プリムラマラコイデスの花が咲き終わったら、こまめに花がら摘みを行います。
プリムラマラコイデスは夏の暑さが苦手な為、夏越しできずに枯れてしまうことがとても多い植物です。
夏越しに挑戦するなら、涼しい半日陰で管理しましょう。
プリムラマラコイデスの花が終わったら
花がら摘み
プリムラマラコイデスが咲き終わった後、花がらを残しておくと、病気になる可能性があります。
病気になると、プリムラマラコイデスの花や葉が枯れる以外にも、他の鉢植えの植物も病気になる場合もあるんですね。
そのため、開花期間中は、花がらをこまめに取り除いてあげましょう。
花がら摘みの方法は以下の通りです。
花がらは、花がしおれたらすぐに花茎の先っぽを手やハサミで摘み取ります。
花茎の先っぽを取り除くと、下の方にあるつぼみが咲きやすくなりますよ。
また、花がらを取るときは、ダメになった葉や枯れた葉も一緒に取り除くことで、見た目を整えるだけでなく、病気や害虫の予防になります。
ひとつの花茎につく花のほとんどが咲き終わったら、花茎の一番下から清潔なハサミ等で切りましょう。
花茎を切り取ると、新しい花茎が出てきて、2週間程度で開花します。
もし種取りをしたいなら、花がらは残しておきましょう。
肥料
成長期から花が終わるまでは定期的に肥料をあげましょう。
液体肥料を月に2~3回与えるといいですよ。
花後に夏越しに挑戦するなら、8月を除いて薄めにした液肥を与えましょう。
プリムラマラコイデスの種取り
プリムラマラコイデスの花が終わると、茎の先に小さな実(蒴果)ができます。
蒴果(さくか)の中にはたくさんの種が入っていて、熟すとパチンと割れて種を周辺に飛ばします。
プリムラマラコイデスの種を取るなら、蒴果が割れる前に実を摘みとりましょう。
蒴果を摘んだらよく乾燥させ、紙の上でこすると、種が蒴果の中から出てきます。
プリムラマラコイデスの種はとても小さいので、見失わないよう気をつけてくださいね。
採取した種は乾いたまま、ふたのついた容器等に入れて、涼しいところで保管しましょう。
プリムラマラコイデスの夏越し
プリムラマラコイデスは多年草ですが、涼しい気候を好む為、高温多湿で過酷な日本の夏では、一年草として扱われることが多いです。
実際、夏の暑さに耐えきれず枯れてしまうことが多いんですね。
けれど、もし次の年もプリムラマラコイデスの花を楽しみたい場合は、夏越しにチャレンジしてみる価値はあります。
夏越しを行う際には、以下のポイントを押さえておきましょう。
夏越の準備
夏越しの準備として、枯れた葉や傷んだ葉は取り除き、葉が密集している場合は間引いて、風通しの良い株に整えます。
夏越しの置き場所
直射日光の当たらない明るい日陰(できたら半日陰がよい)で管理しましょう。
涼しいところが理想的なのですが、なかなか難しい場合は、木の枝に鉢をぶら下げたり、鉢を2重に重ねて日が当たらないようにしたり、冷房の効いた室内の明るいところに置くなどの対策があります。
夏越しの水やり
土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。
水切れには注意が必要ですが、水のやり過ぎも根腐れの原因になるので、土の状態を見て判断することが大切です。
夜間に葉に水を霧吹きすると、温度を下げて涼しくする効果がありますよ。
夏越しに成功すれば、秋には新しい芽が出て、冬から春にかけて再び花を咲かせてくれます。
まとめ
プリムラマラコイデスは、咲き終わった花茎を切り取ると、また新しい花茎ができます。
花が咲き終わるたびに、こまめにお世話すると長い間、開花を楽しむことができますよ。
夏に枯れてしまうことが多いですが、夏越しにもぜひ挑戦してみてくださいね。
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