夜の爪切りは何時まで平気なのか。迷信の意味や災難を避けるおまじないも紹介

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「夜の爪切りは縁起が悪い」の「夜」は、『日没まで』と考えるといいですよ。

地域や気候によって日没時間は変わってくるから、お住いの地域の日没時間を調べてみましょう。

 

夜間の爪切りに関する悪い言い伝えは、科学的根拠はなく、昔の生活に由来する部分が大きいです。

現代の生活では夜に爪を切っても大丈夫ではあるんです。

 

けれど、やはり縁起は大切にしたいところ。

夜に爪を切っても悪いことが起きないとされるおまじないも紹介しますね。

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夜の爪切りは何時までならいいの?

夜に爪を切ると良くないというけれど、何時からが夜になるのでしょうか。

はっきり決まってないけど、太陽が沈んだらやめるのがいいでしょう。

つまり、日没までが爪を切れるということ。

 

太陽が沈む時間は、季節や地域によって違うから、注意しないといけないですね。

例えば、私が住んでいる東京近郊だと、12月は午後4時半頃には真暗だけど、6月だと午後7時くらいまで外は明るい。

 

昔から伝わる「夜に爪を切るのは縁起が悪い」という言い伝えは、昔と今では生活や医療の充実度が違うし、実は科学的な根拠もないんです。

だから、明るい家の中で夜に爪を切っても特に問題はないんです。

けれど、言い伝えには、昔の人の知恵や愛情を感じることができるから、大切にしたいなとも思っています。

もし夜に爪を切りたくなっちゃったら、明るいところで爪を切って、切った爪はちゃんと捨てるようにしましょうね。

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夜の爪切りは迷信や教訓の意味が込められている

夜の爪切りに関する悪い言い伝えには、科学的には全く根拠がないんですよ。

でも、なぜこんな話ができたのか、その由来を知ると、昔の人の暮らしや考え方がわかって面白いので紹介しますね。

語呂合わせで不吉なことを連想する

言葉の響きで「夜・爪」=「世・詰め」=「世を詰める」や「世詰め」と結びつけて、自分や親の寿命を縮めるとか、親の最期に立ち会えないとかいう不吉なことが起こると信じられたというものです。

これは、日本語の音韻における同音異義語の多さを利用した語呂合わせで、夜に爪を切るという行為に対して、恐怖や罪悪感を抱かせる効果がありました。

暗闇で爪を切るのは危険だった

昔は電気が普及していなかったら、暗闇で爪を切るのは危険で難しい行為でした。

それに爪切りという道具もなく、小刀やはさみなどで爪を切っていたので、夜に爪切りをすると手を切ったり、傷口から細菌が入って感染症を引き起こす可能性が高かったんですね。

衛生環境が悪く、医療技術が発達していなかった時代の事情を反映したものなので、現在の生活には結びつかないものとなっています。

爪を燃やすと火葬の匂いがする

囲炉裏の火の明かりで爪を切ると、切った爪が火に触れて燃えてしまい、それが火葬のにおいを連想させるんですね。

日本の古来の宗教観や死生観を反映したもので、夜に爪を切るという行為に対して、畏怖や尊敬を感じさせる効果がありました。

爪には人の魂が入っていると思われていた

切った爪には人間の気や魂が宿っているという考え方が昔はありました。

切った爪が悪霊や妖怪に取られてしまうという意味で「夜爪(やそう)」と呼ばれます。

昔は夜に爪を切ると、切った爪が邪気を呼び寄せて災難が起こるという信仰があったんです。

昔の職業に由来している

夜に城の警備をしていた「夜詰め」という役職も、言い伝えに結びついています。

夜詰めとは、戦国時代において、夜間に城の最も重要な場所を守るという任務を担っていた武士のことなんですね。

夜詰めは、城主の信頼を得ていた人物でしたが、その分、親が死んでも城を離れることが許されないという厳しい掟がありました。

そのため、夜詰めは親の死に目に会えないという悲運に見舞われることが多かったと言われています。

このことから、「夜詰め」=「夜爪」に変化し、夜に爪を切る親の死に目に会えないという言い伝えにつながったという説があります。

蛇が出る

夜に爪を切ると、切った爪が蛇に変わって出てくるという意味で「夜爪(やじゃ)」とも呼ばれます。

昔は夜に爪を切ると、切った爪が落ちた場所に蛇が集まってくるという現象があったそうなんですね。

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夜の爪切りから身を護るおまじない

夜に爪を切ると禍が起こるというのが、例え迷信でも、なんとなく気になりますよね。

夜に爪を切っても悪いことが起こらない為のおまじないは、さまざまな種類がありますが、よく知られているものをいくつか紹介しますね。

切った爪を包んで枕元に置く

夢の中で親に会って、爪を切ったことを謝罪するというおまじないです。親の死を早めるという迷信に対するもので、親に対する敬意や感謝の気持ちを表します。

切った爪を包んで、神社や寺に持っていって供養する

切った爪には人間の気や魂が宿っているという考え方から、切った爪を神仏に捧げて、災難を避けるというおまじないです。

神社や寺には、爪や髪の毛を供養するための箱や袋が用意されていることがあります。

切った爪を包んで、翌日の朝に家の四隅に埋める

切った爪を家の四隅に埋めることで、家を守るというおまじないです。

切った爪には人間の気や魂が宿っているという考え方から、切った爪を家の四隅に埋めることで、家の四方を囲んで邪気を払うという意味があります。

切った爪を包んで、翌日の朝に川や海に流す

切った爪を川や海に流すことで、切った爪に宿った邪気や災難を遠くに流すというおまじないです。

切った爪には人間の気や魂が宿っているという考え方から、切った爪を川や海に流すことで、切った爪と一緒に邪気や災難を水に浄化させるという意味があります。

切った爪を包んで、翌日の朝に鳥に食べさせる

切った爪を鳥に食べさせることで、切った爪に宿った邪気や災難を空に飛ばすというおまじないです。

切った爪には人間の気や魂が宿っているという考え方から、切った爪を鳥に食べさせることで、切った爪と一緒に邪気や災難を空に運んでもらうという意味があります。

上記で紹介したおまじないは、切った爪には人間の気や魂が宿っているという考え方に基づいています。

切った爪を丁寧に扱って、親や神仏に感謝したり、自然に還したりすることで、縁起が悪いことを回避するという意味があります。

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まとめ

科学的な意味はなくとも、昔の人の想いや経験などが込められているのが言い伝えです。

忙しくて日中に爪を切るのはなかなか難しいですが、言い伝えも大事にしたいところです。

どうしても今じゃなきゃだめ!というのでなければ、お休みの日の日中などに、爪切りをするのもいいですよね。

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