網の上にのせて炭火で焼いた食材は、味も格別ですよね。
しかし焼いているうちに食材がくっついたり、焦げたり、焼き終わった後の網は焦げ付いて掃除も大変です。
美味しく食材を焼いて、なおかつ後片付けも楽チンになるような、網の工夫についての話です。
バーベキューの網に張り付く・焦げつく原因
網と炭美を使って焼くのは、美味しい半面、面倒な手間もあります。
- 食材が張り付きとれにくい
- 焦げて美味しく食べられない
- 網に付いた食材は、そのまま炭火で焼かれ焦げ付きのもと
- 焦げ付いた油や食材のカスは落ちにくく掃除が面倒
等が挙げられます。
そして、食材が網に張り付いたり、焦げ付く要素として
- 準備不足
- 時間
- 火力
があげられます。
バーベキューの網にくっつかない方法
網に食材がくっつかない為のポイントは
- 網に酢を塗る
- 網をしっかり加熱する
この2点なんです。
酢を塗る
キッチンペーパーや刷毛を使って塗ってもいいし、スプレーボトルに入れてシュシュっとスプレーする方法もあります。
酢を塗ると、肉や魚のたんぱく質と反応してくっつかなくなるんです。
熱によって酸化するため、臭いも付きません。
お魚のグリルにも使える方法なので、ぜひ試してみてください。
バーベキューに酢を持っていくことって少ないと思うので、しっかり持ち物に加えておくようにしてくださいね。
網の加熱
バーベキューで重要なのが炭の火熾(おこ)しです。
炭に火が付くと安心して、さぁ焼くぞ!!と、すぐに食材を網の上に乗せていたのですが、それは間違いでした。
家庭で調理する場合、フライパンや鍋を充分に熱してから食材を入れますよね。
また焼き肉屋では、食材が運ばれてくる前に、お店の方が火を点けていませんか?
あれは食材が運ばれてくるまでの間に、網を加熱する意味があるんです!
だから、肉や野菜を乗せてもくっつかないのです!
バーベキューでも同じです。
炭に火が付いたら、まずしっかり時間をかけて網を加熱しましょう。
網が赤くなるくらい熱してもOKです。
最初が非常に肝心になります、10分程度は加熱してほしいですね。
途中で網を変える場合も、必ずしっかり加熱してから食材を乗せましょう。
バーベキューの網で焦げない焼き方
食材が網にくっつかない準備が整ったら、あとは焦がさずに上手に焼くだけです。
炭に火を熾(おこ)したら、炭の状態をよく確認してみてくださいね。
熾(おこ)したばかりの火は、青い炎が出ています。
青い焔の状態だと、火力が強く、その上に食材を置くと外はコゲコゲ、中身は生という状態になりやすいんです。
炭火調理は、近赤外線、遠赤外線を利用して調理をするため、炎は必要ないのです。
家庭での調理を例にとりますが、調理の段階で強火、中火、弱火を使い分けて料理をしますよね。
バーベキューでも同じです。
コンロの端から炭の置く量を調節し、強火、中火、弱火と3段階の火力の場所を作ります。
弱火の場所には、炭がほとんどない状態になりますが、赤外線効果で、しっかり熱を受けることができます。
弱火の場所には、網の下にアルミホイルやアルミ皿などをおいて、肉の油を受け取るようにすると、コンロのお掃除も楽になりますよ。
なかなか火が通りにくいものは、強火で表面を焼き、中火や弱火で火を通すなど焼き位置を変えると、焦げずに中まで火を通すことができます。
焦げやすいものは、中火や弱火でじっくり熱を通すのもおすすめです。
食材によって、置く位置を変えて調節してみてくださいね。
まとめ
美味しくバーベキューを楽しむためには、じっくり待つ、これが大切です。
バーベキューの準備をする際は、酢をお忘れなく。
ちょっとの工夫で、バーベキューの食材を一層美味しく食べられること間違いなしですね。
バーベキューの網の焦げ落とし方。汚れ掃除にはアルミが便利
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