『人生で一番頑張ったこと』の例文を紹介します。
もし、今まで頑張ったことが思いつかない、という場合、派手なことや特別なことは必要ありません。
それよりも、自分が頑張ったと思う経験から、なにを学び、就職先でどう生かせるかアピールすることの方が大切です。
人生で一番頑張ったこと例文。転職の場合
転職活動の面接で、『人生で一番がんばったこと』を述べるなら、前職までの仕事の中で一番頑張ったことを述べると、仕事面でのアピールにもつながります。
例文①仕事でリーダーシップを発揮
学生生活では前に出ることが苦手で、キャプテンやリーダーなどの立場を避けて生活してきました。
ですが、前職では営業部門に配属され、リーダーという立場を任され、後輩を率先して指導する立場になりました。
初めは営業なんて自分に出来るのかが不安な所もありましたが、頑張れば頑張るだけ数字がついてくること、自分の努力を評価してもらえること等から、学生時代と比べて自分に自信が持てるようになりました。
頑張りが給与に結び付いたことは、正直とても嬉しかったです。
ですが、それ以上に、後輩を指導していくうえでその後輩が成長していく姿を見るのがとにかく楽しかったです。
個人的に相談を受けたりするなど、少なからず頼りにされていることを誇らしく思い、学生時代にはできなかったリーダーという立場の楽しさ、大変さを感じながら充実した日々を送ることができました。
例文②フリーランスで一人で全てを成し遂げたこと
会社勤めの時は、大変なことがあっても、上司や周りの同僚が助けてくれました。
しかし、転職をしてスキルを身に着け、念願だったフリーランスのコーディネーターになった時は、甘くはありませんでした。
それでも好きな仕事に就けた楽しさから、見積書や請求書の作成、縫製依頼、工事依頼などすべて一人で行うことになったため、お客様に出来上がった商品を渡す時はとても嬉しく感じました。
目標達成に向かって、やり抜く根気強さを学びました。
例文③長い年月をかけてやり遂げたこと
研究を行い、成果を論文にまとめる仕事を任されました。
まず目的を決め、目標に向けて研究内容を詳細に詰めるところで、多くの英語論文に取り組むことがとても大変でした。
その後、研究の計画を立て、どのようにデータを取るのかなど、綿密に計画を立てました。
苦労して研究データを揃えることはできたのですが、論文投稿にあたり、論文の書き方を勉強し、他の方の論文を参考にしながら、と試行錯誤の繰り返し。
再度データを取り直したり、文章を書き直したり、となかなか論文の採用には至らなかったのですが、諦めずに取り組んだ結果、約2年かけてやっと論文が採択されました。
この時は本当に嬉しくて、自分へのご褒美に外食したことは今でもいい思い出になっております。
この経験から、どんなことも諦めずにチャレンジすれば、ゴールにたどり着ける喜びを学びました。
例文④部署の立ち上げに貢献
現在勤めている会社で新規事業が立ち上がることになり、立ち上げ初期メンバーに抜擢されました。
立ち上げ初期は、私と直属の上司の二人で試作品の開発を行なっていました。
開発以外にも、ISO関連の書類の整備も同時に行い、多い時で残業が100時間を超える事が数ヶ月にも及びました。
最初は思ったほど売り上げが上がらず、がっかりしたことを覚えています。
しかし、苦労の末に少しずつ売り上げも伸び、人員も増え、立ち上げから約4年経過した現在では、私が所属する工場で1番の売り上げを維持しています。
まだまだ経費の面では大変なこともありますが、事業の立上げから軌道に乗せるまでは、簡単に出来ることではないので、良い経験をさせて頂いたと、感謝しております。
バイトの例文
例文①きつい環境の中で、人間関係を円満にし働きやすさを得た
夏休みのアルバイトとして、パン工場に勤務したことがあります。
重いカートを押したり、スピードを要求されるなど、勤務当初はヘトヘトになりながら帰宅したのを覚えています。
また、工場内での上下関係や、言葉のきつい従業員の方達からきつい言葉を浴びせられることもあり、落ち込むことも多かったです。
けれど、教えてもらったことはすぐにメモを取る、分からないことはすぐ確認する、返事やお礼は大きな声ではっきり言う、どんな支持も笑顔で対応する、などを心がけるようにしました。
そのうち、職場の方たちにも認めてもらえ、ミスをフォローして頂いたり、温かい言葉をかけて頂けるようになりました。
また、毎日勤務を続けることで、体力がつき作業がきついと感じることもなくなりました。
同じ日に入社した人達が次々に辞めていく中で、私自身も挫けそうになったことがありましたが、最後まで続けてよかったと思っています。
様々な人間関係があると思いますが、誠心誠意をもって取り組むことで、人間関係も円満になるという自信にもつながっています。
部活の例文
例文①中学、高校と同じ部活をやり遂げたこと
中学、高校と吹奏楽部に所属していました。
