢を使う剥がし方も手軽でおすすめです。
お酢が持つ酸の力で、粘着剤を融解し、剥がす作用があります。
お酢を浸したキッチンペーパーを両面テープの上に乗せて、30分放置しましょう。
お酢が両面テープに染み込んだあと、ヘラを使い、ゆっくり両面テープをこそぎ落していきます。
粘着剤がまだ残っているときは、消しゴムでこすると落ちやすいです。
金属の剥がし方
アルミ、ステンレスなどの金属から強力両面テープを剥がしたい場合は、金属を傷つけないように剥がします。
剥がす方法は、いくつかありますが、まずはドライヤーでテープの粘着部分をあたためて溶かしてみましょう。
剥がした跡がべたついて気になるときは、ヘラや定規で落としていくとキレイになります。
糸を使って剥がす方法もあります。
ピンと張らせた糸を両面テープの接地面に入れ込んで、糸を上下左右に引っ張り、こそぎ落していくやり方です。
糸を使うのは簡単ですが、力を入れすぎると指をケガする恐れがあるので、注意が必要です。
以上のことでも、剥がせないなら、シール剥がし剤を使うと良いです。
両面テープに吹きかけてから、約1分待てばキレイに剥がれます。
簡単で誰にでもおすすめできる方法です。
ただ、木や壁にはシール剥がし剤の溶液が、染み込んでしまうので使えません。
またプラスチックも溶けてしまう場合もあるため、使うことは控えましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。強力両面テープの剥がし方をご紹介しました。
剥がし方は、家にあるドライヤーや、お酢やハンドクリームなど身近な物を使ったものから、シール剥がしのような溶剤を使う方法など様々でした。
やりやすい方法を選んだり、組み合わせてみたりして、色々と試してみると良いでしょう。
ただ剥がす物の素材によって使えない方法もあるので、注意してくださいね。
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