給食の仕事って、子供の学校休みに合わせてお休みできるから、ありがたいですよね。
でもでも・・・いざ仕事を始めてみたら、作業の多さやスピード、女性ばかりの集団環境についていけず、心身共にヘロヘロになっているお母さんも多くいるんじゃないでしょうか。
仕事が覚えられないのは、とっても辛いし、しんどいですよね。
- 給食パートがなかなか覚えられない理由
- 私が給食の調理補助パートとして働いていた時に、作業を覚えるためにしたコツ
- 仕事が覚えられなくて、『私は向いていないのかも・・・』落ち込んでいるときのアドバイス
- 給食パートを辞めたいと思ったときの対処法
について、まとめたので、よかったら参考にしてみてくださいね。
時間に縛られない在宅バイト「コールシェア」
給食の仕事が覚えられない理由と対策
数か月で覚えられる作業量ではない
私は2年ほど、いわゆる『給食のおばさん』としてパート勤務していました。
なので、私よりちょい前に働き始めた人も、私の後から入ってきた人も何人もいました。
私も含めて、給食の仕事を始めてから数か月で、作業を覚えて余裕でこなせている人はいませんでした。
もしかしたら、『私は数か月で一通り動けるようになったわ!』という要領のいい人もいるやもしれませんが。
少なくとも、私や私の前後に入社してきた人たちの中では、なかったです。
だから、今この記事を読んでくれているあなたの勤務月数が浅いなら、仕事がなかなか覚えられないことは、当たり前なんです。
なかなかゆっくり覚えられる時間がない
自校式なら数百食、給食センターなら数千食程度の給食を毎日作ります。
安全・安心な給食を提供するための細かなルールや手順もあります。
作業時間も限られていて、全員で必死に動き回ってもなんとか1日の業務が終わる感じでした。
作業中はとにかく慌ただしくて、スピードも要求されるから、ゆっくり教わる時間や、分からないこと(忘れたこと)を質問するタイミングがなかなかないんですよね。
私の場合は3日間は先輩パートさんがついてくれて、ひととおり教えてくれたのですが。
勤務を開始して4日目には『独り立ち』なので、心の中で涙出そうになったのを今でも覚えています(^-^;。
先輩も最初は初心者だけど忘れてる
私が働いていた職場には、かなり強気な先輩ママもいて、作業が遅かったり間違えたりすると、言葉や態度でキツイ対応をされることもあったんですけれどね。
その人より前から働いている人(職場では一番の古株さん)の話では、やはりなかなか作業が覚えられず、周囲からつらい対応をされたこともあったそうなんです。
今じゃ大ベテランで、強気な言動はキツイ時を乗り越えて仕事を覚えたという自信から来るのかもしれません。
だから、あなたも頑張って乗り越えようね!ってことではなく。
慣れた手つきスイスイ作業を進める職場の先輩ママ達も、給食の仕事を始めたころは、なかなか覚えられなかった人も多かったんじゃないでしょうかね。
その頃のこと、覚えていてくれるといいんですけれどね・・・。
仕事を覚えるために私がした作業を紹介
とにかく調理補助として給食の仕事をするには、作業手順や作業内容を覚えるっきゃありません。
給食の仕事って、衛生管理から配管・洗浄まで、とにかく細かく作業が細分されていますよね。
作業やルールをすべて覚えて、ほとんどミスなくこなせるようにするには、とにかく覚える必要があります。
①メモをとる
ありきたりですが、作業中はとにかくメモメモ( ..)φ
教えてくれる人は忙しいので、走り書きです(笑)
②家で復習
作業中のメモは走り書きで汚いので、家に帰ったら復習がてら別のノートに丁寧に書き直し。
前に書いた内容も読み返し。
聞いているときは覚えたつもりでも、次の日になったらあやふやなんてことが多かったんですね。
家での復習で、落ち着いてゆっくりノートに書くと、その日の記憶も残っているので、メモの情報と合わせてまとめることができました。
③献立の先読み
これは先輩パートさんがやっていたことなのですが。
献立によっては作業が面倒なものとか、作業手順が分かりにくいメニューもありますよね。
なので数日先の献立をチェックして、自分が作業に関連するようなら、前もって作業手順を復習しておくと、作業当日の安心度が違います。
私がいた給食室は、ローテーションで作業内容が分かれていたので、『あ!私、来週はこの部屋担当だから、あの作業の担当だな』みたいな感じで想定していました。
④スピードはあきらめる
作業を覚えてスムーズに作業をこなせるようになると、スピードがアップしてくるようになります。
作業が覚えられないうちは、スピードより正確性を重視しました。
スピードは速くても、作業を間違ってたら余計な時間がとられるし、なんてこった!なミス犯したら困りますよね。
作業が終わってなくてほかの職員に溜息つかれたり、注意されることも多々あったのですが、取り返しのつかない失敗の方が怖かったので、まずは正しい作業をできることを優先しました。
スピードはあとからついてきますよ。
⑤休憩時間や比較的ゆとりのある時に質問する
分からないことがあっても、なかなか質問するタイミングつかめないですよね。
作業が忙しい時は、給食室全体が慌ただしい雰囲気になっているので、なおさら聞くのが難しい・・・。
なので、休憩時間や、献立によってはゆとりがあるときもあるので、そういった時間に分からない部分を質問してました。
調理補助に向いてない人もいる
作業ペースに慣れるのにかかる日数
私自身、調理補助に向いてないのでは・・・って何度も悩みました。
私の場合になりますが、給食の調理補助のパートを始めてから
- 給食室内のおおまかな作業内容に慣れるのに1か月
- おおまかな作業手順を理解するのに3・4か月
- 細かな作業内容を覚えるのに半年程度
はかかったと思います。
おおまかな作業手順が覚えられると、少しずつ自分のペースでできるようになり、作業のスピードも上がってきます。
そして1年間を通して、行事食など年1の献立も経験して、やっとこさ流れを理解できたわって感じでした。
行事食なんて年に1回~数回程度しかでないので、次出てくるときは作業手順忘れてるんですよ(笑)
それは、他のパートさんも同じでした!
