洗濯機の水流でも、汗汚れなど簡単な汚れの6~7割は落ちると言われています。
けれど、頑固な汚れや強い匂いは水だけでは落としきれません。
汚れに不安がある場合は、洗剤を入れてもう一度洗うことをお勧めします。
また、漂白剤には、洗剤と同じ洗浄力はないので、汚れ落としにはなりません。
衣類の使用頻度や洗濯物の汚れ具合によって、そのまま干すか、もう一度洗うか決めるといいですよ。
この記事では、洗剤を入れ忘れた場合の対策、再洗濯するかどうかの目安などについて解説します。
洗濯洗剤入れ忘れでも汚れや匂いは落ちるの?
洗濯洗剤を使用せずに洗濯を行うと、水だけで汗汚れなどが約60~70%程度落ちると言われています。
けれど、油性の汚れや強い臭いがある場合、洗剤を使用して再度洗濯するのが望ましいです。
特に、皮脂やタンパク質によって引き起こされる臭いは、洗剤を使用して再洗濯することで、臭いの原因となる菌の増殖を防ぐことが可能です。
洗濯物がそれほど汚れていないと感じる場合、そのまま干すことも可能です。
しかし、不安がある場合は、洗剤を使用して再度洗濯することをお勧めします。
洗濯機の性能が向上している現在、水流だけでも一定の汚れは取り除くことができますが、臭いが気になる場合は、洗剤を使用した洗濯が最も効果的です。
2章タイトル:洗濯の途中で気づいたらどうする?
①洗濯機の一時停止
まず最初に、洗濯機を一時停止させます。
ほとんどの洗濯機には一時停止ボタンがついていますので、それを押してください。
②洗剤の追加
洗濯機が一時停止したら、次に洗剤を洗剤投入口に追加します。
液体洗剤をお使いの場合は、直接洗濯槽に注ぐことも可能です。
③洗濯の再開
洗剤を追加したら、洗濯機を再開させます。
これで、洗剤を使った洗濯が始まります。
④注意すべきポイント
最初の洗濯の残り時間を確認しましょう。
我が家の洗濯機の場合、最初の洗濯は10分間でして、洗濯機の表示は10分→5分→すすぎ1回目・・・となっています。
例えば、表示があと5分とかになっていた場合、まだあと5分あるのか、あと1分ですすぎに入るのかは分かりません。
最初の洗濯時間が結構残っている段階なら、途中で洗剤を入れても洗浄効果は発揮されるでしょう。
けれど、すすぎに入る直前なら、洗剤を入れてもすぐ排水されてしまい、期待するような洗浄効果が得られない可能性があります。
すでに洗濯機の水が排水されている場合や、洗濯サイクルが終了間近の場合は、洗剤を追加しても洗浄効果はあまり期待できません。
そのような場合は、洗濯が終了したら、そのまま干すか、もう一度、洗剤を入れて洗濯するかのどちらかになります。
再洗濯するかの目安
汚れも落ちていそうだし、特に匂いもしないという場合、その衣服を着る頻度で決めてもいいですね。
しばらく着る予定がない衣服や下着などは、念のために再洗濯しておくと安心ですよね。
反対に、使用頻度の高い服や下着類などは、乾いたらすぐに着て、次は洗剤でしっかり汚れを落とす、という方法も一つの案です。
ハイターや漂白剤だけ入れてしまった場合
洗濯洗剤を使わずに、漂白剤だけで洗濯した場合でも、基本的にはそのまま干して問題ありません。
水流で、漂白剤の成分は落とされているから、衣類に漂白剤の成分が残ってしまう可能性は少ないです。
洗濯用洗剤のような洗浄力はないので、上記で説明した水のみでの洗濯と同じレベルの汚れが落ちていると考えた方がいいです。
ただし、漂白剤のみで洗濯した場合、次の点に気を付けてください。
1.漂白剤の残留
漂白剤は強力な化学物質であり、適切にすすがれていないと衣類に残留する可能性はあります。
肌に触れると刺激を与える可能性があるため、すすぎが十分に行われていることを確認しましょう。
特に、敏感肌の方やお子様の衣類に対しては、十分なすすぎを心掛けてください。
2.洗浄力の低下
漂白剤は汚れを落とす力はあまりありません。
そのため、衣類が特に汚れている場合、洗剤を使用しないと十分に洗浄できない可能性があります。
特に、食べ物の汚れや泥汚れなど、頑固な汚れに対しては、洗剤の力が必要となります。
まとめ
洗濯は毎日の生活に必要な家事です。
洗剤を忘れてしまったときは、ショックと不安でいっぱいですよね。
けれど、水だけでも汚れはある程度落ちます。
最終的には、洗濯物の汚れや臭い、自分や家族の肌の状態など色々な要素を考えて、そのまま干すかどうか決めるといいですよ。
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