毎年、夏のコンクールがあり、金賞に向けて毎日練習をしていたのですが、野球部の応援や学業、全てを両立させて進めるのはとても大変でした。
時折、部活のメンバーや先輩方とも衝突しあい、意見の食い違いやすれ違いで、本気で部活を辞めようかと悩んだこともありました。
ですが、話し合いを重ね、お互いの思いを伝えあうことで、部員同士の絆が深まり、とても嬉しかったです。
大会近くになると、課題曲、自由曲を連続演奏するというハードな練習が入ります。
最初のうちは集中力が続くのですが、回を重ねていくうちに荒さが目立っていき、10回目に到達する頃にはもうボロボロで、録音した演奏を聞きたくないほどでした。
ですが、これを通して新たな課題も見つかり、本番迄に沢山ブラッシュアップをした結果、本番では金賞を頂くことが出来ました。
例文②部活にのめり込んだこと
高校に入学し、友人に誘われてバドミントン部に入りました。
私は入部してから1年ぐらいは、適当に参加して部員との会話を楽しむ程度でした。
ですがある日、熱心な先輩から指名を受けて、先輩の凄いスマッシュを浴びせられました。
その時に1球だけラケットに当てることができて、先輩も驚いていましたが、私自身もとても驚いたのを覚えています。
その日から、部活スイッチが入り、先輩に練習に参加させてほしい、と直訴しました。
毎日、放課後16時から20時頃まで、基礎的な練習がひたすら課せられました。
帰宅は22時半頃で、土曜日も午後に練習があり、最初の頃とは違いハードな日々が続きました。
頑張って練習を続けたかいもあり、最初は歯が立たなかっメンバーとも互角に渡り合えるようになりました。
大会に出場することはなかったけど、毎日ひたすら練習したことや、練習終わりにジュースを飲みながら話したことは良い思い出です。
例文③悔しい思いをバネにして、自己改善に努めたこと
私は今30歳ですがこれまで生きてきた中で1番頑張ったのは高校時代の部活動です。
小学生の頃から10年位サッカーに取り組んでおり、高校へはサッカーの特待生として推薦入学しました。
入部した初めの頃は、試合に出ることができたのですが、中学生の頃に通用していたドリブルやフィジカルなどが全く通用しなくなっていました。
私は中学生の頃から体の線が細い方であり、それが弱点だと知っていながら、通用していたので気にしていなかったのです。
次第に試合に出れない事が多くなり、とても悔しい思いをしました。
その悔しさから、私はフィジカルを全面的に向上させる為に、1日5食とウェイトトレーニング、ドリブルの質が落ちないように自主練も行いました。
挫折を経験したことで、自分の弱点や不得意分野に真正面から向き合い、克服することの大切さに気付くことができました。
高校生活の例文
例文①3年間、投げ出さずに決めたことをやり続けたこと
私が通っていた高校は進学校ということもあり、日々勉強に追われていました。
また、部活動も活発に行われていた学校でもあったので、文武両立することが非常に大変だったのを覚えています。
私はバドミントン部に所属し、放課後は19時30分くらいまで練習を行っていました。
ヘトヘトになりながら自転車を漕いで帰宅した後も、授業の復習(宿題)、予習を欠かさず行いました。
特に予習が大変で、眠たい中で、英語や古文・漢文の語訳や変換、数学の問題を解く、などほぼ毎日、3年間行なっていました。
辛くて途中で投げ出したくなったこともありましたが、高校生活最後まで続けられたことは、私の自信につながっています。
人生で一番頑張ったことがない場合
考えてみたけれど、特に自分の人生の中で、これといった頑張ったことはない、という人は多いです。
『自分の人生の中で一番頑張ったこと』なのだから、どんな小さいことでもあるはずです。
他人と比較して秀でていること、派手なこと、ドラマチックな展開などをあげる必要はありません。
- 習い事を長い間続けた
- 苦手な学校のマラソン大会で最後まで完走した
- レギュラーには選ばれなくても、部活にはしっかり参加して練習に励んだ
- 難しい本を読破した
- 長年、趣味を続けている
などなど、どんなことでも大丈夫です。
肝心なのは、『人生の中で一番頑張ったこと』が仕事にどう生かせるのか、が企業側の知りたいことです。
- 辛いことも最後までやり遂げる自信がある
- コツコツと努力を積み重ねることが得意
- レギュラーやリーダーになれなくても、縁の下の力持ちとして、力を発揮できる
- 一度取り組んだことは最後までやり抜く
- 苦手なことも挑戦する意欲がある
などなど、自分のPRポイントにつなげることが一番大切です。
まとめ
実体験に基づいた例文をいくつか紹介させて頂きました。
会社側には、どんなすごい経験をしたのかを伝えるのではなく、『人生で一番頑張った体験』から成長した結果をPRできるといいですよ。
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