給食の仕事に向かない人の特徴
根気よく続けていれば、個人差はあるものの仕事も覚えて、スムーズに動けるようになってくると思います。
けれど、やっぱり続かなくて辞めてしまうパートや正社員の人もいました。
一概に向いている・向いていないとは言い切れないのですが。
実際に給食の仕事を辞めていった人の特徴として
①分からないことをなかなか質問できない
元々の性格で質問するのが苦手・環境や人が怖くなって聞きづらい・・・など理由は色々あります。
分からない作業が分からないままなので、毎回つまづいてしまい、
という悪循環に陥ってしまったようです。
②メモをとらない
記憶力がいいからと、メモをあまりとらないパートさんがいました。
確かに覚えもよくて、だいたいの流れはすぐ覚えてしまったのですが、細かい作業手順で同じ間違いを何度も繰り返し、ほかのパートさんとトラブルになって退職しました。
メモをとって質問するのと、メモを取らないで同じ質問を繰り返すのでは、他の従業員の態度も変わってきます。
③体力がない人
給食の仕事中って、スピードが要求される仕事が多いです。
重い食缶を何度も運んだり、何千枚ものお皿を洗ったり体力も必要です。
仕事を始めた頃は体力がなくても、働いているうちにスピードにも慣れ、作業量に見合う体力も付いてきます。
スピードや体力がアップするのに半年くらいは必要かもしれません。
④自分のペースで仕事をしたい人
スピーディに仕事をしたい人は慣れるのも早いかもしれません。
ゆっくりしたペースで作業をしたい場合、給食の仕事を続けてスピードに慣れても、しっくりこない可能性があります。
毎日怒られる人の特徴
毎日怒られている人は、だいたい次のような特徴の方が多かったです。
- 性格が優しい・気が弱い
- 仕事のペースがゆっくりで、忙しいペースに付いていくのが難しい
- 同じミスを繰り返してしまう
やる気はあるのだけれど、仕事のペースについていくことができず、焦って同じようなミスを繰り返していました。
また、毎日怒られることで萎縮してしまい、
分からなくても怖くて聞けない→作業が進まず遅れる→怒られる→焦ってミスをする→また怒られる
といった負のループに入り込んでしまうんですよね。
でも、必ずしもパートさんが悪いわけではなく、現場のリーダーの性格のせいもありました。
笑ってフォローしてくれるリーダーの時は、みんながノビノビ作業できていて辞める人は少なかったです。
でも、配置転換で新しく来たリーダーは、思い通りに作業が進まないと怒りを露わにする、誰かがミスをすると怒鳴る、といった感情表現をする人だったので、新しく入った人は毎日怒られる、すぐ辞めてしまう人もいました。
もし、給食の仕事の現場で毎日怒られている場合、本当は怒られるべきではないことで、怒られている可能性も大きいです。
調理補助の仕事がしんどいなと感じたら
働く期限や目標を決めてみる
調理補助の仕事がしんどい。
けれど、まだ働き始めて間もないし辞めるかどうか悩む。
というなら、ここまでは働いてみようという期限や目標を設定してみるのはどうでしょうか?
- 給食の仕事が覚えられなかったり
- 作業ペースについていけなかったり
- 日々怒られたり注意されたり
- ほかの従業員とうまくいかない
など、つらくてしんどい状況。
これから先ずっと続くと思ったら気分が落ち込んじゃいますよね。
なので、まずはゴールを決めてみるんです。
例えば今から3か月後を目標にして働いたら、いつのまにか仕事が覚えられているかもしれないですよね。
反対にいくら頑張っても作業の流れについていけてないかもしれない。
目標まで働いてみた状況で、給食の仕事を辞めるか続けるか判断するのもありだと思います。
あまり長い期日を設定すると、先が長すぎてしんどくなるので、1か月先でも3か月先でも、自分が達成できそうな期間で設定してみましょう。
これ以上は無理だと感じたら
働く期限を決めてもしんどくて無理。
メモとって一生懸命動こうと頑張っているけれど無理。
という場合、無理せずに退職の意思を固めることもありだと思います。
今の仕事が長続きしなかったから次の仕事も長続きしない、ということはないです。
給食の仕事を短期間で辞めた人でも、次の職場では長ーく勤務している人もいます。
私も今の仕事内容がまさに天職という感じで、毎日通勤がとっても楽しいです(^^♪
▼給食パートを辞めると決めてから退職するまでの話。退職理由の実例もたくさん載せています。
まとめ
給食の仕事で覚える作業内容は多いし細かいです。
だから2か月、3か月でちゃんと覚えて、作業場のスピードにも合わせるというのは難しいです。
仕事内容を覚えて、時間内に作業をこなせるようになるまで、半年~一年位の猶予を見ておくといいんじゃないかなと思います。
時間に縛られない在宅バイト「コールシェア」
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