この記事では、茹で卵がしっかり固まっていない場合と、冷えた殻付きゆで卵を温め直す場合の2通りの方法を紹介します。
茹で卵の中身がしっかり固まっておらず、殻付きのまま再加熱するなら、通常の茹で卵を作る時間と同じだけ茹でる必要があります。
また、冷えた殻付きゆで卵を再加熱するなら、40度~50度のお湯に10~15分程度浸すと、黄身まで温められます。
沸騰したお湯だと加熱されて固くなる可能性があるので、気を付けてくださいね。
ゆで卵の再加熱を殻付きでする方法
殻付きの茹で卵を再加熱する理由としては、主に2つあります。
1つは作ったゆで卵がドロドロだった場合、もう1つは冷えたゆで卵を温め直したい場合。
この2つについて再加熱の方法を紹介します。
卵がドロドロで固まってない場合
「ゆで卵を作って、殻を向いてみたら、白身がドロドロだった」という場合、もう一度茹でれば、プリっとした白身のゆで卵が出来上がります。
気を付けてほしいのが茹で時間。
ゆで卵の白身や黄身がかたまるかどうかは茹で時間だけではなく、温度も関係しているんですね。
白身や黄身が固まり始めるには、
- 白身→70℃前後
- 黄身→65℃前後
白身や黄身がしっかり固まるのは、
- 白身→80℃前後
- 黄身→75℃前後
が目安となります。
「黄身が固まりすぎるのは困る。一度火は通ってるし、あと5分くらい茹でよう」等とやりがちですが、一度お湯から取り出したゆで卵は、温度がどんどん下がっているんですね。
なので、再度5分程度茹でても、黄身や白身が固まる温度にはならずに、白身はどろどろのまま。
同じことを何度繰り返しても、茹で卵ができあがることはないんです。
殻付きで茹で直すなら、生の卵と同じ時間だけ再加熱します。
「水から茹でる」「お湯から茹でる」どちらでも大丈夫です。
実は、どちらの茹で方も出来上がりには差はないんです。
水から茹でる場合、茹で時間は沸騰してから数えます。
- 半熟→7分程度
- 固ゆで→12分程度
- とろとろ→6分程度
お湯から茹でる時間も、上記時間で大丈夫なんですよ。
ゆで卵が出来ていると思い、殻を少し剥いてしまった場合もありますよね。
ほんの少しなら、殻付きのまま、お湯でゆでても大丈夫。
殻の向けた部分から、お湯が入り込み白身に混じるということはないですよ。
冷えたゆで卵を温め直したい場合
殻付きの茹で卵を温め直すなら、40度~50度のお湯に10~15分程度浸しておきましょう。
黄身の中まで熱が伝わり、茹で卵が温められますよ。
沸騰したお湯に浸すと加熱することになってしまいます。
白身がゴムのように固くなったり、黄身が固まりすぎてパサパサになって、がっかりします。
ゆで卵が柔らかすぎて再加熱するなら電子レンジもイケる?
あまりにドロドロでゆで卵の形にならない場合、電子レンジで熱を加えるという方法もあります。
殻を割ったドロドロの茹で卵を耐熱容器に入れて、30秒くらい加熱すれば、形はいびつだけど、茹で卵になります。
卵サンドなど茹で卵を崩して使う場合に、おすすめの方法です。
電子レンジで再加熱する時には、爆発しないよう、黄身に何カ所か穴をあけるのを忘れずに!
ゆで卵の再加熱の賞味期限は?
固ゆでの茹で卵の場合
最初に加熱してから、すぐに再加熱して固ゆでにした場合、冷蔵保存で3日程度はもちます。
殻にヒビが入っていたり、殻の一部を剥いた状態のゆで卵を再加熱した場合、2日以内には食べきった方がいいです。
ひび割れた部分から、雑菌や空気が入り込んで、菌が繁殖したり、腐りやすくなったりするんです。
半熟ゆで卵の場合
半熟の茹で卵の場合は、殻付きでも1~2日で食べきったほうがいいです。
味付け卵の場合
麺つゆなどに漬け込んで味付け卵にしてから、冷蔵保存すれば、5日程度は食べられます。
期日内に食べきれない場合
もし食べきれないなら、細かく潰して塩などで味付けした状態で冷凍しておくと、1ヶ月くらいは保存できますよ。
フィリング状にしておくと、再利用もしやすいので便利です。
まとめ
半熟ゆで卵は、茹で時間がなかなか難しいです。
最近はお湯を少なめにして茹でる方法もあるけれど、茹で卵が全部漬かるほどのたっぷりのお湯でゆでる方が失敗は少ないです。
再加熱した後は、なるべく早く食べきりましょう。
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