自由研究で卵と酢のやり方、実験でなぜ溶けるのか、まとめ方も紹介

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スケルトン卵にひかれて、酢と卵の殻の実験を夏休みの自由研究にした息子。

せっかくなので、卵の殻がとける課程や実験の結果、まとめ方などについてお話します。

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自由研究で卵と酢のやり方

お酢で卵の殻を溶かす実験をするために用意した材料は、お酢・卵・容器・キッチンペーパー・輪ゴムの5点。

どれも家にある材料なので、揃えやすいかと思います。

我が家が今回、一気に4個のスケルトン卵を作ろうと大きめの容器を用意しましたが、数個作るなら1個づつ別の容器に入れてもいいと思います。

容器を選ぶ時の注意点ですが、容器の口が広めのタイプを選んでください。

というのは、スケルトン卵は水分を吸って少し大きくなるので、殻付きの卵がギリギリ入る大きさだと、取り出せなくなってしまうからです。

 

それから蓋ですが、密閉しないようにしてください。

お酢に含まれる酢酸と、卵の殻に含まれるカルシウムの化学反応で、二酸化炭素が発生します。

容器内に充満すると破裂する恐れもあるため、ラップに穴を開けたものや、キッチンペーパーなど通気性のあるもので、蓋をすることをおすすめします。

我が家は今回、キッチンペーパーを使いました。

後は、冷蔵庫に入れて、1日1回、卵の殻が溶けるまで、毎日観察していくだけ。

ネットでは、卵の殻が溶けるまで3日程度と書かれているところが多いですが、我が家の場合、6日かかりました。

その訳についても、後ほどお話しますが、もし3日で卵の殻が溶けないとしても、失敗ではないので安心してくださいね

 

失敗しないためのコツとして、

  • 卵や容器はゴミや汚れを落とす
  • お酢は安いものでいいので多め(卵1個に付き200~300ml)入れる

とよいです。

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卵と酢の実験なぜ溶けるの?

お酢に含まれる酢酸と、卵の殻の成分である炭酸カルシウムが化学反応すると、二酸化炭素・酢酸カルシウム・水に変化し、卵の殻の成分が変化するんですね。

実験途中で触ってみると、卵の殻自体が、ぷよぷよしているので、殻が違うものに変化しているのが分かりますよ。

殻が溶けても、卵が丸い形のままなのは、卵の殻の内側にある薄皮(卵殻膜)はたんぱく質でできていて、酢酸には溶けず、また強度が増すため、卵の殻の代わりをしているんです。

 

お酢に含まれる酢酸がなくなると、化学反応も止まって、殻が溶けるのが止まってしまうことがあります。

うちの場合、一度に4個もやろうと欲張ったせいなのか、3日経っても、殻はしっかり残ったまま(殻自体は柔らかくなってはいました)。

お酢は、卵1個に付き、200ml~300mlは使うようにしてくださいね。

▼もし3日経っても、柔らかくならないときは、こちらの記事も参考にしてみてください。
卵が酢で溶けない!実験を失敗させずに溶ける理由がわかります。


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自由研究で卵と酢のまとめ方

夏休みの自由研究で、うちの息子が行った卵と酢の実験のまとめ方です。

よかったら参考になさってくださいね。

題名

お酢で卵の殻を溶かす実験

この実験を選んだ理由

インターネットでスケルトン卵を知って、面白そうだったから

用意するもの

お酢・卵・容器・キッチンペーパー・輪ゴム

実験のやり方

容器に卵とお酢を入れて、キッチンペーパーと輪ゴムで蓋をします。

キッチンペーパーを使った理由は、容器の中に発生する二酸化炭素が溜まらないようにするためです。

お酢の量が少ないと、途中で溶けなくなってしまう可能性があるので、卵が全部浸かるようにたっぷり入れます。

冷蔵庫に入れて、毎日、卵の様子を観察します。

実験1日目

卵をお酢の中に入れて、少ししたら、たくさん小さい泡が出てきました。

実験2日目

お酢の表面に、白い泡がたくさん出きていました。

卵の周りにも、まだまだたくさん泡が出ています。

実験3日目


卵を取り出して触ってみたら、卵の殻がとても柔らかくなっていました。

でも、あまり殻は溶けていないようです。インターネットで調べてみたときは、3日位で卵の殻は溶けると書いてあったけれど、卵の殻がなかなか溶けないので、お酢を全部入れ変えてみました。

実験4日目

卵の殻が溶けて、中の透明な部分が少し見えてきました。

実験5日目


卵の殻がかなり溶けて、透明な部分がたくさん出てきました。さわるとぷよぷよしています。

実験6日目


ほとんど卵の殻が溶けていました。

指でこすると、残った殻がとれたので、全部こすって、水で洗い流しました。
残っていた殻の部分は、ざらざらの粉みたいな感じでした。
⇒卵は弾力があるけれど、爪等にひっかかると膜が破れてしまうので、指の腹で優しく洗うといいです。

ツルツルのスケルトン卵ができあがりました。

スケルトン卵を観察してみた


できたスケルトン卵は、ぷよぷよして弾力があります。
動かしてみると、中の卵の黄身は必ず上に上がって行きます。
スケルトン卵は、普通の卵よりも大きくなります。
理由は、卵の膜にはたくさんの小さな穴があいていて、そこからお酢の水分が入るからです。

スケルトン卵に力を加えると

スケルトン卵を少し力を入れて持ったら、あっという間に割れてしまいました。

割れたら、中から白身と黄身が出てきました。白身はいつもの透明でトロトロした感じです。

スケルトン卵を爪楊枝で刺したら

あっという間に中の白身が出てきて、表面の膜も破れてしまいました。

スケルトン卵に塩を塗ったら


スケルトン卵に塩を塗ったら30分位で小さくなりました。
一緒に作ったスケルトン卵と比べてみると、一回り位違います。

塩を塗ると、卵の中の水分が抜けるため、小さくなるそうです。

卵とお酢の実験をして分かったこと

卵をお酢の中に入れたら、本当に卵の殻は溶けました。
お酢の中の酢酸(サクサン)という成分と、卵の殻の炭酸カルシウムという成分が混ざって、卵の殻は溶けます。

卵から出ていた小さいたくさんの泡は、二酸化炭素です。

卵の殻の炭酸カルシウムが、お酢の成分の酢酸と反応して、二酸化炭素や酢酸カルシウム、水になって溶けます。

殻が溶けても、卵の形をしているのは、卵の殻の内側にある卵殻膜という薄い膜の成分がたんぱく質で、酢酸には溶けないからです。けれど、酢酸の力で、膜は丈夫になるので、中の白身と黄身を守っています。

卵とお酢の実験をした感想

とても楽しかったです。卵の殻が少しずつ溶けていく様子や、ぷにぷにした食感が面白かったです。
スケルトン卵は、光に当てると、少し中が透明になってきれいでした。

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まとめ

お酢と卵の実験は、材料が家にあるもので充分であること、観察中の置き場所を取らないこと、観察しやすいこと、など手軽にできる実験だと思います。

我が家は『お酢で卵の殻を溶かす』という題名にしましたが、テーマを『スケルトン卵を作ってみた』なども面白いかもしれないですよ。

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お酢に卵の殻が溶ける理由を化学反応式に表してみた

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